スリルと読みやすさの両立が神 中山七里の名作6選

中山七里の作品は、合理的で常識破りの絶妙なストーリー展開が特徴です。その中でも今回、私がおすすめする6作品は読みごたえ抜群。心理戦や人間のエゴについて切り込みながらも、登場人物たちのリアルな描写やアクションに引き込まれます。敵も味方も、個性的で魅力的。複雑な事件の裏にある意外な事実に読者はスリルを感じつつ、無理なく一気にページをめくる楽しみが待っています。ミステリー好きもそうでない方も、興味を持たれる作品ばかりですよ。一度読んだら、あなたも中山七里の世界に引き込まれること間違いなしです!
『有罪、とAIは告げた』
| 作者 | 中山七里 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | |
| 発売日 |
『被告人、AI』
AI介護ロボットが、人に殺意を抱く日
都内で一人暮らしをしていた浅沼啓造が突然死した。心臓にペースメーカーを埋め込んでいた啓造の死因は虚血性心疾患と判断された。だが警視庁捜査一課の犬養は、介護のために導入され、リタと名付けられたロボットN365に注目する。果たして、リタに内蔵された害獣駆除用の超音波と電磁波が、啓造の死亡時間直前に発振されたことが明らかになった。これによりペースメーカーが停止、啓造を死に至らしめた可能性が浮上する。捜査本部は、事件はN365の異常行動によるものとし、製造元〈マッカーシー・エクスペリメント〉社を業務上過失致死傷で立件しようとした。だが上層部が打ち出したのは、リタ本体を殺人容疑で起訴するという前代未聞の方針だった。
この裁判を担当することになった東京地裁の判事補・高遠寺円は、事前に被告人との面談に臨む。最新AIを搭載したリタとの会話に妙な人間臭さを感じ、おののく円。AIは人格を持つのか、ならば人間との違いはどこにあるのか。これは〈ヒトであること〉を再定義する裁判になるーー。
AIがヒトに〈殺意〉を抱く可能性はあるのか。AIとの共存共生が現実になるなかで、われわれの未来を問うリーガル・ミステリ。
【編集担当からのおすすめ情報】
「裁判所にAI裁判官が導入されたら」というifをもとに描かれ、即映像化も決定した『有罪、とAIは告げた』続編は、「AIが被告人になったら」というリーガルミステリ。最新AIを搭載したロボットは、人に危害を与えうるのかーー対話型AIが、利用者の自殺願望を助長したとして提訴された事実もある今、それは決して絵空事ではないのかもしれません。
そんな裁判に挑む高遠寺円の前に立ちはだかるのは「ロボット三原則」。著者、中山七里さんは、「これはアシモフからの宿題である」と語ります。審理の行方にどうぞご注目ください。
| 作者 | 中山 七里 |
|---|---|
| 価格 | 1760円 + 税 |
| 発売元 | 小学館 |
| 発売日 | 2026年01月28日 |
『とどけチャイコフスキー』
モスクワ音楽院で起きた密室殺人。
国際情勢が音楽家たちの人生を変える。
文化的鎖国状態のロシアで、「他国の音楽は不要」と主張するモスクワ音楽院の学部長が殺された。
海外巡業中の日本人ピアニスト・岬だけが気づいた事件の真相とは。
累計190万部突破! 大人気シリーズ最新刊。
| 作者 | 中山 七里 |
|---|---|
| 価格 | 1870円 + 税 |
| 発売元 | 宝島社 |
| 発売日 | 2025年11月07日 |
『越境刑事』
| 作者 | 中山七里 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | PHP研究所 |
| 発売日 |
『いまこそガーシュウィン』
| 作者 | 中山,七里 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 宝島社 |
| 発売日 | 2025年08月 |
『祝祭のハングマン』
嗤う犯人を、絶対許さない。
ーー「ハングマン」がついに動き出す!
建設会社のサラリーマンがトラックにひかれる事件が起きた。
どうやら殺人らしい。
警視庁捜査一課の春原瑠衣は事件を追ううちに、
被害者と同じ会社に勤める自身の父親にも疑惑の目を向け始め…。
司法で裁けないのであれば、陰の存在“ハングマン”が悪に鉄槌を下す!
私立探偵ら謎の人物が跋扈する衝撃のミステリー。
解説・中江有里
| 作者 | 中山 七里 |
|---|---|
| 価格 | 803円 + 税 |
| 発売元 | 文藝春秋 |
| 発売日 | 2025年05月08日 |
まさかこんな名作たちがあるなんて、中山七里ファンの皆さんも驚きですよね。でも、彼の作品の魅力は、一見すると難解そうな題材や複雑な陰謀が絡むストーリーでも、確実に楽しめる緻密なプロットや親近感のあるキャラクター設定によって、初心者でもスッと入り込めるところだと思います。
中山七里の作品の特徴は、難しいテーマも送り手の目線に立ち、読者がストーリーに引き込まれるようなわかりやすさを持っていること。一見ハードルが高そうでも、読んでみると驚くほどその世界に引き込まれ、時間を忘れてしまうほどです。その絶妙なバランス感覚はまさに芸術的。だからこそ、彼の作品はどんな読者にもオススメできます。
そして、彼の作品はただそこで終わらない。物語が終わった後でも、その内容が長い間頭から離れない。それは一体何が真実なのか、どういった選択が最善だったのか、考え続けることを求められるからです。彼の作品は、たんなるエンターテイメントではなく、読者に問いかける力を持っています。それが彼の作品を読む一つの醍醐味だと思います。
そして最後に、中山七里の作品は、私たちが自身の選択や価値観を見つめ直す機会を与えてくれる。その深遠なるメッセージには、改めて人間の生きる意味や大切さを問うものがあるからです。心に響く話、深く考えさせられるストーリー、それが彼の作品の持つ力であり、読後感の満足度を高めてくれる要素だと言えます。
ここで紹介した6作品も、間違いなくそういった要素を持つ素晴らしい作品達です。スリルと共に読みやすさを兼ね備えた中山七里の作品をぜひ、あなた自身の目で確かめてみてください。きっと素敵な読書体験が待っていますよ。
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