真夏に読みたいホラー小説7選!

真夏の楽しみは何と言っても爽やかな風を送りながら読む、ハラハラドキドキのホラー小説ですよね!涼し気な読書タイムにピッタリな様々なジャンルのホラー小説をご紹介します。心霊現象を描いたスリリングな作品から、怪奇現象に立ち向かう勇敢な主人公を描いたエキサイティングな作品まで、きっとお気に入りが見つかるはずです。また、怪異との戦闘描写が素晴らしい作品や、禍々しい存在が渦巻く世界に迷い込む作品など、あなたの心を掴む物語を厳選しました。それぞれの作品がもつ独特な世界観とストーリー、登場人物達の心理描写までも楽しめること間違いなし!夏の暑さを忘れさせてくれる、魅力的なホラー小説をぜひお楽しみ下さい。
『禍』

作者 | 小田雅久仁 |
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価格 | 1683円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2023年07月12日 |
『近畿地方のある場所について』

作者 | 背筋 |
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価格 | 1401円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2023年08月30日 |
『変な家』

作者 | 雨穴 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 飛鳥新社 |
発売日 | 2021年07月 |
『深淵のテレパス』

ホラーとして娯楽小説として、
非常に高いレベルでまとまっていた。--澤村伊智
息長く活躍してくれそうな期待を抱かせる、
大器である。--東雅夫
両選考委員大絶賛の創元ホラー長編賞受賞作
あなたが、呼ばれています。
あなたには、その声を聞くことができません。
私は、暗い水の底にいます。
暗く、危険な場所で、あなたを待っています。
私は、姿かたちを変えて、あなたの前に現れる。
とても、醜い姿で。
恐ろしい私の姿を見たあなたは、
正気を保っていられなくなるかもしれません。
私は、そうなることを狙っています。
……あたなに伝えておきます。
それが、私にできる唯一のことだからです。
光を、絶やさないでください。
(『ある女子学生の怪談』より抜粋)
「変な怪談を聞きに行きませんか?」会社の部下に誘われた大学のオカルト研究会のイベントで、とある怪談を聞いた日を境に高山カレンの日常は怪現象に蝕まれることとなる。暗闇から響く湿り気のある異音、ドブ川のような異臭、足跡の形をした汚水ーーあの時聞いた”変な怪談”をなぞるかのような現象に追い詰められたカレンは、藁にもすがる思いで「あしや超常現象調査」の二人組に助けを求めるが……選考委員絶賛、創元ホラー長編賞受賞作。
作者 | 上條 一輝 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 | 2024年08月16日 |
『をんごく』

嫁さんは、死んでもまだこの世にうろついているんだよーー
大正時代末期、大阪船場。画家の壮一郎は、妻・倭子の死を受け入れられずにいた。
未練から巫女に降霊を頼んだがうまくいかず、「奥さんは普通の霊とは違う」と警告を受ける。
巫女の懸念は現実となり、壮一郎のもとに倭子が現われるが、その声や気配は歪なものであった。
倭子の霊について探る壮一郎は、顔のない存在「エリマキ」と出会う。
エリマキは死を自覚していない霊を喰って生きていると言い、
倭子の霊を狙うが、大勢の“何か”に阻まれてしまう。
壮一郎とエリマキは怪現象の謎を追ううち、忌まわしい事実に直面するーー。
家に、死んだはずの妻がいる。
この世に留めるのは、未練か、呪いか。
選考委員満場一致、大絶賛!
第43回横溝正史ミステリ&ホラー大賞 史上初の三冠受賞作!
第一幕 四天王寺樒口寄
第二幕 心斎橋紅襟巻
第三幕 鰻谷扇恋塚
第四幕 船場紅地獄廻唄
第五幕 信濃橋筆彩
第43回横溝正史ミステリ&ホラー大賞
選考経過・受賞の言葉・選評・歴代受賞作一覧
作者 | 北沢 陶 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2023年11月06日 |
『食べると死ぬ花』

絶対に、それを■■■はいけないーー。ページをめくるごとに後悔が増す戦慄ホラー。最愛のひとり息子を失った桜子は、カウンセラーの久根からふしぎな壺を与えられる。三つの約束さえ守れば、息子が帰ってくるというが……。「もう本当に最悪でした、もちろん褒め言葉」「吐きそうなくらい嫌な話」連載時から話題沸騰! デビュー作でネット民を震撼させたホラー界の気鋭が描く、血と涙で彩られる美しき地獄。
作者 | 芦花公園 |
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価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2023年11月01日 |
『入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください』

実母のせいで貯金も住処も失ったタカヒロは、住み込みでマンションの一室を管理する仕事の求人を見つける。
雇用の条件は『隣人と必ず仲良くすること』。
他に行き場のないタカヒロはマンションに流れ着くが、待っていたのは明らかに人間ではない『隣人』だった。
「これは友達から聞いた話なんだけどね」
すでに23人が逃げ出したらしい部屋で、タカヒロはベランダ越しに怪談好きの隣人の話を聞くことに。
返答一つ間違えられない緊迫感の中、架空かと思われた怪談の内容は次第にタカヒロを取り巻く現実とリンクしていきーー。
作者 | 寝舟 はやせ/ギギギガガガ |
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価格 | 1430円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2024年10月07日 |
真夏の日差しとは裏腹に、薄気味悪いストーリーと怖さが心地よいホラー小説を、今回はおすすめとしてピックアップしてみました。夏と言えばビーチやバーベキュー、フェスや花火、そんな楽しみがたくさんありますが、それらが一段落ついて夜にひとりで読む小説の中には、ゾクゾクする非日常を楽しむための空間があります。
読み終えてしまった後には、身の回りの普通の光景が、今読んだばかりの物語の一部に見えてしまったり、何かに怯えてしまいそうな感覚が何とも言えず楽しいものですよね。そういったワクワクとドキドキ、そして震える感情を与えてくれるのがホラー小説の魅力だと感じています。
さて、これらの作品は、他の多くのホラー小説と同じように、一見すると無邪気な日常や風景、人々の心情を描きながら、じわじわとその裏側に潜む恐怖をあぶり出してきます。それぞれが一種独特の恐怖を作り出しており、どれも数時間のうちに読みきれる程度の分量なので、真夏の夜更けに一気読みするのもおすすめです。
いずれも特徴的な作品ばかりなので、きっとあなたの恐怖心を満たしてくれることでしょう。ただし、一つ注意していただきたいのは、これらの作品はあくまでもフィクションであるということ。怖すぎて夜中に目が覚めてしまった時は、一息ついて静かに周りを見渡し、現実に思いを馳せてみてください。それによって、作品の世界と現実の区別が付きやすくなり、リラックスすることができます。
これから夏が更に盛り上がる中で、涼しさを求めるだけでなく、この恐怖を楽しむ時間も作ってみてはいかがでしょうか。ホラー小説は季節を問わず読むことができますが、夏ならではのエンジョイの仕方もあると思います。ぜひ、この夏、心を揺さぶるような冒険に挑戦してみてくださいね。
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