ソシュールに関する本 おすすめ6選 近代言語学の父
「近代言語学の父」と称されるソシュールの生涯と学問への情熱を描いた本を紹介します。詳しい研究内容から人間としてのソシュールまで、彼の思考の深淵に迫る6冊。ある作品は緻密な分析が光る伝記、またある作品はソシュールの理論をやさしく解説した一冊です。一方、ピクトリアルな形式で彼の人生や業績を描いた本もあります。それぞれの視点でソシュールの魅力をつかんでください。これらの作品を読めば、言語学という学問がどのようにして生まれ、発展してきたのかを理解するのに役立つでしょう。きっと多くの発見があるはずですよ。
『ソシュールを読む』
作者 | 丸山,圭三郎,1933-1993 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2012年07月 |
『ソシュール超入門』
『一般言語学講義』とは、言語=システムの謎を巡る孤独な戦いの記録である。今なお輝きを失わない現代思想の源でもある。自然言語がもつ「恣意性/必然性」、「安定性/不安定性」、「論理性/非論理性」などの不思議について、ソシュール本人の問題意識に立ち戻って、丁寧・平易・明確に記述する画期的入門書。
作者 | ポール・ブーイサック/鷲尾翠 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2012年12月11日 |
『ソシュールのすべて 言語学でいちばん大切なこと』
「言語学の祖」と呼ばれ、言語学では常識以前となっているソシュールの思想を、そして言語学をこころざす人ならかならず手に取られてきたソシュールの講義録である『一般言語学講義』を、言語学に興味のある人なら誰にでもわかる形であますことなく解説した入門書です。ソシュールの思想のどこがすぐれ、現代の言語学にどのような影響をもたらしてきたかを一読で理解することができます。
<目次>
第1章 コトバが通じるしくみ
第2章 コトバの基本単位
第3章 言語学の方法
第4章 コトバを支配する原理
第5章 言語記号の性質
第6章 言語学の課題
索引
第1章 コトバが通じるしくみ
第2章 コトバの基本単位
第3章 言語学の方法
第4章 コトバを支配する原理
第5章 言語記号の性質
第6章 言語学の課題
索引
作者 | 町田 健 |
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価格 | 2640円 + 税 |
発売元 | 研究社 |
発売日 | 2004年02月07日 |
『沈黙するソシュール』
作者 | 前田,英樹,1951- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2010年06月 |
『ソシュールと歴史言語学』
作者 | 神山,孝夫,1958- 町田,健,1957- 柳沢,民雄 日本歴史言語学会 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 大学教育出版 |
発売日 | 2017年12月 |
『フェルディナン・ド・ソシュール 〈言語学〉の孤独、「一般言語学」の夢』
★第22回和辻哲郎文化賞(学術部門)受賞!
★第27回渋沢・クローデル賞受賞!
ソシュールの〈一般言語学〉を、学の極限を生きた一人の人間の思想劇として、綿密、壮大に描き出す。前田英樹氏推薦!
●互盛央氏の大著を推す●
「互盛央氏のこの本は、ソシュールの〈一般言語学〉を、学の極限を生きた一人の人間の思想劇として、綿密、壮大に描き出すことに成功している。このような人間を、ただ天才と呼ぶだけでは余りに不十分であり、彼の言語学を、ただ独創的と呼ぶだけでは何の意味もない。互氏の力いっぱいの論考を辿っていけば、誰もがその思いを深めていくことだろう。ソシュール論は、なぜ日本でこれほどまでに本質的になるのか、改めて不思議になった」--前田英樹(立教大学教授・フランス思想)
作者 | 互 盛央 |
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価格 | 9900円 + 税 |
発売元 | 作品社 |
発売日 | 2009年06月30日 |
それでは、以上が私がおすすめする言語学者ソシュールに関する6冊の本になります。近代言語学の父と言われる彼の業績は、今日の言語学のみならずさまざまな分野に多大な影響を与えています。その理解を深化させるためには、彼の言葉を直接読むのが最良の方法であることはもちろんですが、それだけで十分ではありません。
それぞれの視点と解釈の違いを感じながら、ソシュールの理論や思想について学習することが重要です。その際、参考になるのが彼に関する洞察に満ちたこれらの著作です。異なる観点からソシュールを読み解き、その業績を評価する視線は、読者に新たな発見をもたらすでしょう。
また、ソシュールが生きた時代や文化背景、彼が直面した問題について理解することにより、言語学を取り巻く複雑な問題をより深く理解することができます。そして、ソシュールの存在意義や業績の価値を見つめ直すことにつながるでしょう。
各著作には、書かれた時代や著者の立場が反映されています。それは、その本を楽しむと同時に、異なる視点や思考を経験する一つの手段でもあります。読むことで、あなた自身の視野が開かれることでしょう。
さて、興味が湧いた方はぜひ手に取ってみてください。ソシュールの間口の広さや深さに圧倒されると共に、あなたの言語学への理解が新たなレベルに達することを約束します。それでは、あなたの学びが実り多いものとなることを心より祈ります。
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