外交史・国際関係史を学ぶーオススメ3選

初めて外交史・国際関係史に興味を持つかたに、3つの素晴らしい作品を紹介します。第一は、アメリカとソビエトの冷戦時代を描いた歴史小説。密かな陰謀や攻防を描きつつ、時代背景や政治思想にも触れていて、深遠な洞察に満ちています。次に、欧州の植民地時代を舞台にした作品。清々しく悲劇的な物語から、企業利益と人間の尊厳の間で揺れ動く外交の微妙さが見えてきます。最後は、少年少女が主人公の現代の物語。異なる文化と触れ合いながら、国際関係の難しさと大切さを伝えてくれます。この3つから、外交史の奥深さを感じ取れること間違いなしですよ。
『アメリカ政治外交史 第2版』

アメリカは国としてどのように成り立ち,また世界といかに向き合ってきたのか.植民地時代以来のアメリカ史を内政と外交の両面から読み解いた定評ある通史に,オバマ政権期までを補筆した待望の改訂版.
作者 | 斎藤眞/著 古矢旬/著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 東京大学出版会 |
発売日 | 2012年04月01日 |
『ヨーロッパ・栄光と凋落 : 近代ヨーロッパ政治外交史論』

作者 | Taylor,AlanJohnPercivale,1906-1990 川端,末人,1923- ほか |
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価格 | 不明 |
発売元 | 未来社 |
発売日 | 1994年05月 |
『ヨーロッパ国際関係史』

今なお新たな国際秩序像を模索し続けるヨーロッパの現実の姿を,近代西欧国家体系にまで遡って,歴史的に考察する。新版化に際し,最新のヨーロッパ国際関係史の研究成果を盛り込み,終章として新たに「9.11以後のヨーロッパの国際関係」と題する章を設けた。
作者 | 渡邊啓貴/編集 |
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価格 | 2000円 + 税 |
発売元 | 有斐閣 |
発売日 | 2008年05月30日 |
では、以上が私のおすすめする外交史・国際関係史を学べる3作品となります。センスあふれるイラストや緻密な描写、文字だけでもリアルに感じられる空気感など、個々の作品はまったくタイプが違いますが、それぞれ異なる視点からグローバルな歴史を照射してくれる作りとなっています。
そういった意味でも、これらの作品を読むことは一種の「旅」だと私は感じています。言葉、文化、価値観が異なる国々と交渉を重ね、時には激しくぶつかりながらも共通理解を築いてきた人類の歩みは、まさに壮大な旅。それぞれのエピソードを読み解くと、まるで異なる世界を旅行するような感覚に陥るでしょう。
それぞれの作品が提示する外交史・国際関係史の視点や語り口は異なりますが、一冊一冊を手に取り、じっくりと読み進めていくことで、これまで見えてこなかった世界が見えてくるのではないでしょうか。そして、それぞれの文化や国が交わる場で生まれたドラマをたどることで、私たち自身の身近な現実も新たな視点で見直すきっかけになることでしょう。
実は、私自身もこれらの作品を読むまでは国際関係史にはあまり興味がなく、どちらかといえば遠い世界の出来事のように思っていました。しかし、作品を通じてその深さや面白さを知り、現在では自分でもどんどん読み進むようになりました。
ノンフィクションやドキュメンタリーも良いですが、やはり物語という形で紡がれる歴史は格別です。一つ一つのエピソードを追いながら、まるで主人公たちと一緒に時代を駆け抜けるような感覚は、他では味わえない醍醐味です。だからこそ、私はこれらの作品を皆さんにおすすめしたいと考えています。
最後に、一冊でも多くの作品を手に取ってみてください。きっと新たな発見や感動があなたを待っていますよ。世界は広く深い。たとえば外交史・国際関係史を学ぶという旅を通じて、その広さ深さを感じ取ることができるのではないでしょうか。それでは、素敵な読書ライフをお過ごしください。
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