無戸籍児がテーマの本10選

無戸籍児という存在は、ひとつの社会問題であり、その独特な生活や境遇が、多くの作家や漫画家にとり取り上げられるテーマですね。ここでは、その中から10冊をピックアップしてみました。社会から忘れられた人々を描いた作品、身体だけではなく心も捨てられた子供たちの心情を描いた作品、名前すら持たない子供たちの生き方を描いた作品など、さまざまな視点からこのテーマに迫っています。レアな視点から社会を見つめ直すきっかけになること間違いなしです。彼らの世界に触れることで、我々の理解や共感が深まることでしょう。
『あなたの隣にいる孤独』
| 作者 | 樋口,有介,1950-2021 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 文藝春秋 |
| 発売日 | 2020年12月 |
『僕が僕をやめる日』
「死ぬくらいなら、僕にならない?」--生きることに絶望した立井潤貴は、自殺寸前で彼に救われ、それ以来〈高木健介〉として生きるように。それは誰も知らない、二人だけの秘密だった。2年後、ある殺人事件が起きるまでは……。
高木として殺人容疑をかけられ窮地に追い込まれた立井は、失踪した高木の行方と真相を追う。自分に名前をくれた人は、殺人鬼かもしれないーー。葛藤のなか立井はやがて、封印された悲劇、少年時代の壮絶な過去、そして現在の高木の驚愕の計画に辿り着く。
かつてない衝撃と感動が迫りくるーー緊急大重版中『15歳のテロリスト』に続く、衝撃の慟哭ミステリー最新作!
| 作者 | 松村 涼哉 |
|---|---|
| 価格 | 748円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2019年11月22日 |
『名もなき子』
テレビ局に在籍し、ドキュメンタリー番組の制作を手がける美貴。ある日、高齢者施設で不審死が相次いでいるとの週刊誌の記事が目に留まる。その後、主要メディアや官邸に犯行声明が届く。書面には「何も生み出さない高齢者は『社会悪』だ」などと書かれていた。取材を進める美貴は、偶然の出来事から悟と名乗る青年とかかわるようになる。悟の生きてきた道程を知った美貴は、この国が抱える深い闇の存在に強い衝撃を受けるーーーー。
| 作者 | 水野 梓 |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | ポプラ社 |
| 発売日 | 2022年05月18日 |
『トリカゴ』
【第24回大藪春彦賞受賞作】
【読書メーター読みたい本ランキング第1位】
(週間/単行本/集計期間:2021/9/19〜9/25)
重苦しいテーマに向き合いながら、
雪折れしない柳のように
やわらかな文章が魅力的だ。宮部みゆき(2021年11月21日読売新聞)
辻堂ゆめの現時点での
最高傑作であり、作家としての
ステップアップを告げた作品。千街晶之(本書解説より)
蒲田署刑事課の森垣里穂子は、殺人未遂事件の容疑者ハナを尾行中、無戸籍者が隠れ住むコミュニティを発見する。彼らが唯一安心して暮らせる場を、警察の捜査が壊すかもしれない──里穂子は苦悩しながら調べを進めるうち、かつて日本中を震撼させた未解決の“鳥籠事件”との共通点に気づく。刑事たちが執念の捜査の末に辿りついた、胸を衝く真相とは。第24回大藪春彦賞受賞作。解説=千街晶之
| 作者 | 辻堂 ゆめ |
|---|---|
| 価格 | 990円 + 税 |
| 発売元 | 東京創元社 |
| 発売日 | 2025年02月12日 |
『無戸籍の日本人』
1万人はいると言われる戸籍を持たない日本人。なぜ無戸籍になるのか? なぜこの状況は変わらないのか? 無戸籍者の厳しい現実を浮き彫りにし、大きな反響を集めた話題作。(巻末対談/是枝裕和・井戸まさえ)
| 作者 | 井戸 まさえ |
|---|---|
| 価格 | 880円 + 税 |
| 発売元 | 集英社 |
| 発売日 | 2018年01月19日 |
『戸籍のない日本人』
離婚後300日以内に生まれた子は前夫の子と推定するーDNA鑑定などなかった明治時代の民法772条規定により、戸籍が取得できない無戸籍者が日本には推定で数万人もいる。住民票はない、運転免許証もパスポートも取れない。本書では「当たり前の生活」さえ困難な無戸籍者の苦悩を紹介し、どうしたらこの問題が解決できるのかを追求していく。
| 作者 | 秋山千佳 |
|---|---|
| 価格 | 935円 + 税 |
