米澤穂信から村田沙耶香まで、幅広い選りすぐり小説10冊。また、本当は霊より怖い?人間の現実を描いた珠玉のホラー小説もご紹介。

日本のミステリー作家や恋愛小説作家を紹介してきた私ですが、今回はちょっと趣向を変えて、米澤穂信さんや村田沙耶香さんのオススメ作品をご紹介します。それだけでなく、人間の現実的なホラーを描いた小説もあります。心踊る展開やビックリ感を味わいたい方にぴったりの記事です。ぜひチェックしてみてください!
『氷菓』

何事にも積極的に関わらないことをモットーとする奉太郎は、高校入学と同時に、姉の命令で古典部に入部させられる。
さらに、そこで出会った好奇心少女・えるの一言で、彼女の伯父が関わったという三十三年前の事件の真相を推理することになりーー。
米澤穂信、清冽なデビュー作!
作者 | 米澤 穂信/清水 厚 |
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価格 | 572円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2001年10月31日 |
『春期限定いちごタルト事件』

小鳩君と小佐内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある高校1年生。きょうも2人は手に手を取って清く慎ましい小市民を目指す。それなのに、2人の前には頻繁に謎が現れる。名探偵面などして目立ちたくないのに、なぜか謎を解く必要に駆られてしまう小鳩君は、果たしてあの小市民の星をつかみとることができるのか? 新鋭が放つライトな探偵物語、文庫書き下ろし。解説=極楽トンボ
■目次
「羊の着ぐるみ」
「Your eyes only」
「おいしいココアの作り方」
「はらふくるるわざ」
「狐狼の心」
作者 | 米澤穂信 |
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価格 | 660円 + 税 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 | 2004年12月 |
『コンビニ人間』

「普通」とは何か?
現代の実存を軽やかに問う第155回芥川賞受賞作
36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子。
日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、
「店員」でいるときのみ世界の歯車になれるーー。
「いらっしゃいませー!!」
お客様がたてる音に負けじと、今日も声を張り上げる。
ある日、婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて、
そんなコンビニ的生き方は恥ずかしい、と突きつけられるが……。
累計170万部突破&40カ国語に翻訳(2024年5月現在)。
米国〈ニューヨーカー〉誌のベストブック2018に選ばれるなど、
世界各国で読まれている話題作。
解説・中村文則
作者 | 村田 沙耶香 |
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価格 | 693円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2018年09月04日 |
『黒い家』

顧客の家に呼ばれ、子供の首吊り死体の発見者になってしまった保険会社社員・若槻は、顧客の不審な態度から独自の調査を始める。それが悪夢の始まりだった。第4回日本ホラー小説大賞受賞。
作者 | 貴志 祐介 |
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価格 | 748円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 1998年12月10日 |
『リカ』

平凡な会社員がネットで出会ったリカは恐るべき怪物だった。長い黒髪を振り乱し、エスカレートするリカの狂気から、もう、逃れることはできないのか? 第2回ホラーサスペンス大賞受賞作。
作者 | 五十嵐 貴久 |
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価格 | 781円 + 税 |
発売元 | 幻冬舎 |
発売日 | 2003年10月07日 |
『闇祓』

「うちのクラスの転校生は何かがおかしいーー」
クラスになじめない転校生・要に、親切に接する委員長・澪。
しかし、そんな彼女に要は不審な態度で迫る。
唐突に「今日、家に行っていい?」と尋ねたり、家の周りに出没したり……。
ヤバい行動を繰り返す要に恐怖を覚えた澪は憧れの先輩・神原に助けを求めるがーー。
身近にある名前を持たない悪意が増殖し、迫ってくる。一気読みエンタテインメント!
第一章 転校生
第二章 隣人
第三章 同僚
第四章 班長
最終章 家族
エピローグ
作者 | 辻村 深月 |
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価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2021年10月29日 |
本当は霊より怖い?人間の現実的ホラー小説を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。幽霊や怪物が現れる恐怖もありますが、人間の内面に潜む闇や欲望こそが本当の恐怖といえる作品です。登場人物たちの心の闇や行動に触れることで、読者は身震いするような恐怖を感じることでしょう。
村田沙耶香さんの小説オススメ3選を紹介しましたが、彼女の作品は独特な世界観と深い洞察力が特徴です。人間の複雑な心理や関係性を描くことで、読者は共感や共鳴を覚えることでしょう。彼女の作品には切なさや哀しさもありますが、そこには希望と成長の光も灯っています。
最後に、米澤穂信おすすめ小説10選を紹介しました。彼の作品は緻密なストーリー展開と独特なキャラクターが魅力で、読者を飽きさせません。もはや「犯人は誰?」という疑問が作品の醍醐味となることも少なくありません。ぜひ彼の作品を読んで、ミステリーの魅力にどっぷり浸ってみてください。
さまざまなおすすめの作品を紹介しましたが、これらの本との出会いによって、読者の世界が広がることを願っています。本当に面白く興味深い作品は、何度も読み返しても飽きることがありません。ぜひ手に取ってみてください。
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