これまで給与計算に関する本のおすすめ5つを紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。おすすめする基準は、易しさ、実用性、信頼性の3つです。そう、だれもが即座に理解できて、すぐにでも使えるような親切な説明がなされているか、専門家や実務家の意見が反映されていて、現場の声を反映しているか、そして何よりも信頼できる内容であるかを基準に選びました。

また、どの本も親切な巻末資料が付いており、給与計算が初めての方でも安心して読むことができます。その一方で、経験者の方も一読の価値あり、と胸を張ってオススメできる内容となっております。

それぞれ異なる視点で給与計算の世界を切り取っているため、これらを通して給与計算の幅広さ、奥深さを感じていただければと思います。

しかしこれらの本を読んで給与計算の理解が深まったとしても、実際の給与計算は法律や規則の変更、さらには個々の立場や事情を考慮に入れる必要がありますので、給与計算のプロフェッショナルへ相談することも肝心です。

それでも、これらの本のひとつでも読んでいただければ、給与計算という見えにくい部分が少しでも見えてくるはずです。また、社会全体で支払われている給与への理解が深まり、自分自身の給与への理解も深まるでしょう。

結論として、あくまでこれらの本は全ての人が給与計算を理解し、その上で自分自身の給与について考える一石を投じるためのツールだと思ってください。最終的な判断はいつも自分自身が下さなければなりません。それでは皆さん、是非給与計算への理解を深める一歩として、これらの本を手に取ってみてくださいね。