| 発売元 | 双葉社 |
| 発売日 | 2015年05月 |
『誰も知らない~無戸籍児ネグレクト~【単話版】 (家庭サスペンス)』
| 作者 | 上野すばる |
|---|---|
| 価格 | 110円 + 税 |
| 発売元 | 笠倉出版社 |
| 発売日 | 2024年04月24日 |
『戸籍と無戸籍』
近代日本において無戸籍者の存在は、家制度をはじめ徴兵、治安、福祉などに関わる政治・社会問題であると同時に、移民、引揚げに関わる国際問題であった。そして現代では家族生活の多様化に伴い、戸籍の必要性そのものが問われている。無戸籍者の歴史的変遷を辿り「日本人」の輪郭を改めて捉え返す労作。
| 作者 | 遠藤正敬/著 |
|---|---|
| 価格 | 4200円 + 税 |
| 発売元 | 人文書院 |
| 発売日 | 2017年05月17日 |
『殺した夫が帰ってきました』
やっと手にした理想の生活だったのに……
都内のアパレルメーカーに勤務する鈴倉茉菜。茉菜は取引先に勤める穂高にしつこく言い寄られ悩んでいた。ある日、茉菜が帰宅しようとすると家の前で穂高に待ち伏せをされていた。茉菜の静止する声も聞かず、家の中に入ってこようとする穂高。
その時、二人の前にある男が現れる。男は茉菜の夫を名乗り、穂高を追い返す。男は茉菜の夫・和希に間違いなかった。しかし、茉菜が安堵することはなかった。なぜなら、和希はかつて茉菜が崖から突き落とし、殺したはずだったからだ。
戸惑う茉菜をよそに、和希は茉菜の家に上がり込む。改めて話を聞いてみると、和希は過去の記憶を一部なくしており、茉菜と一緒に暮らしたいという。茉菜は渋々それを受け入れる。
かつての和希はとても暴力的な人間だったが、いざ暮らしはじめると、暴力的な影は一切見られず、平穏な日々が過ぎていった。
しかしそんな矢先、茉菜のもとに一通の手紙が届く。手紙には一言だけ「鈴倉茉菜の過去を知っている」と書かれていて……
記憶をなくし帰ってきた、殺したはずの暴力夫。謎めいた正体と過去の愛と罪を追う、著者新境地のサスペンスミステリー。
| 作者 | 桜井 美奈 |
|---|---|
| 価格 | 748円 + 税 |
| 発売元 | 小学館 |
| 発売日 | 2021年04月06日 |
『忌まわ昔』
| 作者 | 岩井,志麻子,1964- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2019年06月 |
それぞれのスペースに生きる、登場人物たちの姿を通して、「無戸籍」の実態を描き出したこれらの作品を通じて、読者の皆様はどんな感想を抱いたでしょうか。失われたアイデンティティを持つ人々の悲しい運命、孤独な闘い、そして際立って描かれた彼らの強さに、胸が締め付けられることもあったでしょう。
でも、そこには素晴らしいヒューマニズムも描かれています。信じられないほどの逆境に立たされても、彼らは自分の存在を確立し、輝いた人生を歩んでいます。"無戸籍"という状態は、人を孤立させ、社会の外に押し出す力を持つ一方で、彼らが見つける自由さや新しい可能性につながることもあります。
これらの作品はそうした人々の物語であり、それぞれが自分の人生を豊かに生きる様子、そしてその困難を乗り越えて成長していく姿を描いています。たとえ無戸籍であっても、彼ら自身が自分の価値を見出し、認められることで、生きる意味や喜びを見つけるのです。その姿は、まさに人間の不屈の精神と、存在自体の賛歌であり、我々にとって大きな希望を投げかけてくれます。
それぞれのキャラクターは、自分自身の“無戸籍”な存在を受け入れ、それを力に変えることで人生を歩んでいます。彼らの物語からは、大切なものを見つけ、それを大切にすることの大切さ、そしてそれがもたらす力を学ぶことができるでしょう。たとえば、社会的弱者の声を大切にし、彼らの苦しみを共有することで、一人ひとりが社会をより良くする力を持つという、深いメッセージを私達に語りかけています。
自分自身を巡る問い、地位や富の不平等、そして社会から見た「無戸籍」という現象…それぞれの視点から繰り広げられる、人間ドラマ全てをぜひ、ご自身の目で確かめてみてください。きっとあなた自身の心にも何かを突き動かす力を感じることができるはずです。さあ、彼らのストーリーに耳を傾け、彼らが開く新たな世界へ、一緒に足を踏み入れてみましょう。心の底から、その旅をお楽しみ頂けますように。
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