砂糖の歴史の本 おすすめ5選
砂糖の歴史について、興味はありますか?歴史を通じて砂糖がどのように私たちの生活に浸透してきたか。そんな情報が詰まった本を5冊、ピックアップしてみました。1冊目は、砂糖の生産から消費までを世界各地で追いかけたドキュメンタリータッチの作品。2冊目は、奴隷貿易と繋がっている砂糖の暗い歴史を描いた重厚な一冊。3冊目は、砂糖がもたらした文化や菓子作りの進化に焦点を当てた愉快な作品。4冊目は、砂糖の科学的な側面を学べる手軽な一冊。最後に5冊目、現代の砂糖問題について議論した社会派の作品です。興味を引かれた本があったらぜひ手に取ってみてくださいね。
『砂糖の歴史』
作者 | Abbott,Elizabeth 樋口,幸子,1947- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2011年05月 |
『砂糖の歴史』
紀元前のインドで誕生したものの、多くの人が口にするようになったのはこの数百年にすぎない砂糖。急速な普及の背景にある植民地政策や奴隷制度等の負の歴史もふまえ、人類を魅了してきた砂糖の歴史を描く。図版多数。レシピ付。料理とワインについての良書を選定するアンドレ・シモン賞特別賞を受賞した人気シリーズ。
作者 | アンドルー・F.スミス/手嶋由美子 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 原書房 |
発売日 | 2016年01月18日 |
『砂糖の世界史』
プロローグ 砂糖のふしぎ
第1章 ヨーロッパの砂糖はどこからきたのか
第2章 カリブ海と砂糖
第3章 砂糖と茶の遭遇
第4章 コーヒー・ハウスが育んだ近代文化
第5章 茶・コーヒー・チョコレート
第6章 「砂糖のあるところに、奴隷あり」
第7章 イギリス風の朝食と「お茶の休み」 ──労働者のお茶
第8章 奴隷と砂糖をめぐる政治
第9章 砂糖きびの旅の終わり ──ビートの挑戦
エピローグ モノをつうじてみる世界史 ──世界史をどう学ぶべきか
あとがき
作者 | 川北 稔 |
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価格 | 924円 + 税 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 1996年07月22日 |
『甘さと権力』
砂糖は産業革命の原動力となり、その甘さは人々のアイデンティティや社会をも変えていった。モノから見る世界史の名著をついに文庫化。解説 川北稔
作者 | シドニー・W・ミンツ/著 川北稔/翻訳 和田光弘/翻訳 |
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価格 | 1500円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2021年05月12日 |
『砂糖の社会史』
「砂糖は世界を動かし社会を変え、そして歴史を作った」。社会に与えた影響とその大きさを、図版や地図とともに紹介。食物としてよりも生産物としての在り方に重点を置き、奴隷制やプランテーション、輸送技術などにも目を向けた異色の社会史。
作者 | マーク・アロンソン/マリナ・ブドーズ/花田知恵 |
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価格 | 2750円 + 税 |
発売元 | 原書房 |
発売日 | 2017年02月24日 |
さまざまな砂糖の歴史を巡る旅についてご紹介しましたが、いかがでしたか? 各作品を通して、砂糖が世界の各地で生産、利用されてきた過程や、経済、文化に与えた影響を学ぶことができます。甘いものが日々の生活に欠かせない今日、それがどのようにして私たちの手元に届いているのか、その裏に隠された歴史とは何なのかを知ることはとても興味深いですよね。
また、砂糖にまつわるストーリーやエピソードもたくさん詰まっています。スパイスとして重宝された砂糖の話、戦争や権力闘争に絡む砂糖の物語、甘さに人々がどのように変化してきたのか、そんな人間の歴史とも共に描かれています。過去から現在まで、そして未来へと続く砂糖の歴史は、私たちの歴史そのものでもあります。
今回紹介した作品は、単なる事実の羅列だけではなく、とてもエンターテイメント性に富んでいます。その中には、笑える話から考えさせられる内容まで幅広く描かれていて、読む者を飽きさせません。あなたがこれまで砂糖に対する興味が薄かったとしても、これらの作品を読むことで新たな視点を得られることでしょう。
さて、それぞれの作品を手に取り思い思いの砂糖の歴史に思いを馳せながら、一口ずつ甘いものを味わう時間はいかがでしょうか。知識が増えれば、毎日飲むコーヒーや紅茶に入れる砂糖も、きっとこれまで以上に特別なものに感じられるでしょう。
今回お伝えした砂糖の歴史にまつわる5作品。きっとどれもあなたの知識を深め、興味を引くものばかりでしょう。少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ手に取ってみてくださいね。あなたの理解と視野を広げる一助となれば幸いです。それでは、甘く、そして驚きに満ちた砂糖の歴史の旅のお供に、これらの作品をどうぞ。
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