生態学・フェミ絵本・津田梅子のおすすめ本

今回は、生態学やフェミニスト絵本、歴史人物に関するおすすめの書籍を厳選してご紹介します。ぜひ読書の参考にしてくださいね!
『動物の進化生態学入門 教養教育のためのフィールド生物学』

本書は,動物に関するフィールド生物学の基礎を学ぶための入門書である.
フィールド生物学とは,生物学の中でも,進化学,系統分類学,生態学,行動学,自然保護などの野外のフィールドワークを基盤とした研究体系を指している.
これまで日本では,フィールド生物学に関して専門家向けの本が多く,平易に解説した基礎的な本が少なかった.本書は読者として,大学の教養教育を学ぶ学生はもとより,高大接続教育を学ぶ高校生や大学補習教育の学生,専門教育の基礎を学ぶ学生,フィールド生物学に興味を持つ一般読者や高校生,を想定している.
本書は,豊富な研究事例を専門的な観点から解りやすく解説しており,動物系のフィールド生物学に関し,概要を知り,基礎的な知識が得られるように編集してある.加えて,日本のフィールド生物学の歴史や現状に関し,簡単な解説も掲載している.
【主要目次】
序章 進化生態学を解説するにあたっての前書き
第I部 生物の進化学
第1章 生物の進化とは
第2章 細胞分裂,染色体,メンデル遺伝
第3章 連鎖,エピスタシス作用,性の決定と伴性遺伝
第4章 量的遺伝と計量遺伝学,遺伝分散
第5章 遺伝子の本体DNA,遺伝子の翻訳とタンパク質合成
第6章 変異と突然変異
第7章 集団遺伝
第8章 種とは何か
第9章 自然選択説 遺伝子プール理論による進化の再定義
第10章 自然選択の実例・進化の総合説
第11章 種分化理論
第II部 進化から見た動物生態学
第12章 生態学とはどのような学問分野だろうか
第13章 個体群における個体数の増加,種内競争,大卵少産・小卵多産,rK-選択
第14章 動物の生理生態
第15章 種間競争,競争排除則,ニッチ分化,空間利用
第16章 捕食ー被捕食,メタ個体群,個体群のサイクル変動
第17章 種間関係:寄生,共生,共種分化
第18章 種間相互作用,栄養段階と食物連鎖,生物群集の種多様性
第19章 生物地理学
第20章 生態系の構造,物質循環,エネルギー流
第III部 行動生態学
第21章 動物行動学の歴史,行動心理学の形成
第22章 動物行動学の発展
第23章 血縁選択説と行動生態学の登場,真性社会性動物,子殺し行動
第24章 最適戦略理論,ゲーム理論とESS
第25章 性選択理論と配偶者選択行動
第26章 父権の確保と精子競争
第27章 性の進化,性に関する諸問題
第28章 性比に関する諸問題,性比進化の仮説
第29章 動物の配偶形態
第IV部 環境と保全の生物学
第30章 地球環境問題;地球環境問題各論
第31章 生物多様性問題;森林破壊・生態系の破壊と生物多様
第32章 外来種問題
第33章 生物保全問題の別視点;流域思考と都市の生態系保全など
終章 日本の進化学や生態学周辺の話
作者 | 冨山 清升 |
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価格 | 2750円 + 税 |
発売元 | 学術図書出版社 |
発売日 | 2023年09月29日 |
『都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰』

都市を舞台に繰り広げられるカラスと猛禽類(オオタカやハヤブサ)のバトル、人と共存してきたスズメやツバメの栄枯盛衰、都市進出の著しいイソヒヨドリーー本書は、これら都会に生きる鳥たちの生態を通して、都市とは何か、都会人とは何か、変化する鳥と人との関係などを紹介する。都市環境に適応して生きる鳥たちのしたたかな生態を解説するとともに、巨大都市東京の変貌をひもとく、都市の自然誌でもある。
作者 | 唐沢孝一 |
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価格 | 1155円 + 税 |
発売元 | 中央公論新社 |
発売日 | 2023年06月21日 |
『雪と氷にすむ生きものたち 雪氷生態学への招待』

冷たい雪や氷の世界にも,実は多様な生物が生きる知られざる生態系があった.極地や高山を中心に地球の陸地の約22%を覆う積雪や氷河は,低温・不毛の極限環境である.そのような雪氷の世界で,彼らはなぜ生きていけるのか,そして,どのように生活しているのだろうか.日本の雪の上で暮らす小さな虫の研究から始まった「雪氷生態学」は,ヒマラヤでの氷河生態系の発見をへて,雪氷生態系が地球規模の環境変動におよぼす影響の研究や,過去の気候変動や生命進化の研究,さらに地球外生命の生息環境としての可能性の研究にまで広がった.本書では新しい学問分野である「雪氷生態学」というトピックを,まさに身近な雪の上から宇宙へ,その発展を追うような構成で追いかけていく.
作者 | 竹内 望/植竹 淳/幸島 司郎 |
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価格 | 3080円 + 税 |
発売元 | 丸善出版 |
発売日 | 2023年07月28日 |
『化石のよぶ声がきこえる : 天才恐竜ハンターウェンディ・スロボーダ』

