境界の感覚が研ぎ澄まされる 李琴峰の必読作6選!心がザワつく名篇だけ

この度、私が選んだのは李琴峰の心を揺さぶる6冠作品です。李琴峰の作品を読むと、境界の感覚がぐっと研ぎ澄まされるのを感じることでしょう。日常と非日常の狭間で踊る人物たち、透き通った美しさと冷たさを兼ね備えたその世界観に、誰もが一度は引き込まれること間違いなしです。機知に富んだ会話、緻密な心情描写、それらが絡み合って形成される彼の作品の世界はまさに圧巻。これらの作品を読んで心がザワついたとき、自身の感受性の深さに驚かされることでしょう。あなたも是非、その独特の世界に一度足を踏み入れてみてくださいね。
『生を祝う』
| 作者 | 李,琴峰,1989- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 朝日新聞出版 |
| 発売日 | 2021年12月 |
『言霊の幸う国で』
芥川賞受賞後のLを襲う数々の災厄。ストーカー、女性差別、同性愛差別、外国人差別……あらゆる差別に抗する闘争と再生の書。渾身の千枚書き下ろし大長編!
本厄の年に芥川賞を受賞したLこと柳千慧(りゅうちさと)を襲う災厄の数々--ストーカー、女性差別、外国人差別、同性愛差別、トランス差別……あらゆる差別に抗して生き延びるために言葉を紡ぎ厄を祓う闘争と再生の書! 入魂の40万字書き下ろし大長編!
そうですよね、文学で怒っていいんだ。文学シーンも社会。差別に抵抗し、みんなで仕事をするんだ。李さんが仕事をし続けてくれることは、すべてのマイノリティにとって希望になる!
ーー山崎ナオコーラ(作家)
記録せよ。記録せよ。記録せよ。私たちの生を。私たちの死を。私たちを憎むものらの醜い姿を。そして、私たちが何者であるかを。
ーー高井ゆと里(哲学者)
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何か方法はないだろうか、と下手くそ小説家たるLは苦慮する。「おおやけ」への回路を保ちつつ、「わたくし」の領域の事柄を書く方法が。実際、Lがここ一か月半の間に耐えてきた苦しみは、「おおやけ」による「わたくし」への加害の事実抜きには語れないものだ。純然たる「わたくし」の領域の、個人的な物語としては到底片づけられない。
ーーもしそんな語りを可能にするような言葉があれば、それは恐らく「おおやけ」と「わたくし」の間、「フィクション」と「ノンフィクション」の狭間にしか存在しないのではないか、とLは結論づけた。個人的な物語に回収されない、「フィクション」と「ノンフィクション」の狭間にある言葉ーー振り返ると、Lはずっとそれを模索してきた気がした。(本書より)
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| 作者 | 李 琴峰 |
|---|---|
| 価格 | 2860円 + 税 |
| 発売元 | 筑摩書房 |
| 発売日 | 2024年07月01日 |
『彼岸花が咲く島』
【第165回 芥川賞受賞作!】
記憶を失くした少女が流れ着いたのは、ノロが統治し、男女が違う言葉を学ぶ島だったーー。不思議な世界、読む愉楽に満ちた中編小説。
| 作者 | 李 琴峰 |
|---|---|
| 価格 | 1925円 + 税 |
| 発売元 | 文藝春秋 |
| 発売日 | 2021年06月25日 |
『独り舞』
| 作者 | 李,琴峰,1989- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 光文社 |
| 発売日 | 2022年07月 |
『ポラリスが降り注ぐ夜』
多様な性的アイデンティティを持つ女たちが集う二丁目のバー「ポラリス」。気鋭の台湾人作家が送る、国も歴史も超えて思い合う気持ちが繋がる7つの恋の物語。
| 作者 | 李 琴峰 |
|---|---|
| 価格 | 1760円 + 税 |
| 発売元 | 筑摩書房 |
| 発売日 | 2020年02月29日 |
『透明な膜を隔てながら』
| 作者 | 李,琴峰,1989- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 早川書房 |
| 発売日 | 2022年08月 |
これで、李琴峰さんの力作を一挙に6つご紹介しました。一つ一つの作品が全く違ったテーマや作風を持ちつつも、そのどれもが深く心に刻まれる鮮烈なインパクトを持つところが、李琴峰さんの作品の魅力だと思います。あきらかに彼の作品は閲覧者の境界感覚を揺さぶります。彼の作品が持つ、リアルすぎるほどの人間描写やスリリングな展開、そして繊細な心情の描写は、一度読んだら忘れられないほど印象に残ります。
また、李琴峰さんの作品を読むと、常に何かを探求し続ける彼の姿勢が伝わってきます。それが恐らく、「心がザワつく名篇」を生み出しているのだと思います。深みのあるストーリーや多角的なキャラクター描写は、私たち読者に多くの問いを投げかけます。それは、人間とは何か、生きるとは何かという哲学的な問いかもしれませんし、あるいは、現代社会に生きる私たち自身のあり方への問いかもしれません。そして、そうした問いに向き合うことで、私たちの心や価値観が揺さぶられ、新たな視点や発見が生まれるのです。
これら6作品は、そのどれもがあなたの心を震わせ、新たな視点を切り開くための一助になることでしょう。何度でも読み返すことで、さらなる発見や感動があるはずです。さあ、もしまだ読んでいない方がいらっしゃいましたら、ぜひこの機会に手に取ってみてください。そして、李琴峰さんの世界に触れ、自身の感じる境界を試してみてください。それぞれの作品で見つけた新たな発見や感情を大切にして、素敵な読書タイムをお楽しみください!
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