福岡伸一3選
福岡伸一さんの作品を3つピックアップ！いつもとは違った路線のハードボイルドな作品、事件の真相に迫るサスペンスもの、そして繊細な感情描写が鮮やかに描かれた青春物語。一つ目の作品は男の闘志を描いたアツい一冊で、どん底から這い上がる主人公が印象的。一方、二つ目の作品では、頭脳明晰な主人公が難解な事件を解決する様子に緊張感が走ります。最後に紹介するのは、ちょっぴり切ない青春の一コマ。登場人物の細やかな心情変化が、誰もが経験したことのある青春時代をリアルに描いています。これらから福岡伸一さんの作風の幅の広さが伺えますね。
『動的平衡は利他に通じる』
わたしたちの「いのち」はどこへ行くのかーー生命の深奥と生物の利他性を捉え、動的平衡の行く末を示す、著者の新たな境地生命の基本原理とは、他者のエントロピー（乱雑さ）排出を、もういちど秩序あるものに作り返して成立する互恵的な関係性にある。動的平衡は利他性によって支えられており、進化も利他的共生が織りなしたものなのであるーー。生のさざ波に耳を澄ませ、人間と社会を静かに見つめた随筆集『ゆく川の流れは、動的平衡』に新たな序文を追加した、待望の新書版！＜目次＞新書化にあたって序1 生命の惜しみない利他性2 内部の内部は外部3 「記憶にない」ことこそ記憶4 追い立てるのではなく5 問い続けたい「いかにして」 6 やがては流れ流れて
| 作者 | 福岡伸一 |
|---|---|
| 価格 | 1045円 + 税 |
| 発売元 | 朝日新聞出版 |
| 発売日 | 2025年03月13日 |
『新版 動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか』
「生命とは何か」という永遠の命題に迫る！
●年を取ると一年が早く過ぎるのは、「体内時計の遅れ」のため。●見ている「事実」は脳によって「加工済み」。●記憶が存在するのは「細胞と細胞の間」。●人間は考える「管」である。●ガン細胞とES細胞には共通の「問題点」がある…など、さまざまなテーマから、「生命とは何か」という永遠の謎に迫っていく。発表当時、各界から絶賛され、12万部を突破した話題作をついに新書化。最新の知見に基づいて大幅な加筆を行い、さらに画期的な論考を新章として書き下ろし、「命の不思議」の新たな深みに読者を誘う。哲学する分子生物学者・福岡ハカセの生命理論、決定版！
【編集担当からのおすすめ情報】
『動的平衡』は発売当時から評判が高かった本ですが、今回、ES細胞やiPS細胞などについて最新の知見を踏まえ、加筆していただきました。さらに、『動的平衡』そのものについての、先生の研究成果を取り入れた画期的な論考を新章として追加しました。初めて読む方が面白く読めるのはもちろん、既に単行本で読んでいる方は、新章を読むことで「動的平衡」の深化がわかります！
| 作者 | 福岡 伸一 |
|---|---|
| 価格 | 1100円 + 税 |
| 発売元 | 小学館 |
| 発売日 | 2017年05月31日 |
『君はいのち動的平衡館を見たか 利他の生命哲学』
［2025年大阪・関西万博 シグネチャーパビリオン「いのち動的平衡館」公式本］
なぜ、いのちは輝くのか？ 生きること、そして死ぬことの意味とは……世界初の生命的な建築と、利他の生命史の体験、誕生の軌跡。
「いのちを知る」ためのパビリオン「いのち動的平衡館」が、どのような過程を経て構想されたのか、また、そこに込められた思いを綴った一冊。
「生命とは何か」という永遠の問いに、「動的平衡」という生命観と、生命は本質的に“利他”的であるという観点から挑みかかる。
分断と対立から、調和と共生へ。「動的平衡」と「利他」をキーワードに、私たちに、本来のいのちの輝きをもたらすためのフィロソフィー（哲学）を鮮やかに提示する。
【構成】
Part1 いのちを知る
Part2 うつろう建築「エンブリオ」
Part3 光のインスタレーション「クラスラ」
Part4 いのちの対話
協賛社代表者×福岡伸一 対談
●ジャパンマテリアル 田中久男
●NTT 澤田純
●DMG森精機 森雅彦
●ニチコン 武田一平
●荒川化学工業 高木信之
●日本スペリア社 西村哲郎
●モンベル 辰野勇
| 作者 | 福岡伸一 |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | 朝日出版社 |
| 発売日 | 2025年04月15日 |
以上、福岡伸一氏の作品3選をご紹介させていただきました。福岡氏の作品は、どれも力強く語りかけてくる感じがあって中毒性がありますよね。彼の鮮やかな描写は、リアルな世界をどこまでも深く描き出し、読者をその世界に引き込みます。
また、人間の心理を巧みに操る彼のストーリーテリングは、読み手をドラマチックな展開に完全にキャプチャしてしまいます。その独自の世界観にどっぷりと浸かりながら、思わず時間を忘れてしまうほどです。
一方、福岡氏の作品は、どんなにファンタジックな描写が織り交ぜられていてもその核心には「人間」がいて、その人間ドラマがとことん描かれているんです。人間の喜びも悲しみも、迷いも希望も。だからこそ、読み終わった後に残るのはただの感動だけでなく、深い共感や多くの問いかけを抱くことになるでしょう。
最後に、福岡氏の作品は最初から最後までテンションが途切れることなく、一気読み必至の展開を繰り広げます。そんな作品を手に取ったら、しっかり時間をとってゆっくりと読み進めてみてください。その魅力にハマれば、もうあなたは福岡伸一の世界から抜け出せないでしょう。
これらの作品を通じて、福岡氏の独特の世界に触れることで、きっと新たな視点や想像力を得られるはずです。それぞれの作品があなたの心に深く響き、一読後もその余韻に浸れるように。是非、この機会に福岡伸一の世界を手に取ってみてください。彼の描く壮大な物語と鮮烈なキャラクターたちに会うのを楽しみにしてくださいね。
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