実際の犯罪や事件を描いたノンフィクション10選

今回は、事実に基づいたノンフィクション小説はいかがでしょう。現実の事件や犯罪を描いたこれらの作品は、舞台は現実、登場人物は現実の人々というリアルな設定が魅力です。
始めにご紹介するのは、昭和の大事件を描いた衝撃作。舞台は廃棄物処理場。地味ながら部分的に光る社会派の笑いは、途中で見事に緊張感に変わります。次に1冊は芸能界の闇を描いた作品。巧妙な筆致で描かれる栄光と闘争、そして実力と運の関係が見事に描かれています。
また、マフィアの生き様や悪魔的な凶悪犯、まるでリアル版のミステリー感溢れる誘拐事件など、ブレないリアルさとドキュメンタリー性がこれらの作品の一貫性を強調しています。この10冊は現実の世界を巧妙に描き、読者を実際の事件の真っ只中に引き込みます。
『黒い迷宮 : ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実』
| 作者 | LloydParry,Richard,1969- 濱野,大道 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 早川書房 |
| 発売日 | 2015年04月 |
『秘密解除 ロッキード事件 田中角栄はなぜアメリカに嫌われたのか』
秘密指定解除が進む米国の公文書を解読し、戦後最大の疑獄事件であるロッキード事件に新たな光を当てる。「田中角栄逮捕は米国の虎の尾を踏んだから」説の真相、CIAと児玉誉士夫との関係、中曽根康弘と米政府との知られざる秘密などを探った傑作ノンフィクション。第21回司馬遼太郎賞受賞作、待望の文庫化。(解説=真山仁)
まえがき
第一章 アメリカ政府はなぜ田中角栄を嫌ったのか?
--田中逮捕を「奇跡」と喜んだのはなぜか?
第二章 中曽根事務所から「米政府ハイレベルの圧力」
第三章 ニクソン大統領辞任から田中逮捕へと連鎖
--ウォーターゲート事件の風
第四章 中曽根幹事長から米政府首脳へのメッセージ
第五章 三木首相「自民離脱、信問う」示唆、米政府に密使
第六章 CIAから「日本の政党」への資金提供と児玉誉士夫
第七章 日本に米国製兵器を売り込むために
第八章 日本政府高官への黒いカネを暴いて急ブレーキ
--チャーチ小委員会の消滅
第九章 考察ーー本当に「田中角栄は虎の尾を踏んだ」のか?
あとがき
ロッキード事件の真相から今こそ学ぶべきこと
--岩波現代文庫版のためのあとがきに代えて
解説 公文書が歴史を“つくる”……………真山仁
注
| 作者 | 奥山 俊宏 |
|---|---|
| 価格 | 1650円 + 税 |
| 発売元 | 岩波書店 |
| 発売日 | 2024年05月17日 |
『M/世界の、憂鬱な先端』
| 作者 | 吉岡,忍,1948- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 文藝春秋 |
| 発売日 | 2000年12月 |
『小説帝銀事件 新装版』
占領下の昭和23年1月26日、豊島区の帝国銀行で発生した毒殺強盗事件。捜査本部は旧軍関係者を疑うが、画家・平沢貞通に自白だけで死刑判決が下る。昭和史の闇に挑んだ清張史観の出発点となった記念碑的名作。
| 作者 | 松本 清張 |
|---|---|
| 価格 | 660円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2009年12月25日 |
『やまゆり園事件』
| 作者 | 神奈川新聞社 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 幻冬舎 |
| 発売日 | 2022年08月 |
『桶川ストーカー殺人事件 : 遺言』
| 作者 | 清水,潔,1958-フォトジャーナリスト |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 | 2004年06月 |
『令和元年のテロリズム』
| 作者 | 磯部,涼,1978- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 | 2021年03月 |
『酒鬼薔薇聖斗の告白 : 悪魔に憑かれたとき』
| 作者 | 河,信基,1946- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 元就出版社 |
| 発売日 | 1998年05月 |
『「毒婦」和歌山カレー事件20年目の真実』
林眞須美は本当に「毒」を入れたのか?林家を長年取材してきた研究者が、いびつな死刑囚の「実像」と事件の「真相」に迫る!
| 作者 | 田中ひかる |
|---|---|
| 価格 | 1760円 + 税 |
| 発売元 | ビジネス社 |
| 発売日 | 2018年07月 |
『東電OL殺人事件』
彼女は私に会釈して、「セックスしませんか。一回五千円です」といってきましたー。古ぼけたアパートの一室で絞殺された娼婦、その昼の顔はエリートOLだった。なぜ彼女は夜の街に立ったのか、逮捕されたネパール人は果たして真犯人なのか、そして事件が炙り出した人間存在の底無き闇とは…。衝撃の事件発生から劇的な無罪判決までを追った、事件ノンフィクションの金字塔。
| 作者 | 佐野眞一(ノンフィクション作家) |
|---|---|
| 価格 | 781円 + 税 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 | 2003年09月 |
以上、実際の犯罪や事件を描いたノンフィクション10選をご紹介しました。本当のことを描いた物語だからこそ、読後の余韻が違うものがありますよね。犯罪や事件という、一見遠く感じる出来事が、実は身近なところで起きているかもしれないと認識させられる瞬間があったのではないでしょうか。
それぞれの作品には、それぞれの舞台や視点があります。高級レストランでの横領事件、見えない敵と戦うスパイの世界、平凡な日常が突如犯罪に見舞われるという恐怖、さらには、全く知らなかった別の世界の出来事まで。それぞれの物語には、私たち自身が眼を向けることを忘れがちな事実が詰まっています。
ノンフィクションの力は、私たちの知識を広げるだけでなく、新たな視点を与えてくれる力にもなります。しかしながら、それは現実の事件を元に描かれていますから、読んだ後には少し重い気持ちになるかもしれません。でも、その重さが私たちの社会への理解を深め、より適切な判断を下す力につながるのです。
これらの作品に触れて、「知らないことがまだたくさんある」、「見えないところでも様々なことが起きている」、そして、「自分も社会の一部として関わっている」ということを感じてみてください。そうすることで、より広い世界への視野が広がるかもしれません。
それでは、次回の作品紹介でまたお会いしましょう。気になった作品があれば、ぜひ手に取ってみてくださいね。新しい発見や感動があなたを待っていることでしょう。
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