中米ニカラグアを知る本4選
中米ニカラグアの魅力を存分に感じられる本を4つ選びました。一作目は、現地の日々を綴った写真集です。美しい風景から日常生活の一コマまで、まさにニカラグアの生の姿を切り取っています。次は、大統領の命から逃れるために亡命した記者の自伝。ニカラグアの政治や社会問題を深く理解できます。三冊目は、ニカラグアの伝説や神話を描いたファンタジー。伝統的な語り部が伝える物語は、まるで異世界に迷い込んだよう。最後に紹介するのは、ニカラグア料理のレシピ本。美味しい料理と共に文化も味わえます。どれも必見ですよ!
『ジャガーの微笑』
1986年サンディニスタ革命下のニカラグアを訪れた「悪魔の詩」の作家は何を考えたか。革命下での言論の自由、民主主義の問題をめぐる興味深い作家の考察。
作者 | サルマン・ラシュディ/著 飯島みどり/訳 |
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価格 | 2000円 + 税 |
発売元 | 現代企画室 |
発売日 | 1995年03月01日 |
『ルベン・ダリオ物語全集』
作者 | ルベン・ダリオ/渡邉尚人 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 文芸社 |
発売日 | 2021年04月 |
『ニカラグアを知るための55章』
中米諸国の中で最も面積が広くカリブ海と太平洋の双方に面する国ニカラグア。内戦を越え新たな発展をめざすこの国は、現在建設中の運河が完成すれば、国際的な物流の一つの拠点となることは間違いない。独特な魅力を様々な面から紹介するニカラグア・ガイド。
作者 | 田中高/編著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 明石書店 |
発売日 | 2016年06月15日 |
『人とウミガメの民族誌 ニカラグア先住民の商業的ウミガメ漁』
ニカラグアのカリブ海岸、ミスキート村落。今では絶滅危惧種に指定されているウミガメを、古くから食用をはじめ生活の中で消費してきた人々がいる。ウミガメとともに営む彼らの暮らし、そしてそれが時代につれて変わりゆく様をきめ細かに綴った貴重な記録。
第一章 序論
一.問題の所在
二.先行研究と本書の学術的位置づけ
三.現地学術調査について
第二章 大航海時代の発見の片隅で
一.ウミガメ諸島(Las Tortugas)の発見
二.富と名声の象徴として
三.二つの民族集団と二つの宗主国
四.英領ケイマンとモスキート・コーストへの南進
五.米開発資本とワシントン条約、自治州の設立
第三章 インディアンたちの生産科学
一.資源管理下の先住民漁業
二.換金できる海産物をめぐる領海の分割
三.集団編成の論理
四.現代のアオウミガメ漁獲作業
五.海上での航路と空間的合理
六.漁の季節と海流
七.生産性の向上
第四章 富や財としての価値
一.ミスキート社会における希少動物の価値
二.換金商品のロブスターが生み出す莫大な富
三.港町での流通
四.金銭的な価値とその交換
五.村の交換財として価値
六.海産物交易の中で
第五章 肉としての価値
一.高依存度とその解釈について
二.偏在するウミガメの肉
三.商品化の模様
四.現代のキッチン
五.欧風の味付けや調理法の導入
六.家畜動物の肉
第六章 討論
一.問題に対する本研究の位置づけ
二.文明社会における希少動物アオウミガメの保護や管理方法について
三.「地球」という空間に対する意識の変化の中で
第七章 結論
付録
1 老漁師の話〈原文〉
2 老漁師の話〈訳文〉
3 大きな船の建造方法
4 アオウミガメ漁獲作業の航路
5 港町(Bilwi)や近郊の漁村での流通・消費に関するデータ
あとがき
参考文献
作者 | 高木 仁 |
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価格 | 3960円 + 税 |
発売元 | 明石書店 |
発売日 | 2019年01月31日 |
さて、今回は中米ニカラグアをテーマに、その魅力を詰め込んだ作品を4つ紹介しました。さまざまな視点から描かれるニカラグアの風景、人々、歴史、生活、そして彼らが抱える問題。それらがあなたの想像力を掻き立て、あなた自身の視野を広げる一助となればと思います。
日本からは遠く離れた中米ニカラグア。でも、文化の違いを越えて、私たちは同じ地球に生きる仲間としてお互いに理解し合うことが大事ですよね。今回紹介した作品は、その一助となることでしょう。
そして何より、リアルな人物描写やストーリー展開、緻密な設定といった作品それぞれの魅力の中に、ニカラグアの日常を垣間見ることができます。実際に訪れることができなくても、それぞれの作品を手にとることで、まるで現地にいるかのような感覚を味わうことができるでしょう。
今回の記事が、あなたの読書の幅を広げる一助となったら嬉しいです。また、いつか新たな作品と共に、あなたの元へ帰ってこれたらと思います。
そして、もしニカラグアを旅する機会があれば、一度は読んでおきたい作品だと思います。そこで「あ、このシーンはあの本で読んだことがある!」と感じる瞬間がきっとあるはず。それが現地での体験を更に深いものにしてくれるでしょう。
敬具、すべての物語があなたの人生を豊かに彩ることを願って。それでは、また新たな作品紹介でお会いしましょう。
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