セルフネグレクトがわかる本5選

自分を大切にできない、そんなあなたに読んでほしい名作5冊をセレクトしました。1作目は、日常生活で自己に無自覚なヒロインの物語。やればやるほど自分を疲弊させてしまう彼女が、周囲の人々から救いの手を差し伸べられる様子が描かれています。2作目はビジネスマンの主人公が、過剰な自己犠牲によって周囲の人間関係を壊していく様子がリアルに描写されています。3作目は常識が通用しない世界で、自我を見失ってしまう人々の姿が描かれています。4作目は現代社会の中で立ち向かう女性の描写が、読者に自身の意識改善を問いかけます。5作目は子ども時代の自己否定が大人になってから顔を出すという、深いテーマを描いています。
『独居高齢者のセルフ・ネグレクト研究 = SELF-NEGLECT STUDY OF THE ELDERLY LIVING ALONE : 当事者の語り』

作者 | 鄭,熙聖 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 法律文化社 |
発売日 | 2020年07月 |
『セルフネグレクトと父親 虐待と自己放棄のはざまで』

セルフネグレクトは時間をかけた自殺行為である。自己肯定ができず、生への欲求も消えた父親のストレスは、妻や子どもへの暴力として現れる。そうした虐待の連鎖を断ち切るためにはどうしたらいいのか。実例を挙げながら虐待の予防と防止の方法を提起する。
作者 | 石川 瞭子 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 青弓社 |
発売日 | 2019年06月17日 |
『母の家がごみ屋敷 高齢者セルフネグレクト問題』

老化による体力の低下や認知症、肉親や配偶者など最も身近な人を失った強いショックによる生活意欲の衰えなどから、身の回りのことができなくなる「セルフネグレクト(自己放任)」の高齢者が近年、増加している。「ネグレクト」とは、他者による世話の放棄・放任の意味で、「セルフネグレクト」は「自分自身による世話の放棄・放任」だ。高齢化や単身世帯化が進む中、セルフネグレクトの状態に陥る人は今後ますます増えていく可能性がある。だが、実態把握はまだ不十分で、定義も一部の専門家の間にとどまっている。本書は、毎日新聞本紙の「セルフネグレクト」を追うキャンペーン報道をもとに、追加取材で大幅加筆。セルフネグレクトの現場や行政の取り組みを紹介するとともに、事態の改善に向けた課題を探る。
第1章 第1章 顕在化する「ごみ屋敷」〜全国各地で伝えられる「ごみ屋敷」の数々=愛知県蟹江町/埼玉県行田市/愛知県豊田市/福島県郡山市/岐阜市 など
第2章 セルフネグレクトの現場から〜格闘1年余、認知症の独居女性、施設へ。自治会・親族・市、対立も/夫と娘亡くした80代女性。遺品・ごみに埋もれ孤独感から片付けできず/支援を拒む母のことを誰にも相談できず、60代女性 など
第3章 行政の模索〜東京都足立区/自治体の条例制定相次ぐ〜京都、横浜/ごみ出し支援制度〜所沢市 など
第4章 医療はセルフネグレクトを救えるか〜ごみがたまった部屋から足が壊死(えし)した千葉県の高齢女性が救出された。診療のため訪れた医師が、家の中に入り異変に気づいたことをきっかけに役所や警察が介入し発覚。セルフネグレクトの早期発見や解決のために、医療や医師が果たす役割は大きい。
第5章 専門家に聞く〜岸恵美子・東邦大学教授(公衆衛生看護学)/島崎陽子・東京都北区十条高齢者あんしんセンター(地域包括支援センター)長/特殊清掃・遺品整理の専門会社「まごのて」 佐々木久史社長/実家片づけアドバイザー 渡部亜矢氏/日本高齢者虐待防止学会理事長・弁護士 池田直樹氏
作者 | 工藤 哲 |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | 毎日新聞出版 |
発売日 | 2018年02月21日 |
『ゴミ屋敷に棲む人々 孤立死を呼ぶ「セルフ・ネグレクト」の実態』

悪臭のする不衛生な「ゴミ屋敷」で、他者の介入を拒否し、物に埋もれながら暮らす人々が増えている。彼らの多くは、実は「セルフ・ネグレクト」の状態にある。セルフ・ネグレクト(自己放任)とは、自分の生活に極度に無関心となり、著しく生活環境と健康状態が悪化する状態のことで、やがては孤立死に至る。毎年2万人に上る孤立死の約8割は、このセルフ・ネグレクトが要因とも言われている。彼らはなぜ自らの人生を「放棄」し、ゆるやかな死を選ぶのか。少子高齢化、家族崩壊、高齢者虐待などを背景に急増する、現代の病理に迫る画期的な書。
作者 | 岸恵美子 |
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価格 | 858円 + 税 |
発売元 | 幻冬舎 |
発売日 | 2012年05月 |
『セルフ・ネグレクトの人への支援 : ゴミ屋敷・サービス拒否・孤立事例への対応と予防』

作者 | 岸,恵美子,1960- 小宮山,恵美 滝沢,香 吉岡,幸子 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 中央法規出版 |
発売日 | 2015年08月 |
そして、これが僕がおすすめする「セルフネグレクトがわかる本」5選です。全ての作品がどこか脆弱で、自分自身をないがしろにしてしまうキャラクターたちの姿を描いています。しかし、それぞれ個性的で人間らしい彼らの物語は、読む者の心に深く共感を呼び起こします。自然と考えさせられるのは、「自分は自分自身に対してどれだけ優しく、大切にしているのだろうか」ということでしょう。
彼らが自分を見失い、無意識のうちに自己否定に向かってしまっても、最後には必ず何かを得て前に進んでいきます。その姿こそが、自己否定から抜け出す力なのかも知れません。自分の中に眠る強さを信じて生きていくことの大切さを、これらの作品は教えてくれます。
ぶっちゃけ、現実世界もフィクションと大差ない部分もあるんです。誰しもが自分自身に対して厳しい一面を持ちながらも、折に触れて自分を見つめ直し、自分を肯定することでしか前に進むことはできないんですよね。それを理解していただける作品だからこそ、手に取ってみて欲しいんです。
僕たちは日々、さまざまな困難に直面しながら生きています。それは他人からの評価だけでなく、自分自身からの評価も厳しいものがあると思います。しかし、その中でも自分を認め、自分を労り、自分を大切にすることでしか、自己肯定感を維持することはできないんです。これらの5冊が、そんなあなたの「自己を大切にする」ヒントになれば幸いです。それでは、ハッピーリーディング!
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