【名作】もう一度読み返したい５選（海外編）
繊細な筆致で描かれる19世紀イギリスの恋愛模様、戦場を舞台にした壮大な友情物語、驚愕の展開が待ち受けるミステリー、中世ヨーロッパを背景にした壮麗なファンタジー、そして人間の内面を深く掘り下げた心理小説。この5つの作品は、文化や時代を超えて人々に愛され続けています。芸術性が高く、情緒豊かで、読み応え十分。彼らの世界に没入すると、一晩中ページをめくり続けたくなること間違いなしです。一度読んだだけでは理解しきれない深さがあるからこそ、何度でも読み返して新たな発見を楽しめます。ぜひ、これらの名作と再度、出会ってみてください。
『アルジャーノンに花束を新版』
３２歳になっても幼児なみの知能しかないチャーリイ・ゴードン。そんな彼に夢のような話が舞いこんだ。大学の先生が頭をよくしてくれるというのだ。これにとびついた彼は、白ネズミのアルジャーノンを競争相手に検査を受ける。やがて手術によりチャーリイの知能は向上していく…天才に変貌した青年が愛や憎しみ、喜びや孤独を通して知る人の心の真実とは？全世界が涙した不朽の名作。著者追悼の訳者あとがきを付した新版。
| 作者 | ダニエル・キイス/小尾芙佐 |
|---|---|
| 価格 | 1320円 + 税 |
| 発売元 | 早川書房 |
| 発売日 | 2015年03月13日 |
『星の王子さま』
| 作者 | Saint-Exupéry,Antoinede,1900-1944 河野,万里子,1959- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 | 2006年04月 |
『赤毛のアン』
緑の切妻屋根の家、グリン・ゲイブルスを舞台に、
アンが大まじめで引き起こす大騒動が、みんなをしあわせに！
1952年、村岡花子によってはじめて日本に紹介された『赤毛のアン』。
親子3代で人気のある村岡花子の美しい訳が、邦訳70周年の2022年、これから読み継ぎたい改訂版となりました。
気鋭のイラストレーター北澤平祐と人気の装丁家・中嶋香織とによる、
クラシカルかつ可愛い装丁で、名作がよみがえります。
プレゼントにも、自分で持っているにも、ぴったりの一冊です。
＜中学生以上の漢字にルビつき＞
もくじ
第一章 レイチェル・リンド夫人の驚き
第二章 マシュウ・クスバートの驚き
第三章 マリラ・クスバートの驚き
第四章 グリン・ゲイブルスの朝
第五章 アンの身の上
第六章 マリラの決心
第七章 アンのお祈り
第八章 アンの教育
第九章 レイチェル・リンド夫人あきれかえる
第十章 アンのおわび
第十一章 アン日曜学校へ行く
第十二章 おごそかな誓い
第十三章 待ちこがれるピクニック
第十四章 アンの告白
第十五章 教室異変
第十六章 ティーパーティーの悲劇
第十七章 新しい刺激
第十八章 アンの看護婦
第十九章 音楽会と災難と告白
第二十章 行きすぎた想像力
第二十一章 香料ちがい
第二十二章 アンお茶にまねかれる
第二十三章 アンの名誉をかけた事件
第二十四章 音楽会
第二十五章 マシュウとふくらんだ袖
第二十六章 物語クラブの結成
第二十七章 虚栄の果て
第二十八章 たゆとう小舟の白ゆり姫
第二十九章 忘れられないひとこま
第三十章 クイーン学院の受験
第三十一章 ふたつの流れの合うところ
第三十二章 合格者発表
第三十三章 ホテルの音楽会
第三十四章 クイーンの女学生
第三十五章 クイーン学院の冬
第三十六章 栄光と夢
第三十七章 死のおとずれ
第三十八章 道の曲がり角
『赤毛のアン』出版によせて ケイト・マクドナルド・バトラー
訳者あとがきにかえて
| 作者 | ルーシー・モード・モンゴメリ/村岡 花子/北澤 平祐 |
|---|---|
| 価格 | 2090円 + 税 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2022年03月24日 |
『オリエント急行の殺人』
雪で立往生した列車内で殺された老富豪。鉄壁のアリバイにポアロが挑む。華麗なる名作
| 作者 | アガサ・クリスティー/山本 やよい |
|---|---|
| 価格 | 1034円 + 税 |
| 発売元 | 早川書房 |
| 発売日 | 2011年04月21日 |
『ロング・グッドバイ フィリップ・マーロウ〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)』
| 作者 | レイモンド チャンドラー/村上 春樹 |
|---|---|
| 価格 | 1038円 + 税 |
| 発売元 | 早川書房 |
| 発売日 | 2016年01月29日 |
それでは、今回は海外の名作たちをご紹介しました。読んだことがあるもの、初めて聞いたもの、それぞれあるかと思いますが、いかがだったでしょうか。全てがあなたの心に刺さったものだったらとても嬉しいです。同時に、全く知らない作品だったとしても、これを機に手にとってみるきっかけになれば幸いです。
それぞれの作品は、当時の社会背景、作家の思い、登場人物の生き様を通じて、私たちに様々な教訓や共感を提供してくれます。それは時には人生の羅針盤となり、時には幾許かの救いとなり、そして時には単純な娯楽となる故に、何度読み返しても新しい発見があるものです。
そして何より、名作と呼ばれる作品達は、私たちに世界を広げてくれます。一冊の本を開くと、そこには作者の創造した色彩豊かな世界が広がっています。想像力を刺激し、私たちを新たな視点に導いてくれる。その力は非常に強大で、私たちの考え方、見方を豊かにする助けとなるでしょう。
最後に、私たちは日々新しい作品に触れられる幸せを感じています。しかし、同時にそれら新しい作品に埋もれてしまいがちな名作たちにも、再び光を当てるきっかけを持てたことに感謝しています。現代の洪水のような情報量の中で、一度は輝きを放っていた作品にもう一度スポットライトを当てる。それが、今回の記事を書いた一番の目的でした。
どうか、皆さんもこの機会に、もう一度その手元の名作を開いてみてください。新たな発見、そして再確認がきっとあるはずです。それが今回の私の、この記事を読んでくださったあなたに対する最大の願いです。
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