失語症がわかる本 おすすめ5選 症状・リハビリなど

失語症について理解を深めたい方にとって、この5冊は見逃せません。真実味あふれる体験記から専門的な知識まで、多様な角度から失語症を描いています。一つ目は、ある一家の壮絶な闘病記。彼らの日々を通じて、失語症の困難さや周囲の理解の大切さを学べます。二つ目は、医療者の視点から見た失語症。専門的でありながらもわかりやすい言葉で説明されていて、理解が深まります。残り3冊は、失語症をテーマにした感動的な小説と漫画。物語が進む中で、徐々に読者自身も主人公の立場を理解し、共感するでしょう。これらを通して、失語症への理解を深めてみてください。
『失語症のすべてがわかる本 (健康ライブラリーイラスト版)』

作者 | 加藤 正弘/小嶋 知幸 |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 |
『失語症になったら最初に読む本』

言語障害の一つで、コミュニケーション能力が低下する「失語症」。失語症になると本人や家族は大きなストレスを抱えることになります。失語症の発症直後から知っておきたいことや、検査、治療、リハビリテーション、家族と患者のコミュニケーションの仕方、失語症患者が使える福祉サービス、仕事復帰に向けての準備の仕方、失語症経験者の体験談など、失語症患者と家族が知りたい情報を網羅しています。
●第1章 失語症について正しく知りましょう
頭ではわかっているのに、「言葉が出ない」「理解できない」/失語症の原因は「脳の言語領域」の損傷/さまざまな失語症の症状
●第2章 検査・診断から治療計画まで
脳卒中の発症と失語症リハビリテーションの流れ/失語症の検査と診断・評価/失語症のさまざまなタイプ
●第3章 リハビリテーション(言語聴覚療法)の実際
失語症は長期にわたって回復していくもの/単語の意味理解のリハビリテーション/家族のリハビリテーションへのかかわり方
●第4章 家族や周りの人ができること
本人にも家族にも、さまざまな葛藤が起こる/小さなことでも本人が意思決定できるように/コミュニケーションをとるときのNG/伝わりやすいコミュニケーション
●第5章 社会とかかわっていく
家族以外とのコミュニケーションが欠かせない/共感しあえる会が楽しく活動できる場、グループリハビリテーションへ/外出するときに困ること・役立つこと
●第6章 福祉サービスや支援の活用
社会福祉制度を利用しよう/仕事復帰のための支援機関・福祉サービス
●第7章 仕事に復帰する
仕事への復帰を考え始めたとき/復職はあせらないで/充実してきた受入れ態勢/復職・就労してからの問題にも備える/失語症を知って、理解してもらう/職場での困り事と対策例
作者 | 中川 良尚/三村 將 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 株式会社法研 |
発売日 | 2024年08月11日 |
『こう見えて失語症です』

ある日突然脳出血の後遺症で47歳の夫が失語症になったら、あなたはどうしますか? そもそも失語症って何? 家族はどうすればいいの? 退院後の生活はどう変わる? コミュニケーションはどうすればいい? 仕事に戻れるの? この本は夫とそれを見守る妻が発症から最初の2年半をどう過ごしたのかがマンガと文章で包み隠さず紹介されています。夫は仕事に復帰することができ、妻はなんと失語症のリハビリをする言語聴覚士になりました。マンガ部分に続く文章は妻として、そして専門家の言語聴覚士の視点でも説明されており、失語症の方を家族に持つ人にとってはとてもわかりやすい内容になっています。著者夫婦は明るく前向きに失語症とつきあっていき、その様子をブログ「ウチの失語くん」、YouTube「失語症チャンネル」として発信し続けています。失語症はどう手助けすればいいのか、どう一緒に暮らしていくのかというヒントの詰まった本です。
作者 | 米谷瑞恵/あらいぴろよ |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | 主婦の友社 |
発売日 | 2022年10月04日 |
『脳が言葉を取り戻すとき 失語症のカルテから』

