子供の貧困や虐待・ネグレクトを描いた小説から学ぶ、物語を書くヒントをもらえる本を6冊紹介
子供の貧困や虐待、ネグレクトなど、現代社会の厳しい現実を描いた小説を集めました。心に刺さる作品ばかりです。
『インフルエンス』
大阪郊外の巨大団地で育った小学生の友梨。同じ団地に住む里子が、家族内で性虐待を受けていたことを知り、衝撃を受ける。助けられなかったという自責の念を胸に抱えたまま中学生になった友梨は、都会的で美しい親友・真帆を守ろうとして、暴漢の男を刺してしまう。ところが何故か、翌日警察に連れて行かれたのは、あの里子だった。
殺人事件、スクールカースト、子育て、孤独と希望、繋がり。お互いの関係を必死に隠して大人になった3人の女たちが過ごした20年、その入り組んだ秘密の関係の果てに彼女たちを待つものは何だったのか。大人になった三人の人生が交差した時、衝撃の真実が見えてくる。
女たちが幼いころから直面する社会の罪、言葉で説明できないあやうい関係性、深い信頼。ラストに用意された、ミステリファンも唸る「驚き」。
『サクリファイス』で大藪春彦賞を受賞した近藤史恵が描く傑作長編。
解説・内澤旬子
橋本環奈・葵わかな・吉川愛でWOWOW連続ドラマ化決定。
| 作者 | 近藤 史恵 |
|---|---|
| 価格 | 726円 + 税 |
| 発売元 | 文藝春秋 |
| 発売日 | 2021年01月04日 |
『八月の母』
『イノセント・デイズ』を今一度書く。そして「超える」がテーマでした。僕自身はその確信を得ていますーー早見和真
長い間歪み続けた愛や母性の歴史、地層のように積み重なる闇に確かな兆しを探し続けた。神が人を嘲笑い続けてきたのか。人が神を嘲笑い続けてきたのか。神なるものへの幻想と呪縛を解き放つ祈りとその熱に、心が深く確かに蠢いた。--池松壮亮(俳優)
容赦などまるでない。「母」にこだわる作家が、母という絶対性に対峙した。確かなものなど何ひとつない世の中で、早見和真は正しい光を見つけようとしている。その試みには、当然異様な熱が帯びる。--石井裕也(映画監督)
私も命を繋いでいく役目を担うのだろうか。微かな光と絶望に怯えながら、夢中で読み進めた。どうしようもない日々に、早見さんはいつだって、隣で一緒に座り込んでくれるんだ。--長濱ねる(タレント)
ラストに現れるヒロインの強い覚悟と意思の力に、私たちは元気づけられる。辛く暗く苦しい話だが、そういう発見があるかぎり、小説はまだまだ捨てたものではない。 --北上次郎氏(書評家)(「カドブン」書評より抜粋)
彼女たちは、蟻地獄の中で、必死にもがいていた。
愛媛県伊予市。越智エリカは海に面したこの街から「いつか必ず出ていきたい」と願っていた。しかしその機会が訪れようとするたび、スナックを経営する母・美智子が目の前に立ち塞がった。そして、自らも予期せず最愛の娘を授かるが──。うだるような暑さだった八月。あの日、あの団地の一室で何が起きたのか。執着、嫉妬、怒り、焦り……。人間の内に秘められた負の感情が一気にむき出しになっていく。強烈な愛と憎しみで結ばれた母と娘の長く狂おしい物語。ここにあるのは、かつて見たことのない絶望か、希望か──。
目次
プロローグ
第一部 伊予市にて
1977年8月
1988年8月
1992年8月
2000年8月
第二部団地にて
2012年6月
2012年10月
2013年1月
2013年4月
2013年6月
2013年7月
2013年8月
エピローグ
| 作者 | 早見 和真 |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2022年04月04日 |
『こんな世の中に誰がした? ごめんなさいと言わなくてもすむ社会を手渡すために』
不均衡な社会に生きるすべての女性の人生に寄り添い、自身の贖罪とともにエールを送る、上野千鶴子渾身の一冊。
“わたしはこれまで何度も「どうせ世の中は変わらない」という諦めの声を聞いてきました。でも、そうでしょうか。(中略)あなたには、ほんの少しでも社会を変える力があります。いまよりちょっとでもマシな社会を、あとから来る人たちに手渡すために。”--序章より
| 作者 | 上野千鶴子 |
|---|---|
| 価格 | 1760円 + 税 |
| 発売元 | 光文社 |
| 発売日 | 2024年01月24日 |
『情報生産者になる』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アウトプットした人だけに
たどりつける世界がある
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
情報が溢れかえる現代において、「新たな知」をいかに発信するか?
