歴史×ロマンのスケールが大きい 冲方丁の名作6選!世界観に浸れる代表作
歴史とロマンの融合、それが冲方丁の世界。過去の出来事が現代に響き、想像力を刺激する彼の名作を紹介します。まずは、禅僧の青年と貴族の令嬢を中心に展開する、室町時代を舞台にした物語。戦国時代に焦点を当て、若き武将と家臣の絆を描いた一冊も見逃せません。また、明治維新を通じて青年たちの革命と成長を描く一方で、近未来の技術を描き、人間の営みを問いかける作品もあります。それだけでなく、大正ロマンを背景にしたミステリーや、まるで時空を超越したかのような宇宙旅行も楽しめる冲方ワールド。これらの作品は、あなたを過去と未来、現実と非現実の間で揺れ動かすこと間違いなし。
『アクティベイター』
標的は、日本国民1000万人ーー。
羽田空港に突如、中国のステルス爆撃機が飛来した。
女性パイロットは告げる。「積んでいるのは核兵器だ」と。
核テロなのか、あるいは宣戦布告なのか。
警察庁の鶴来(つるぎ)は爆撃機のパイロットを事情聴取しようとするが、護送中に何者かに拉致されてしまう。
囚われた彼女を助けたのは鶴来の義兄で警備員の真丈(しんじょう)だった。
真丈は彼女に亡き妹の姿を重ね、逃亡に手を貸す決意をする。
核起爆の鍵を握る彼女の身柄をめぐり、中国の工作員、ロシアの暗殺者、アメリカの情報将校、韓国の追跡手が暗闘する。
一方、羽田には防衛省、外務省、経産省の思惑が交錯する。
いったい誰が敵で、誰が味方なのか。なぜ核は持ち込まれたのか。
爆発すれば人類史上最大の犠牲者がーーその恐怖の中、真丈と鶴来が東京中を奔走する。
『天地明察』、『十二人の死にたい子どもたち』、「マルドゥック」シリーズ等数々のヒット作を生み出した著者が、作家生活25年のすべてを込めた極上の国際テロサスペンスが遂に文庫化!
【プロフィール】
冲方 丁(うぶかた とう)
1977年岐阜県生まれ。1996年『黒い季節』で角川スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。
2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞、2010年『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、第4回舟橋聖一文学賞、第7回北東文学賞、2012年『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞。
主な著書に『十二人の死にたい子どもたち』『戦の国』『麒麟児』『もらい泣き』『骨灰』などがある。
| 作者 | 冲方 丁 |
|---|---|
| 価格 | 1375円 + 税 |
| 発売元 | 集英社 |
| 発売日 | 2025年01月21日 |
『月と日の后』
| 作者 | 冲方,丁,1977- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | PHP研究所 |
| 発売日 | 2021年09月 |
『剣樹抄』
| 作者 | 冲方,丁,1977- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 文藝春秋 |
| 発売日 | 2021年10月 |
『骨灰』
大手デベロッパーのIR部に勤務する松永光弘は、自社の高層ビル建設現場の地下へ調査に向かっていた。目的は、その現場についての『火が出た』『いるだけで病気になる』『人骨が出た』というツイートの真偽を確かめること。異常なまでの乾燥と、嫌な臭気を感じながら調査を進めると、図面に記されていない、巨大な穴のある謎の祭祀場にたどり着くーー。地下に眠る怪異が、日常を侵食し始める。恐怖の底に誘う衝撃のホラー巨編!
骨灰
解説 大森望
| 作者 | 冲方 丁 |
|---|---|
| 価格 | 1100円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2025年06月17日 |
『戦の国』
一五六〇年、桶狭間の合戦前夜。
緊張感漂う清洲城で、織田信長は扇子を手に敦盛を舞い、静かにある決意を固めていた。
やがて信長は一つの作戦を示す。あまりの無謀さに家臣の猛反対にあう中、信長だけに見えていた勝利への道筋とは。
動乱の時代を駆け抜けた織田信長、上杉謙信、明智光秀、大谷吉継、小早川秀秋、豊臣秀頼ら六将の目を通して“戦国”を活写した連作短編集。
| 作者 | 冲方 丁 |
|---|---|
| 価格 | 858円 + 税 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2020年08月12日 |
『麒麟児』
慶応四年三月。鳥羽・伏見の戦いに勝利した官軍は、徳川慶喜追討令を受け、江戸に迫りつつあった。
軍事取扱の勝海舟は、五万の大軍を率いる西郷隆盛との和議交渉に挑むための決死の策を練っていた。
江戸の町を業火で包み、焼き尽くす「焦土戦術」を切り札として。
和議交渉を実現するため、勝は西郷への手紙を山岡鉄太郎と益満休之助に託す。
二人は敵中を突破し西郷に面会し、非戦の条件を持ち帰る。だが徳川方の結論は、降伏条件を「何一つ受け入れない」というものだった。
三月十四日、運命の日、死を覚悟して西郷と対峙する勝。命がけの「秘策」は発動するのかーー。
幕末最大の転換点、「江戸無血開城」。命を賭して成し遂げた二人の“麒麟児”の覚悟と決断を描く、著者渾身の歴史長編。
| 作者 | 冲方 丁 |
|---|---|
| 価格 | 836円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2021年11月20日 |
これまでご紹介してきた冲方丁さんの作品たちは、どれも一風変わった角度から歴史とロマンを描き出している魅力的な作品ばかりだと思います。一人一人の登場人物が持つ深い情感と絡み合う過去や未来、そして重なり合う時代背景が織りなすストーリーは、読者をその世界に引き込んで離しません。
普段はそれほど歴史に興味がないという方でも、冲方丁さんの作品を手に取れば新たな視点で歴史を楽しむことができることでしょう。彼の作品は、歴史という枠を超えた壮大な物語を描き出しています。そのため、多くの読者がそれぞれ自由に解釈し、自分だけのストーリーを見つけることが可能なのです。
また、冲方丁さんの筆遣いはまさに独特。一つ一つの言葉が重みを持ち、強く心に響く表現はまさに彼の流儀といえます。一行、一行が、まるで詩のように情感豊かで、そこから生まれるイメージと感情が物語をより一層印象深いものにしてくれます。
そうした理由から、冲方丁さんの作品は何度読み返しても新たな発見があり、読むたびに深みを増していくと思います。一度は冲方丁さんの世界観に触れ、その独特の文体や語り口から想像力を刺激され、自分自身の感性も広げてみてはいかがでしょうか。
紹介した作品群を通して感じていただきたいのは、冲方丁さんがこれまでに描いてきた歴史×ロマンの世界が、多くの読者にとって新鮮で魅力的な体験を提供できることです。夢中になって読んで、久しぶりに本の魅力に触れる瞬間を、皆さんに提供できればこれほど嬉しいことはありません。是非一度、手に取ってみてくださいね。
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