人体・国宝・宗教を学ぶおすすめ書籍まとめ
人体の仕組みや日本の国宝、宗教の起源をわかりやすく学べるおすすめの本を厳選してご紹介します。
『すばらしい人体 あなたの体をめぐる知的冒険』
人体の構造は、非常によくできている。汚い例になってしまうが、私たちが「おなら」が できるのは、肛門に降りてきた物質が固体か液体か気体かを瞬時に見分けて、「気体の場合のみ気体だけを排出する」というすごい芸当ができるからである。
著者は、学生時代の解剖学実習で思わず仰天したことがある。脚が1本あたり 10kg 以上も あり、持ち運ぶのに信じられないほど苦労したのだ。ちなみに腕も1本4〜5kg あり、意外なほどにずっしり重い。私たちは、身の回りにあるものの重さを、実際に手にしなくと もある程度正確に推測できるが、大変不思議なことに、自分の体の「部品」だけは、日常的に「持ち運んでいる」にもかかわらずその重さを全く感じない。これは、自分の腕や脚 は自分の体に最も密着していて、かつ肩(三角筋)や背中(広背筋)、臀部(臀筋、腸腰 筋)などかなり大きな筋肉で支える仕組みになっているからだ。
このような人体のしくみを探求する学問、それが医学である。医学は自然科学の一分野であり、物理学、化学、地学、数学、生物学・・・と並び称される学問として、人体の構造や機能、疾病について研究を積み重ねている。医学や人体に関する知識は、身近であるにもかかわらずあまり学ぶ機会がない。学校でも、 ごく一部が理科の授業で扱われる程度で、多くの人が「医学や人体の最も面白い部分」を学ぶことがない。
本書は、外科医けいゆうとして、ブログ累計 1000 万 PV超、twitter(外科医けいゆう)アカウント8万人超のフォロワーを持つ著者が、人体の知識、医学の偉人の物語、ウイルスや細菌の発見やワクチン開発のエピソード、現代医療にまつわる意外な常識などを紹介していく。健康情報として医学を取り上げるのではなく、サイエンス書、教養書として、人体の面白さ、医学の奥深さを伝え、読者の知的好奇心を満たす一冊。
作者 | 山本 健人 |
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価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | ダイヤモンド社 |
発売日 | 2021年09月02日 |
『カラー版 物語で読む国宝の謎100』
語り継がれる名品には時を越えるドラマがある。
絵画、彫刻、工芸品、古文書、建造物 厳選した名宝をカラー写真で徹底解説!
国宝はいったい誰が、なぜ、どのような基準で決めているのか。博物館や美術展で「国宝」と記載されている作品を見たことがあると思うが、国宝が指定されるようになった背景を説明できる人はあまり多くないだろう。本書では、「この文化財がなぜ国宝となったのか」「どこが貴重なのか」など、国宝にまつわる100の謎を厳選し、カラービジュアル・図解つきでわかりやすく解説。国宝一点一点の美術・資料的価値が、物語・エピソードとして読み解ける一冊。
第1章 知っておきたい国宝の基礎知識
第2章 国宝の「絵画」の謎
第3章 国宝の「彫刻」の謎
第4章 国宝の「工芸品」の謎
第5章 国宝の「考古・古文書」の謎
第6章 国宝の「建造物」の謎
第7章 データでみる国宝の謎
第1章 知っておきたい国宝の基礎知識
第2章 国宝の「絵画」の謎
第3章 国宝の「彫刻」の謎
第4章 国宝の「工芸品」の謎
第5章 国宝の「考古・古文書」の謎
第6章 国宝の「建造物」の謎
第7章 データでみる国宝の謎
作者 | かみゆ歴史編集部 |
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価格 | 1100円 + 税 |
発売元 | イースト・プレス |
発売日 | 2022年09月12日 |
『宗教の起源 私たちにはなぜ〈神〉が必要だったのか』
進化心理学の巨人ダンバーが描く、人類と信仰の20万年。
仏教、キリスト教、ヒンドゥー教、神道……
世界の主要な宗教は、なぜ同じ時期に同じ気候帯で誕生したのか?
カルト宗教はなぜ次々と生まれ、人々を惹きつけるのか?
科学が隆盛を極める現代においても、
宗教は衰えるどころかますます影響力を強めている。
ときに国家間の戦争を引き起こすほど
人々の心に深く根差した信仰心は、なぜ生まれたのか?
そして、いかにして私たちが今日知る世界宗教へと進化したのか?
「ダンバー数」で世界的に知られ、
人類学のノーベル賞「トマス・ハクスリー記念賞」を受賞した著者が、
人類学、心理学、神経科学など多彩な視点から
「宗教とは何か」という根源的な問いに迫った、
かつてないスケールの大著。待望の邦訳刊行。
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集団内に協力行動を生みだす信仰心も、
集団の外に対しては反社会的行動の原動力となる。
宗教的アイデンティティが国家に利用されるとき、悲劇は起こる。
ーーフィナンシャル・タイムズ紙
宗教と人間の生活のあり方は、かくも複雑なのである。
本書は、その両方を進化的ないきさつから説明しようと、
真に大きな考察を展開しようと試みる大作である。
ーー長谷川眞理子(進化生物学者、総合研究大学院大学名誉教授/「解説」より)
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日本の読者へ
はじめに
第1章 宗教をどう研究するか
第2章 神秘志向
第3章 信じる者はなぜ救われるのか?
第4章 共同体と信者集団
第5章 社会的な脳と宗教的な心
第6章 儀式と同調
第7章 先史時代の宗教
第8章 新石器時代に起きた危機
第9章 カルト、セクト、カリスマ
第10章 対立と分裂
謝辞
解説 ヒトの進化と宗教の起源ーー長谷川眞理子
註/参考文献/索引
作者 | ロビン・ダンバー/長谷川眞理子/小田哲 |
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価格 | 3300円 + 税 |
発売元 | 白揚社 |
発売日 | 2023年10月03日 |
いかがでしたでしょうか?今回ご紹介したおすすめの書籍を通じて、人体の仕組みや日本の国宝、宗教の起源について新たな視点を持っていただけたなら嬉しいです。興味を引かれたテーマがあれば、ぜひ手に取って深く学んでみてくださいね。読書は知識を広げるだけでなく、日常に彩りを加えてくれます。素敵な読書の時間をお過ごしください!
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