数々の人材を輩出した「東大上野ゼミ」伝説のメソッド、公開!
論文・レポートはこれ1冊でOK!
多くの東大生が学んだ知的生産の教科書、4万部突破!!
「わたしは情報生産者でもありますが、情報生産者を育てる立場にも立ってきました。上野ゼミの受講生たちから贈られるうれしいことばのひとつに、こんなものがありました。「上野センセは、わたしたちの中からまだ見ぬものを生み出してくれるお産婆さんみたいな存在なのよ」と。そのとおり、「まだ見ぬもの」は、もともとその人のなかに存在しています。(中略)グッド・ラック。あなたがほんとうに世に送り出したい情報を生産するために、本書がお役に立つことを願ってやみません。」(「Ⅵ 読者に届ける」より抜粋)
| 作者 | 上野千鶴子/著 |
|---|---|
| 価格 | 920円 + 税 |
| 発売元 | 筑摩書房 |
| 発売日 | 2018年09月05日 |
『近代家族の成立と終焉 新版』
家族はどこから来てどこへ行こうとしているのか。「ファミリィ・アイデンティティ」の視点から、揺れ動く家族の現実を鮮やかに浮き彫りにするとともに、近代家族の成立を歴史社会学的に位置づけた著者の代表作を文庫化。戦後日本の男性知識人の心理を鋭く抉り出した「戦後批評の正嫡 江藤淳」などを新たに収録。
1 近代家族のゆらぎ
一 ファミリィ・アイデンティティのゆくえ
二 家族の臨界ーーケアの分配公正をめぐって
三 家族、積みすぎた方舟
四 女性の変貌と家族
2 近代と女性
一 日本型近代家族の成立
付論 「家父長制」の概念をめぐって
二 家族の近代
三 女性史と近代
3 家庭学の展開
一 「梅棹家庭学」の展開
二 技術革新と家事労働
4 高度成長と家族
一 「母」の戦後史
付論 戦後批評の正嫡 江藤淳
二 「ポスト思秋期」の妻たち
5 性差別の逆説
一 夫婦別姓の罠
二 生きられた経験としての老後
三 「女縁」の可能性
四 性差別の逆説ーー異文化適応と性差
参考文献
初版あとがき
自著解題
初出一覧
人名索引
| 作者 | 上野 千鶴子 |
|---|---|
| 価格 | 2178円 + 税 |
| 発売元 | 岩波書店 |
| 発売日 | 2020年06月18日 |
子供たちの貧困や虐待、ネグレクトといった問題が今もなお社会に蔓延していることを知ることは重要だ。その現実を痛感させられる作品を10冊集めた。また、上野千鶴子氏の著書6冊は社会学から見る貧困の姿を浮き彫りにし、考えさせられる内容となっている。物語を書く際のヒントとなる本も4冊ピックアップした。物語の構築やキャラクター描写に悩んでいる人には参考になるだろう。さまざまな視点から、読者に感動や考えさせられる作品を紹介してきた。ぜひこれらの作品を手に取り、そのメッセージを受け取ってほしい。今後もさまざまなジャンルの作品を紹介していくので、お楽しみに。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。












