アニメ化期待の中華ファンタジー『後宮の烏』からフランス革命まで!おすすめの名作歴史小説をご紹介

時代の転換期に舞台を置いた歴史小説。まずは最新の中華ファンタジー作品をご紹介します。また、明治維新やフランス革命をベースにした作品もおすすめです。歴史とフィクションが絡み合いながら、名作たちが鮮やかに描かれています。
『後宮の烏』

後宮の奥深く、夜伽をしない「烏妃」と呼ばれる特別な妃が住んでいる。不思議な術を使うという烏妃のもとを、皇帝・高峻が訪れる。翡翠の耳飾りに取り憑いた女の幽霊の正体を知りたいというが……。
作者 | 白川 紺子/香魚子 |
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価格 | 660円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2018年04月20日 |
『後宮の烏 2』

圧倒的中華幻想譚、衝撃のシリーズ第2巻!
後宮の奥深く、妃でありながら夜伽をすることのない、
「烏妃」(うひ)と呼ばれる特別な妃が住んでいる。
漆黒の殿舎のなかでひっそりと暮らし、外に出てくることはめったにない。
彼女は不思議な術を使い、憎い相手の呪殺から招魂、祈祷、失せ物さがしまで、
なんでも引き受けてくれるともっぱらな噂だった。
後宮で生きながら、けして帝のお渡りのない妃。
そして、けして帝の前でひざまずくことのない妃。
ーーそれが烏妃だった。
しかし、それが意味するところを知る者は、ほとんどいない。
当代の烏妃として生きる寿雪は、先代の言いつけに背き、
侍女を傍に置いたことに深く戸惑っていた。
烏妃とは、なにも望まず、ひとを遠ざけ、ただひとりでいるものだからだ。
そんな彼女のもとに、今夜も「頼み事」のために訪ねてくる人がいる。
ある少年宦官は、自分と同じ年頃の宦官の幽鬼が現れるという。
入水して死んだ、かつて仕えていた妃の幽鬼を弔ってほしいと老宮女はいう。
古い布作面には男の幽鬼が取り憑いている、という気味の悪い話もある。
そしてある夜、後宮で起きた凄惨な事件は、
寿雪が知る由もなかった驚愕の真実をもたらすことになる、がーー。
烏妃をしばる烏漣娘娘(うれんにゃんにゃん)とは何か?
烏漣娘娘がおそれる「梟」(ふくろう)とは一体誰なのか?
烏妃の孤独と運命を知ることとなった皇帝・高峻はーー。
作者 | 白川 紺子/香魚子 |
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価格 | 682円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2018年12月18日 |
『後宮の烏 3』

「梟」が残した羽根に、自らの行く末を重ねる寿雪。
先代の戒めに反し夜明宮は孤独から遠ざかるも、寿雪自身は真に虚しさから逃れることが出来ずにいた。
烏妃の元には、今宵も訪問者が絶えない。泊鶴宮での怪異は、やがて烏漣娘娘への信仰を脅かす『八真教』へと通じて……?
他方、高峻は烏妃を「烏」から解放する一筋の光明を見出し、半信半疑ながらも寿雪と共にあることを決めた。
それぞれの過去が少しずつ明らかになり、真実はなおも遠いーー。それでも確かに進んでいく、たとえ禁忌に触れることになろうとも……。
真の‟救い"は光であり、葛藤……。
数多の謎が繋がり、導く……歴史が再び動き出すーー
シリーズ累計30万部突破!!
圧倒的中華幻想譚、第三弾。
作者 | 白川 紺子/香魚子 |
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価格 | 671円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2019年08月21日 |
『世に棲む日日 一』

嘉永六(1853)年、ペリーの率いる黒船が浦賀沖に姿を現して以来、攘夷か開国か、勤王か佐幕か、をめぐって、国内には、激しい政治闘争の嵐が吹き荒れる。この時期骨肉の抗争をへて、倒幕への主動力となった長州藩には、その思想的原点に立つ吉田松陰と後継者たる高杉晋作があった。変革期の青春の群像を描く歴史小説全四冊。
作者 | 司馬 遼太郎 |
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価格 | 770円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2003年03月07日 |
『マリー・アントワネット. 上』

作者 | Zweig,Stefan,1881-1942 中野,京子 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 角川グループパブリッシング |
発売日 | 2007年01月 |
一つの時代の終わりと別の時代の幕開けを感じることができる、数々の作品をご紹介しました。歴史小説の醍醐味は、過去の出来事や人物たちがよみがえり、私たちにそこから何かを学ぶ機会を与えてくれることです。緻密な研究に基づいたストーリーは、読む者を過去の世界へと誘います。主人公たちが生きた時代の厳しさや美しさ、葛藤や希望、勇敢さや愛情など、人間のさまざまな感情や人間ドラマに触れ、心を揺さぶられることでしょう。
ヒロインの生き様に感動し、血脈に流れる運命に圧倒されることもあるでしょう。作中で描かれる人々の友情や愛情、または敵対心や復讐心など、感情の機微に触れることで、我々自身の人間関係や感情の深さにも気づかされる瞬間が訪れるでしょう。
これらの作品たちは、筆者自身の独自の視点で選び、オススメさせていただきました。歴史の舞台裏や、時代の移り変わりに興味を抱いた方は、ぜひ手に取っていただきたいです。どの作品も一つの時代の息吹を感じさせてくれるはずです。心の中に新たな扉を開き、新しい世界を見つけるお手伝いができたなら、ライター冥利に尽きると思います。是非、ご一読ください。
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