家族が認知症になったら読む本 おすすめ6選 対処法など

家族が認知症になったとき、何をすべきか戸惑う方も多いと思います。そこで今回は、そんな時に読みたい本を6冊ピックアップしました。これらの本は認知症の症状や対処法、そして患者と家族がどう向き合っていくべきかを教えてくれます。リアルなエピソードや幅広い角度から描かれた認知症の世界に触れることで、不安や迷いを少しずつ解消していけることでしょう。教科書的な知識だけではなく、人間ドラマも存分に描かれている作品ばかり。ぜひ、手に取ってみてください。
『認知症になった家族との暮らし方』

認知症になった家族を介護するとき、戸惑いや不安、葛藤がつきまといます。認知症の人に寄り添いながら、できるだけお互いに穏やかに暮らすためにはどうしたらよいか、本書では様々な事例ごとにマンガを交えてアドバイス。認知症になった人の心理から、症状の表れ方、利用できるサービスの情報も掲載。
1章 家族が認知症になったら…?
2章 時期ごとの向き合い方
3章 こんなとき、どうしたらいい?
4章 まわりの人と協力し合うために
5章 利用しよう!地域支援とサービス
6章 認知症の基礎知識
作者 | 公益社団法人 認知症の人と家族の会 |
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価格 | 1430円 + 税 |
発売元 | ナツメ社 |
発売日 | 2018年01月15日 |
『家族で「軽度の認知症」の進行を少しでも遅らせる本 正しい理解と向き合い方』

薬剤より「人薬」が効果的!不安・無気力にさせない話の聞き方、身体機能維持のための口腔ケア、無理のないケア体制等、家族ができることを認知症専門医が明かす。楽しく快適に過ごせる積極的な“関わり”で進行を穏やかにする本
●薬剤より「人薬」が効果的!
「世話をする」ことが「関わる」ことではありません!
本人がまだできることでも、忙しさのあまり、「危ないからやめて」「汚いからかして」「どうせできないんだから」「着せてあげる」「ぜんぶ、私がやるから!」
と、ついイライラ、険しい言葉を浴びせて、代わりにやってしまっていませんか。
これでは、なにかしようとするとまた叱られると、本人は落ち込むばかりです。
よかれと思ってしていることが、意志や意欲を奪うこともあります。
本人もケアする側も幸せでいるために、まずは、関わる“とき”と“方法”を見直してみましょう。
よい接し方が本人を幸福にし、進行を緩やかにします。科学的根拠があって進行抑制効果が認められている23の“関わり”ポイントを通して、楽しく積極的に認知機能をキープしていく方法。
Part1 今の状況を受け止めて
正しい知識で「認知症」に対する不安をやわらげる
Part2 積極的な“関わり”で進行を緩やかに
「目の前の相手は未来の自分だ」とイメージして向き合う
Part3 本人の「楽しさ・快適さ」をキープ
認知症の発症・進行を遅らせるための“関わり”ポイント23
Part4 がまん・無理をしすぎない
ケアする側の健康管理も本人の症状に影響する
作者 | 内門大丈 |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | 大和出版 |
発売日 | 2022年04月14日 |
『家族が認知症になったときに読む本』

作者 | |
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価格 | 不明 |
発売元 | コスミック出版 |
発売日 | 2019年10月 |
『家族のための認知症ケア ともに暮らすためにできること、知っておきたいこと 別冊NHKきょうの健康』

作者 | NHK出版/繁田 雅弘 |
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価格 | 1089円 + 税 |
発売元 | NHK出版 |
発売日 | 2021年03月30日 |
『家族が認知症になった時の 接し方・介護・頼れるサービス』

