さいはてがタイトルに入った本10選

人生の果てを描く作品から未来を予見するものまで、"さいはて"がタイトルに入った10作品をピックアップしました。リアルな描写で人間の絶望や希望を描いた作品から、あふれる想像力で繰り広げられるファンタジーまで多種多様。実は、“さいはて”は作家たちが描く世界観そのものを表しているのかも。それぞれの作品が描く“さいはて”をぜひ体感してみてください。気づけば、新たな視点や気持ちが生まれているかもしれませんよ。静かに、しかし深く心に響く物語とともに、あなただけの“さいはて”を見つける旅を楽しんでくださいね。
『さいはての彼女』
| 作者 | 原田,マハ |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 角川グループパブリッシング |
| 発売日 | 2013年01月 |
『さいはての家』
「この世から逃げたくて仕方がない。
それと同じくらい、この世に触れたくて仕方がない」(本文より)
駆け落ち、逃亡、雲隠れ。
行き詰まった人々が、ひととき住み着く「家」を巡る連作短編集。
家族を捨てて逃げてきた不倫カップルーー「はねつき」
逃亡中のヒットマンと、事情を知らない元同級生ーー「ゆすらうめ」
新興宗教の元教祖だった老齢の婦人ーー「ひかり」
親の決めた結婚から逃げてきた女とその妹ーー「ままごと」
子育てに戸惑い、仕事を言い訳に家から逃げた男ーー「かざあな」
■『さいはての家』の刊行に寄せて、著者メッセージ■
それから、町で彼(もしくは彼女)の姿を見た者はいないーー。
こんな一文を最後にいなくなる脇役の人、いますよね。登場人物が多いドラマティックな長編の中盤、なんらかの騒動の後にほんのり印象的なセリフを残して物語から退場する、あの人たちです。
子供の頃から、彼らが物語から退場するたび「どこに行ったんだろう」と気になっていました。居づらくなって、罪を犯して、もしくはなにかに反発して、それまで所属していた場所を捨て、他の土地へ向かう人たち。物語の作者が退場していく彼らではなく、その場に残る他の誰かを主人公に据えているということは、きっと彼らのその後は大してドラマチックでも、面白いわけでもないのだろう……と自分を納得させていた時期もあったのですが、本当だろうか。
ここではない場所へ向かった彼らは、もしかしたらとても個人的な冒険を経て、他の誰も見たことがない、静かで自由な場所に辿り着いたのかもしれない。そんな予感から、五つの物語が生まれました。
それぞれのさいはてを、見届けてください。
【著者略歴】
彩瀬まる(あやせ・まる)
1986年千葉県生まれ。2010年「花に眩む」で第9回「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞しデビュー。18年『くちなし』で第5回高校生直木賞受賞。著書に『あのひとは蜘蛛を潰せない』『骨を彩る』『やがて海へと届く』『不在』『珠玉』『新しい星』『かんむり』など。
| 作者 | 彩瀬 まる |
|---|---|
| 価格 | 627円 + 税 |
| 発売元 | 集英社 |
| 発売日 | 2023年01月20日 |
『さいはてにて : やさしい香りと待ちながら』
| 作者 | 柿木,奈子,1970- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 集英社 |
| 発売日 | 2015年01月 |
『最果てのパラディンI (ガルドコミックス)』
| 作者 | 奥橋睦/柳野かなた/輪くすさが |
|---|---|
| 価格 | 744円 + 税 |
| 発売元 | オーバーラップ |
| 発売日 | 2018年03月25日 |
『さいはて紀行』
| 作者 | 金原,みわ |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | シカク出版 |
| 発売日 | 2016年05月 |
『最果てのセカンドライフ(1)』
| 作者 | 天壱 柏りんこ |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | スクウェア・エニックス |
| 発売日 |
『最果てのソルテ 1 (BLADE COMICS)』
| 作者 | 水上悟志 |
|---|---|
| 価格 | 660円 + 税 |
| 発売元 | マッグガーデン |
| 発売日 | 2021年01月09日 |
『最果てアーケード』
| 作者 | 小川,洋子,1962- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2015年05月 |
『最果てリセット = SAIHATE RESET 1』
| 作者 | 瀬田,ハルヒ |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2019年12月 |
『最果てのセレナード(1)』
業界話題の才能・ひの宙子による、天才ピアノ少女と母殺しの激情サスペンス!
北海道の田舎町。ピアノ教室の家に暮らす中学生・律と、その教室に通うことになった転校生の小夜。あるピアノコンクールをきっかけに2人は仲を深めていく中で、小夜は律に、母親を殺したいと告げた。時は経ち、十年後。律は東京の週刊誌編集部で慌ただしい日々を過ごしていたその頃、地元北海道では白骨遺体が発見されて騒ぎになっていたーー。
十年前の記憶と十年もの空白。その時の長さなど無視するかのように、いま確実に、物語は動き出す。
オムニバス短編集『グッド・バイ・プロミネンス』(祥伝社)が多くの心を揺さぶった著者・ひの宙子が、「月刊アフタヌーン」で初の長編連載に挑むのがこの作品。第1話目は異例の8Pカラー付きでスタートし、『グッド・バイ・プロミネンス』を連載した「FEEL YOUNG」とのコラボ企画も話題となった。
| 作者 | ひの 宙子 |
|---|---|
| 価格 | 748円 + 税 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2023年04月21日 |
それぞれ違う色彩を持つ「さいはて」。一つ一つの作品には、作者の想いがたくさん詰まっています。それは、未知の領域に踏み入る勇気であったり、絶望の淵から希望を見いだす力であったり、取り戻すための戦いであったり。そして、最果てへの旅には、必ず何かを得ることがあります。
人間は誰しも、未踏の領域に足を踏み入れることに恐怖を感じます。それは自分が抱える不確実性や不安からくるものかもしれません。でも、それらを超えて発見されるのが新しい世界です。彼らの「さいはて」を目指す旅を読むことで、私たち自身も新たな未来を描くきっかけにすることができるかもしれません。
また、どんなに辛い状況にあっても、最後まで諦めずに自分の信じる道を見つめて進む力は、選ばれた作品からも感じ取ることができます。だからこそ、それぞれの「さいはて」が何を意味するのか、しっかりと味わってほしいのです。
その一方で、最果ては悲愴感を含んでいることもあります。それは、自分の過去や失ったものへの想いかもしれません。しかし、その涙を通じて感じる本当の「さいはて」の深淵は、悲しみだけでなく、新しい可能性をも生み出すのです。
全ての書籍が皆様の心に灯りをともすことを願っています。「さいはて」に込められた彼らの想いが、読む者それぞれの心に響くことでしょう。皆様が選ぶ「さいはて」が、どのような旅を描き出すのか、何をもたらすのかを楽しみにしています。それらの結果は、これから皆様が踏み出す一歩に影響を与えるかもしれません。
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