作者 | Becker,Helaine Dumais,Sandra,1977- 木村,由莉,1983- |
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価格 | 不明 |
発売元 | くもん出版 |
発売日 | 2022年11月 |
『津田梅子』

津田塾大学の礎を築き、日本における女子英語教育の先駆者である津田梅子は、アメリカ留学中に生物学を専攻し、将来を嘱望された優秀な研究者であったことはあまり知られていない。帰国後なぜ生物学者への道を歩まなかったのか、歩めなかったのか。科学とジェンダーの視点から梅子とその時代を描き出す。
作者 | 古川安/著 |
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価格 | 2800円 + 税 |
発売元 | 東京大学出版会 |
発売日 | 2022年01月21日 |
『津田梅子 女子教育を拓く』

1871年、使節団とともに、女子留学生の一員として渡米した津田梅子は、11年間かの地で教育を受け帰国。その成果を日本の女性のために役立てたいと願うが……。日本の女子教育のパイオニアであり、シスターフッドを体現した津田梅子の足跡を、その内面や思索にも迫りつつ、最新の研究成果・豊富な資料をもとに解説する。
作者 | 高橋 裕子 |
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価格 | 968円 + 税 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2022年09月24日 |
『津田梅子』

岩倉使節団とともに渡米した津田梅子は,約一一年間ピューリタンの気風の中で文学・美術の薫陶を受けた。帰国した日本では女子留学生を活用する体制は整っておらず,三年後ようやく設立された華族女学校の教授に任命されたが,その職にあきたらず,ブリンマー大学に留学,さらに欧米の女子教育を視察後,女子英学塾を創立する。「知性と性格の力を備え,自分で思考できる女性」を育てるという理念を掲げて,女性の解放をめざしたその一途で着実な歩みは,教育の危機が叫ばれる今日,教育を再考するとき示唆を与えるものであろう。
目次(内容と構成)
第一章 渡米とその背景
小さな使節団/旅路/アメリカの歓迎ぶり/留学生の任務/時の教育事情/女子教育の建前と本音
第二章 最初の女子留学生
応募した五人の少女/津田仙と西洋との出会い/梅子の誕生と仙/梅子の留学
第三章 アメリカ時代
ワシントンの共同生活/けなげな決意/ランマン夫妻の愛情/梅子と出会った頃/アメリカの家/梅子の受洗/受洗の動機/天からの授かり物/
情操教育と社会教育/日本人の誇り/情愛の中で育つ/アメリカ生活の終わり
第四章 帰国
旅日記/アメリカの娘/アメリカとの別れ/荒れた航海/母国の異邦人/「幸せ」と「義務」/仕事を持つーー失望の日々/使命の自覚
第五章 模索と失意
仙の事業と進取性/結婚について/捨松の結婚/愛なき結婚を拒否/自分の選択/女性の地位に対する憤り/臨時雇いの仕事/
幻の伝記/伊藤博文との再会/桃夭女塾と伊藤家
第六章 華族女学校と鹿鳴館時代
日本初のバザー/華族女学校に就職/人形のような少女たち/鹿鳴館で踊る/学外の活動/猿真似を戒める/再留学決まる
第七章 ブリンマー留学
生物学を専攻/学生生活/帰国の決断/奨学金の設立
第八章 塾設立に向けて
塾設立の構想と試練/女子教育のヴィジョン/日本女性と教育/ヘレン・ケラーに会う/イギリス女子教育の視察/
ヨーク大僧正の励まし/オックスフォード滞在/ナイティンゲールとの会見/決意を固める/機は熟した
第九章 女子英学塾開校
アメリカの後援組織と開校/教育の性/塾の成長/アナの友情と人的支援/サムライの娘/英語教育の特色/塾の基礎固まる/新しい女性への期待/
独自のフェミニズム/熱血教師、梅子/学生との生活/休養の旅と父の死/高まる塾の評判/教壇から遠ざかる/入院/病床での試練/大学への準備
第一〇章 大震災と復興
関東大震災と復興資金集め/友人たちの献身/最期
結び
日本人に成る/近代国家にふさわしい女性/女性の地位の向上/教育とキリスト教/科学と信仰/日本の紹介/歴史感覚
あとがき
津田梅子年譜
参考文献
索引
作者 | 古木 宜志子 |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | 清水書院 |
発売日 | 2016年08月01日 |
最後までお読みいただき、ありがとうございました。ご紹介した生態学の書籍やフェミニストにおすすめの絵本、津田梅子に関する本が、皆様の興味を引き、新たな知識や視点を提供できれば幸いです。各ジャンルともに多彩な内容が揃っており、学びや楽しみを深める一助となるでしょう。どの本も魅力的な内容ばかりなので、ぜひ気になる一冊を手に取ってみてください。素敵な読書の時間をお楽しみください。そして、これからも役立つ情報をお届けしてまいりますので、ぜひまたお立ち寄りください!皆様の読書ライフが豊かになりますように。
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