浜辺に打ち上げられた一台の古いカメラ。拾った少年が、中のフィルムを現像してみると、そこに写っていたのは……。

コールデコット賞を3度受賞したデイヴィッド・ウィーズナーによるロングセラーの文字なし絵本。

現実に存在するかのようなリアルで精緻な描写に、想像をかきたてられます。

小さな黒い魚スイミーは、兄弟みんなが大きな魚にのまれ、ひとりぼっちに。海を旅して出会った仲間と大きな魚に立ち向かいます。

ぼくはうさぎちゃん。いつもはへやのなか。よるはかごにいるけど、ちゃんとあけかたしってるんだ（ないしょだよ）

さん　ささーん。わたしは、波。波の1日は忙しい。朝一番で船を沖へと送り出し、さざ波で泣く子をあやす。いたずら小僧と鬼ごっこした後は、海水浴で賑わう浜辺で大はしゃぎ。昼下がり、まどろみから目をさましたら。海ってほら、不思議な出会いがあるでしょう。あなたも海へ来れば、きっとわかるはず。そして、夕陽が沈み、闇がきて、満月が顔を出すとき…？　海の町で育った注目の新進作家・阿部結が、詩情豊に描き出す、やさしく、美しい海の絵本。

ひょっこりやってきたおばあちゃん。子どもたちと遊びはじめた。お手玉、おり紙、あやとりと何でも上手。すごーい！みんなのおばあちゃんは。

　ようこそ、ねがいのかなうふしぎなお店へ。

　なかよしだった犬のマリンに会いたいぼくは、海辺で足あとをたどるうちに、ふしぎな絵本屋さんを見つけます。くじらの絵本をえらぶと、白猫さんの読みきかせで絵本の中へ。空とぶくじらにのって向かった思い出の海で、待っていたのは……。

　ボローニャ国際児童図書賞受賞作家が「夢の絵本屋さん」を凝縮した物語を、人気イラストレーターが魅力的に描き出すシリーズ、待望の２作目。絵本の中にひろがる海を舞台に、大切な犬を亡くした主人公の哀しみが癒える過程を、透明感豊かな美しい色彩であたたかく描きます。読みきかせにも最適。

富安陽子氏とはぎのたえこ氏による、夏の絵本の傑作！

あつい、あつい夏の日。

坂みちをのぼると、おおきな入道雲がひろがっていた。入道雲のなかには、道がつづいていて、その先にまっていたのは、ふしぎなそらの世界だった。

きみは、しっていたか？こんなへんてこないきものがみずのなかにいたことを！

暗く静かな海の中。ちいさな魚が、大きな魚が眠っている隙に、帽子を盗みます。

「ぼくに　ぴったりやん　このぼうし」。

悪いことと知りつつ、自分のほうが似合うから、と言い訳をして、逃げていくちいさな魚。すぐそばまで大きな魚が追ってきていることにも気づかずに……。

スリリングな展開と大阪弁の訳が絶妙にマッチ！

舞台は、しんと静まる海の中。「ぼうし」をめぐるミステリー！？

ちいさなさかなは？　ぼうしは？　ページをめくるたびに、どきどきが止まりません！

ジョン・クラッセンの描く海の生きものたちの目線にも注目です！

原書「THIS IS NOT MY HAT」は、2013年コルデコット賞、2014年ケイト・グリーナウェイ賞を史上初となるW受賞を達成！

＜たいよう＞本人が語る宇宙科学絵本

銀河系1000億個の星の中で、地球にとっていちばん大切な星といえば、そう、太陽。ちょうどよい距離から、地球に光とあたたかさを届けてくれています。

そんな太陽のヒミツや、地球との関係、太陽系の仲間達のことなど、太陽本人がやさしく語る、宇宙科学の入門絵本です。

「とてもまぶしく輝いて、あたたかな光を届けてくれる、たいよう。

まいにち見ているから、なんだかあたりまえになっているけど、

ほんとうはとっても面白いんだ。

そんなたいようのひみつを、この本で学んでみよう！」

監修／国立天文台 渡部潤一教授

【編集担当からのおすすめ情報】

私たちは、太陽が昇ったり沈んだりするのに合わせて毎日暮らしています。

野菜などの食べ物も太陽が育んでくれるし、日本の四季の楽しみも、太陽あってのこと。

なんだか当たり前に思っている太陽の存在を、改めてゆっくり考え、楽しく思いめぐらすことのできる、STEM教育にもぴったりの宇宙科学絵本です。