美術館が登場する小説3選
美術館という特異なステージで展開する話の魅力って何とも言えませんよね。第一作目は、奇怪な事件が次々起こるゴシックな美術館を舞台にしたミステリー。誰もが引き込まれる美術作品たちの背後に隠された秘密、そこに込められた物語が、読む者を魅了します。
次にご紹介するのは、ちょっぴり切ない恋愛小説。主人公の美術館での日々や初恋の行方が丁寧に描かれ、読み終えた後に残る余韻が最高ですよ。
最後は、戦争と芸術をテーマにした力作。壮絶な歴史と美術品の行方に目が離せません。
それぞれ違った視点から美術館を描いた3作品、どれも一読の価値ありですぞ!
『デトロイト美術館の奇跡』
作者 | 原田,マハ |
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価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2020年01月 |
『クローディアの秘密』
作者 | カニグズバーグ,E.L./松永 ふみ子 |
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価格 | 836円 + 税 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2000年06月16日 |
『ダ・ヴィンチ・コード(上)』
ルーヴル美術館館長ソニエールが館内で死体となって発見された。殺害当夜、館長と会う約束をしていたハーヴァード大教授ラングドンは、フランス警察より捜査協力を求められる。ソニエールの死体は、グランド・ギャラリーでダ・ヴィンチの最も有名な素描『ウィトルウィウス的人体図』を模した形で横たわっており、さらに、死体の周りには、複雑怪奇なダイイングメッセージが残されていた。館長の孫娘でもあり、現場に駆けつけてきた暗号解読官ソフィーは、一目で祖父が自分だけに分かる暗号を残していることに気付く…。『モナ・リザ』『岩窟の聖母』『ウィトルウィウス的人体図』-。数々のダ・ヴィンチ絵画の謎が導く、歴史の真実とは。
作者 | ダン・ブラウン/越前敏弥 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 角川書店 |
発売日 | 2004年05月 |
美術館…普段何気なく通り過ぎてしまう人も多かれ少なかれいるかと思いますが、実はそこには数々のドラマが生まれているんです。作品を眺めるだけでなく、背後にあるストーリーに耳を傾けると、思わぬ驚きや感動が待ち受けているかもしれませんよ。そんな美術館が舞台となる小説には、実は多くの魅力が詰まっています。
平和で落ち着いた雰囲気の中で付き合うキャラクターたちが織り成す人間模様、作品の背後に隠された謎やスリル、数多くの芸術作品とその解釈が紡ぎ出す想像力の世界…使用される美術館によって描かれる物語やテーマはまるで違ってしまうのも、小説の醍醐味なんです。
そしてなんと言っても忘れてはならないのが、著者たちが見せてくれる美術館への深い愛情と敬意です。なかには具体的な美術作品を巡ったエピソードを描く作品もあれば、架空の作品を中心に物語が進行するものも。それぞれが持つ独自の世界観を、小説という形で味わうことができるのは、なんとも贅沢な時間ですよね。
美術館という場所が作り出す風景、そこで交わされる言葉、感情の揺れ動き。これらを描いた小語の世界観を通して、きっとあなた自身の感じ方や考え方が少しでも広がることでしょう。想像力を駆使しながら、あなた自身の経験や考えを重ね合わせ、描かれる物語に自分だけの色を加えてみてください。
そして、読書を終えた後は実際に美術館に足を運んでみると良いですよ。小説の中で味わったあの世界を、現実の中でも探し出せるかもしれません。それが再び新たなドラマを生むきっかけになるかもしれませんよ。それでは、あなたの大切な読書の時間を、美術館が舞台の小説たちと共に楽しんでいただければ幸いです。
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