●認知症になった家族を介護する人に役立つ一冊
認知症の人の介護は、
休みのない介護で「体力」を削られ、
認知症の家族に、介護者のことを忘れられることで「気力」を奪われ、
施設やデイケアなどを利用することで「お金」が減ってしまうことがあります。
介護を始める当初は「大切な家族だから、不自由のないようにていねいに介護しよう」と思っていても、長期間にわたり、「体力」「気力」「お金」に対して負担がかかることで、辛い気持ちになってしまうことも少なくありません。
介護の負担を減らし、介護者も認知症の人も笑顔で暮らせるようサポートできればという願いから、生まれたのが本書です。
●介護する前に知っておきたいこと
皆さんは認知症に対して、どのようなイメージをもっていますか。
「認知症になってしまったら、すぐに何もできなくなってしまう」というのは誤解です。そのような思いで介護をしてしまうと、認知症の人が介護者の不安を感じ取り、悲しみや怒りの感情を持ってしまいます。
その結果、介護者と認知症の人が上手くコミュニケーションをとることができなくなり、介護者の負担が増えてしまいます。
つまり、介護者の負担を少なくするためには、まずは認知症について学ぶことが大切なのです。
本書では、認知症に関する情報を、マンガとQ&Aで紹介しました。
まずは、認知症について学ぶことから始めていきましょう。
●介護の負担を軽くするためには
認知症の介護で大切なのは、一人で抱え込まないことです。
他人に迷惑かけたくないと、誰にも頼らずに介護してしまう人がいます。その結果、認知症の人と介護者が共倒れになってしまっては、元も子もありません。
介護や福祉の専門家、家族、認知症の人が一丸となり、介護に向き合うことが大切です。
本書は、サービスと介護保険について、利用方法や制度のしくみなどを紹介しています。
介護で他の家族を頼ることができないという人は、デイケア、ホームヘルパーといったサービスの利用を検討してみましょう。お金に余裕がなくてサービスを受けられないという人でも、要介護認定の申請をすれば介護保険を使える可能性があります。
これらの制度を知ることが、きっと皆さんの助けになるはずです。
●介護が楽になる、認知症の家族の向き合い方・接し方
介護を続けていくうえでは、認知症になった家族との向き合い方と接し方を考えることが大切です。
認知症の人の心理状態は、介護する人の心の映し鏡だといわれています。
本書には、笑顔で接する、環境を整えるなど、介護の負担軽減につながる詳しい向き合い方・接し方を紹介しています。
また、デイサービスに行きたがらない、同じ服を着続けるなど身なりを構わなくなるといった悩みについて、シチュエーション別に介護の悩みを解決するヒントを紹介し、介護者の皆さんをサポートします。
1章 誤解だらけの認知症 〜認知症を正しく理解しよう
2章 認知症の人の生活を支える制度と準備
3章 介護を楽にする家族の向き合い方・接し方
4章 シチュエーション別・介護の悩みを解決するヒント
作者 | 内門 大丈 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | ナツメ社 |
発売日 | 2024年01月18日 |
『気持ちが楽になる 認知症の家族との暮らし方』

認知症の人と、その家族がともに幸せな生活を送るための本です。
認知症になっても、かけがえのない家族には変わりありません。心配で、症状が進行しないようにと、トレーニングやリハビリテーションをさせようと思うかもしれません。しかし、それよりも本人の声を聞くことが大事です。
何をしたいか、遠慮していることはないか、尋ね、考え、一緒に実行してみましょう。思いが通じ合えば、より暮らしやすくなり、心地よい環境になることで、認知症の症状は必ず変わります。
本書は、4つの章から構成されています。気になるところから読み進めてください。
1章 いろいろなことを乗り越えてきた家族の体験談から、認知症の人との暮らし方のヒントが見つかります。
2章 知っておきたい体の変化、体調管理について役立つ情報。目、口、耳、肌、足の専門医がアドバイスします。
3章 認知症について知りたいことをQ&A形式で紹介。症状、病院の選び方、検査についてなど。
4章 家族の負担が軽くなる医療や介護のサービスの使い方を紹介。誰に何を頼めるのかがわかります。
1章 認知症の人と一緒にいろいろなことを乗り越えてきた家族から教えてもらいましょう
家族の体験談から暮らし方のヒントを見つける
2章 からだの変化を家族がよく見てサポートしましょう
目、耳、口、肌、足の専門医からアドバイス
3章 認知症かもしれないと気づいたときから家族が知りたい12のこと
「認知症かもしれない」と思ったらどうすればいい?/どんな病気?/症状にはどんなものがある?/薬は飲んだほうがいい? など
4章 医療や介護のプロの力と地域の力を借りて暮らしを明るくしましょう
介護保険の申請手順/医療・介護のプロってどんな人?/在宅で受けられるサービスとは?/介護施設について
作者 | 繁田 雅弘 |
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価格 | 1430円 + 税 |
発売元 | 池田書店 |
発売日 | 2018年06月15日 |
それぞれの本には、あなたが直面するかもしれない問題を乗り越えるヒントや知恵がたくさん詰まっています。そしてそれらは、あくまで一面的な対処法ではなく、全体的な視野で見るべきことを教えてくれます。たとえば、認知症の家族がどれほど混乱しているか理解すること、その感情を共有すること、そしてどのようにそれに耐えるか。それは困難かもしれませんが、それが実際に家族が直面する日々の現実です。
しかしながら、これらの書籍はあくまでガイドであり、一人で全てを抱え込む必要はありません。認知症を持つ家族とどう接するか、ということを考える際には、プロフェッショナルな介護士や医療専門家、地域の支援制度などを利用することも忘れないでください。一緒に頑張っている家族の方々がいることを思い出し、情報と経験を共有することで、互いに支え合うことができます。
そして何より、この苦境を乗り越えるためには、自分自身の気持ちを大切にすること、自分自身の心身の健康を守ることが何より大切です。時には自分のために時間を取ることを忘れないでください。どんなに厳しい状況でも、自分のために時間を取ることで、新たな視点を得て問題に取り組む力を手に入れることができるでしょう。
今回紹介した本たちは、それぞれ異なる視点から認知症を描いています。でも、一つ共通していることは、認知症と向き合うための大切な援助、知識、情報を提供してくれるということ。その中から自分に合ったもの、家族に合ったものを見つけてみてください。その一助になれれば、これほど幸せなことはありません。家族との絆が、これからの道のりを明るく照らしてくれることを心から願っています。
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