宇野哲人『中庸』は、儒教の古典『中庸』の思想を現代的に解説した一冊です。偏らず極端に走らない「中」の精神や、日常的に徳を実践する「庸」の考え方を具体例とともに示し、自己修養や人間関係の調和の大切さを学べます。読むことで、日常生活における節度やバランス感覚の重要性を再認識でき、現代社会で心穏やかに生きるための指針となる実践的な書です。
人間の本性は天が授けたもので、それを”誠”で表し、「誠とは天の道なり、これを誠にするのは人の道なり」という倫理道徳の主眼を、首尾一貫、渾然たる哲学体系にまで高め得た、儒教第一の経典の注釈書。
1 中庸句序
2 中庸
1.天の命ずるをこれ性と謂い
2.仲尼(ちゆうじ)曰く、君子は中庸をす
3.子曰く、中庸はそれ至れるかな
4.子曰く、道の行われざるや、我これを知る
5.子曰く、道はそれ行われざるかな
6.子曰く、舜(しゅん)はそれ大知(たいち)なるか
7.子曰く、人皆予知(ひとみなわれち)ありと曰う
8.子曰く、回の人と為りや、中庸を択び
9.子曰く、天下国家をも均しくす可(べ)きなり
10.子路強を問う。子曰く、南方の強か
11.子曰く、隠れたるを素め怪しきを行うは
12.君子の道は費にして隠なり
13.子曰く、道は人に遠からず
14.君子その位に素して行い
15.君子の道は、辟(ちか)えば遠きに行くに必ず邇き自りするが如く
16.子曰く、鬼神の徳たる、それ盛んなるかな
17.子曰く、舜はそれ大孝なるか
18.子曰く、憂いなき者はそれ惟文王(ただぶんのう)か
19.子曰く、武王周公はそれ達孝なるか
20.哀公政(あいこうまつりごと)を問う。子曰く、文武の政、布いて方策に在り
21.誠よりして明なるこれを性と謂う
22.唯天下の至誠、能くその性を尽くすことを為す
23.その次は曲を致す。曲能く誠あり
24.至誠の道はもって前知す可し
25.誠は自ら成るなり
26.故に至誠は息(や)むなし
27.大なるかな聖人の道
28.子曰く、愚にして自ら用うるを好み、賤にして自ら専らにするを好み
29.天下に王たるに三重あり
30.仲尼、堯舜を祖述し、文武を憲章す
31.唯天下の至聖、能く聡明睿知にしてもって臨むあるに足り
32.唯天下の至誠、能く天下の大経を経綸し
33.詩に曰く、錦を衣て絅を尚うと
3 『中庸』講義
1.子思略伝
2.『中庸』の作るゆえん
3.『中庸』の表章
4.天道論
5.倫理説@##
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