言葉を失ったとき、脳ではどのようなことが起きているのか。また、脳が言葉を取り戻すとはどういうことなのか。
本書は「脳が言葉を失うとき」「脳が言葉を取り戻すとき〜ある失語症者の長い旅路」「失語症者と共に生きる」の三部で構成される。
人が脳の損傷により言葉を失ったときに直面する問題から、言語訓練の経過、その後の社会生活までの様子を、多数症例を通し丁寧に解説。
失語症者とその周囲の人々に対し、言語聴覚士はどう向き合えばよいのか。脳の仕組み、失語症の障害メカニズムのわかりやすい説明とともに、長年多くの失語症者のリハビリテーションに携わる筆者らが、失語症者の脳と言葉、脳と心の深い問題に迫る。
言語聴覚士必携の、待望の復刻版。
第一部 脳が言葉を失うとき
第一章 脳が失うもの
何が失われるのか/言葉を失うとはどういうことか/失語症の分類 など
第二章 失語症を捉えなおす
1.「聞く」〜人の話が聞き取れない/2.「読む」〜文字がわからない
3.「話す」〜言いたい言葉が出ない/4.「書く」〜文字が書けない
第三章 脳は言葉を取り戻せるのか
大脳の機能局在について/失語症の長期経過に関する研究/
病巣の部位・広がりと失語症の回復/言語中枢の半球優位性と失語症の予後 など
第二部 脳が言葉を取り戻すとき〜ある失語症者の長い旅路
第四章 脳は言葉をどのように取り戻すのか
発症初期の混乱〜医療スタッフの役割/恐怖の失語症検査/漢字単語の書字訓練 など
第五章 病院から外の世界へ
失語症者の障害受容の道のり/日常生活という恐怖 など
第六章 社会復帰に向けて
外来での言語訓練/職場への復帰・職場での問題 など
第三部 失語症者と共に生きる
第七章 失語症者と社会の関わり
1.家族の人生/2.社会と関わる失語症者
3.趣味に救われる失語症者/4.仲間のために
5.言葉のバリアフリー社会を目指して
作者 | 佐野 洋子/加藤 正弘 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 新興医学出版社 |
発売日 | 2014年06月15日 |
『マンガ家が描いた失語症体験記 : 高次脳機能障害の世界』

作者 | 渡邉,修 福元,のぼる 福元,はな |
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価格 | 不明 |
発売元 | 医歯薬出版 |
発売日 | 2010年05月 |
一冊一冊の作品を通して、失語症という複雑で深いテーマについて理解を深めていただけたことと思います。質問を投げかけ、私達の心と脳に訴えかけ、そして時には勇気を与えてくれるこれらの作品は、失語症がもたらす苦しみや挑戦、さらには希望までをも描き出します。
読書を通じて学んだ知識は、対話や理解の場を広げ、困難を共有し、解決策を見つける手助けとなります。それは、失語症を抱える人々が直面する日々のリアリティーを共感し、理解し、その上で支援するための第一歩です。
これらの作品を読むことで、失語症とは何か、それがどのように人々の生活に影響を与えるのか、そして何が彼らを助けるのか、という点について深く考えるきっかけが得られたことでしょう。また、言葉の持つ力とその失墜は、失語症の人々だけでなく、私たち全てにとって重要な考察です。
この5作品は、失語症の世界に潜む多様な視点やリアリティを描き出し、深い洞察を与えてくれます。まるで鏡のように、私たちを見つめ直す機会を提供してくれるのです。そして、それぞれの物語が、たとえ困難で痛みを伴うものであろうとも、最後には必ず希望の光を見つけられることを示しています。
失語症、そしてその中にある人間の力を描いたこれらの作品は、誰もが心に留めておくべきメッセージを秘めています。全ての読者に、これらの作品を通じて得られる価値ある学びを活かし、より寛大で理解のある世界を築く一助となってほしいと願っています。今回紹介した5作品は、私たちが一人ひとりにできることの出発点を明確にしてくれるでしょう。皆様のご理解とその一歩に心から感謝申し上げます。
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