『マルクス・アウレリウス「自省録」を読む』は、古代ローマ皇帝の哲学的内省を丁寧に解説した一冊です。自己の感情や欲望を客観視し、倫理的に生きるための思考法が具体例とともに示され、日常生活に応用できる示唆に富んでいます。歴史的背景や思想の文脈も踏まえ、自己改善や心の平静を追求する過程が分かりやすく整理されており、哲学を実践に結びつける力強いガイドブックとして価値ある作品でした。
「今」を生きるための珠玉の言葉の数々
『自省録』とは、約2000年前のローマ帝国の皇帝マルクス・アウレリウスが「自己との対話」を書き記した“メモ〞です。
皇帝でありながら哲学者としての生き方を模索したアウレリウスは、自ら兵を率いた戦地で夜な夜な筆をとり続けたといいます。
権力に溺れることなく、哲学の主題である「人生とは何か」「幸福とは何か」という問いに向き合った哲人皇帝。その内面からあふれる言葉は、各界のリーダーをはじめ多くの人々の心をひきつけてやみません。
本書では、母親の病室で『自省録』に触れて以来、長年にわたって探究してきた著者が、アウレリウスが残した言葉の真意を考えます。
著者が選び、翻訳した100を超える言葉から見えてくる「幸福な生き方」とは?
第一章 アウレリウスと『自省録』
第二章 哲学が守る
第三章 自然に一致して生きる
第四章 他者と共生する
第五章 自分を見つめる
第六章 感情とどう付き合うか
第七章 外にあるものは人を不幸にしない
第八章 困難にどう向き合うか
第九章 善悪無記なものに固執しない
第十章 運命を受け入れる
第十一章 死について
第十二章 今ここを生きる
第十三章 『自省録』を超えて
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