経営企画部が読むべき本 おすすめ4選 実務で役立つ

その一冊目は、ある天才スタートアップCEOの経営の秘訣が詰まった一冊です。ユニークな視点から経営戦略を語る彼の言葉は、ビジネスシーンで必ず役立つはずです。二冊目は、あるファッションブランドの成長秘話が描かれた小説。フレッシュなアイデアとリスクを冒す勇気が肝要なビジネス界に、刺激的な一冊です。三冊目は、誤解されがちなビジネスモデルを、わかりやすく解説した実用書。ここで学べるビジネスの本質が、今後の経営企画にきっと活きてきます。最後に4冊目は、一流の経営者たちが直面した危機を乗り越えたエピソードが、ノンフィクション形式で描かれています。これらの経験は、自身の会社が困難に立ち向かうときの指南書となるでしょう。
『経営企画部員の基礎知識』

経営企画部⾨の⽴ち位置は企業規模や業態など会社ごとに異なりますが、本書ではその本質的な役割を「会社の中⼼部で企業価値向上をリードすること」であると捉えます。
そしてその機能を、全社レベルでの重点推進課題や部⾨横断課題について経営者や経営ビジョンの意を汲み、「その推進に必要な情報や意⾒を⼀元的に整理・集約し(機能1)」、「集約した情報を価値を⽣むストーリーへと転換し(機能2)」、「価値を⽣み出す活動へと現場を駆り⽴てるコミュニケーションを促進する(機能3)」組織であると定義します。
この定義による経営企画部が担うべき役割と機能そして具体的な仕事について、さまざまな業種の経営企画部⾨にコンサルティングを⾏う6 名の執筆陣がその基本的な内容を押さえつつ、実務上の課題解決につながる実務ポイントを図表を使って端的に解説していきます。
これにより、基本知識にとどまらず、経営を⽀える戦略的な仕事に必要なスキルや実務ポイントが具体的に理解できるようになっています。
また、戦略フレームワークの使い⽅や関連する法務知識、さらにはスタッフおよび管理者の⼼構えなども含め、経営企画部⾨での⽇常の働き⽅がわかる内容で構成していることも本書の⼤きな特徴です。
作者 | 株式会社日本総合研究所 経営企画機能研究チーム |
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価格 | 2090円 + 税 |
発売元 | 日本能率協会マネジメントセンター |
発売日 | 2024年12月12日 |
『マンガでやさしくわかる経営企画の仕事』

「経営企画」部は、経営会議の議事録をとったり、予算の進捗会議の資料を作ったり、「業務」として捉えると大変範囲が広いうえ、現在の事業環境においては、新規事業を企画したり、海外進出や海外事業を強化したりするといった取り組みなど、幅広い仕事が求められる部門です。
本書は、初めて経営企画に配属になった若手社員・安奈がいろいろな困難に直面しながら成長するストーリーに合わせて解説をしています。新たに経営企画に配属になった、または経営企画の仕事に興味がある方にとって、やさしく分かる導入書となっています。
プロローグ 経営企画は「雑用係」か?
Part1 経営企画スタッフの役割と必要知識・スキル
Part2 週次業務
Part3 月次・年間業務
Part4 スポット業務・プロジェクト対応
Part5 社内制度・体制の整備
エピローグ 「攻める経営企画スタッフ」となるために
作者 | 井口 嘉則/柾 朱鷺 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 日本能率協会マネジメントセンター |
発売日 | 2018年04月29日 |
『‘不確実性’の時代を生き抜く最強の「経営企画部」』

中期経営企画の策定から戦略的法務の実践、新規事業の立ち上げ方まで、現場で活かせる実務を丁寧に解説。学生から社会人まで、「経営企画マインド」を養成する好著の最新版。
作者 | 八田 真資 |
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価格 | 3080円 + 税 |
発売元 | 中央経済社 |
発売日 | 2020年09月18日 |
『経営企画実務ハンドブック 基本知識から経営計画策定、事業計画作成、戦略管理ま』

主要業務の遂行に必要な手順を豊富な図版とともに解説。中長期経営計画・事業格付け・ローリングに使えるフォーマット集付き。
作者 | 丹羽哲夫 |
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価格 | 4620円 + 税 |
発売元 | 日本能率協会マネジメントセンター |
発売日 | 2010年02月 |
以上、経営企画部での実務に役立つと思われる、我々が独断と偏見で選んだオススメの4冊を紹介させていただきました。もちろん、この中から1冊だけでも役立てられたなら幸いです。
それぞれが異なる視点からビジネスの本質を解き明かし、私たちがいま直面している問題に対して新たなアプローチを提供してくれるはずです。これらの本を通じて、経営者やマネージャーだけでなく、現場の社員一人ひとりが新鮮な視点を持つことで、会社全体が新たな未来に向けて進んでいけると確信しています。
経営企画の本質は、新たな可能性を見つけ出し、それを具現化することにあります。しかし、日々の業務に追われるうちに大事な視点を見失いがちになることも確かです。このような時には一度立ち止まり、本を通じて他者の知見を引き込むことで視野を広げ、深めることが重要ではないでしょうか。
思えば、多くのビジネスの成功例は、新たな視点や発想が生み出した可能性が原点になっています。そして、その可能性を見つけ、評価し、実現するための道筋は、経営のエッセンスとも言えるでしょう。
紹介した本の中には、それらを深く理解し、具現化するための知識が詰まっています。どれもが経営企画部にとって、無くてはならない一冊になるはずです。是非皆様の読書リストに加えていただき、日々の業務に役立ててください。
最後に、これらの本を読むことで、さらに経営企画部としての実力を上げ、会社全体を前進させるための契機となれば嬉しい限りです。これからも、皆様が求める情報を提供できるよう努力して参りますので、引き続き応援よろしくお願いいたします。
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