横浜を舞台にした小説8選

横浜の風景を背景に織りなす物語たち、その魅力に触れてみませんか?港町の風情と共に恋が芽生えるラブストーリー、横浜の街角で巻き起こるサスペンス、思春期の男女が織り成す青春グラフィティなど、多彩なジャンルの作品が揃っています。現代を生きる私たちに問う社会派の一作、逆に時代背景を色濃く反映した歴史小説にも注目です。横浜の街を通じて、その風景や人々、ときには歴史までを描き出す8作品。リアルとフィクションが織りなす独特の世界観に、きっと引き込まれるはずです。
『横浜ネイバーズ (ハルキ文庫)』

作者 | 岩井圭也 |
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価格 | 772円 + 税 |
発売元 | 角川春樹事務所 |
発売日 | 2023年04月15日 |
『こちら横浜ポートシティ不動産 = Hey!We Are Yokohama Port City Real Estate』

作者 | 右手,盛賢富,1963- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2023年05月 |
『横浜大戦争』

ランドマークタワーの六十八階で、横浜の大神が「横浜大戦争」の幕開けを宣言。大洋ホエールズのユニフォームを着ている保土ケ谷の神を主人公に、戸塚・泉・栄の三姉妹、それぞれ身勝手な鶴見や金沢や港南、港北・緑・青葉・都筑の擬似家族、横浜中心部を司る中・西の姉弟などが、横浜の“中心”を決めるべく、くんずほぐれつの戦いを繰りひろげる。舞台は旧ドリームランド、山下埠頭、こどもの国などに展開し、驚くべき結末が待っている…。前代未聞にして空前絶後のエンタテイメント長編。
作者 | 蜂須賀 敬明 |
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価格 | 968円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2019年10月09日 |
『横浜序曲』

作者 | 小鳥遊 春海 |
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価格 | 660円 + 税 |
発売元 | 文芸社 |
発売日 |
『横浜ヴァイオリン工房のホームズ』

作者 | 上津,レイ |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2018年12月 |
『元町クリーニング屋 横浜サンドリヨン 〜洗濯ときどき謎解き〜』

洗濯日和は謎解きを! 横浜でクリーニング屋を営む天才クリーニング師・更紗のシミから始まるミステリー。
服もココロも謎も、全部きれいに致します♪
横浜元町で老舗クリーニング屋を営む天才クリーニング師・更紗はどんなシミをも落とす服のお医者さん。普段は天然だが、衣類のことになると人が変わったように服に感情移入してしまう。ある日、探偵・不破がコートを持ち込むと、更紗はシミなどから彼の行動や暮らしぶりを見抜き…?
晴れた日は洗濯と謎解きを♪ 縫い目やほつれ、糸文字などから事件を読み解く爽やか洗濯ミステリー!
作者 | 森山 あけみ/loundraw |
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価格 | 711円 + 税 |
発売元 | マイナビ出版 |
発売日 | 2016年08月23日 |
『横浜1963』

横浜生まれ、横浜育ちの著者初の社会派ミステリー。
東京オリンピックの開催を翌年に控え、活気に満ちていた横浜。そんな時、横浜港で若い女性の死体が発見される。死体にはネイビーナイフの刺し傷、爪の間には金髪が残っていた。立ちはだかる米軍の壁に事件は暗礁に乗り上げたが、神奈川県警外事課の若い警察官・ソニー沢田は単身、米海軍捜査局に乗り込んだ。日系三世の米軍SP・ショーン阪口は、ソニーの熱意に応え捜査協力を決意する。事件の真相に迫ろうともがく二人の前に、戦争の大きな負の遺産が立ちはだかる。
解説 誉田龍一 カバー写真 三浦憲治
〈著者からのメッセージ〉
私は1960年に横浜で生まれました。実は現在も同じ場所に住んでいます。生まれ故郷が好きかと問われれば、何とも答えようがないのですが、とくに引っ越しの必要性もなかったので、流れに任せて住んでいる感じです。ところが55歳という年齢になり、さすがに昔の横浜が懐かしくなってきました。平成に入ってからの横浜は大きな変貌を遂げ、昔の風景が、どんどんなくなってきたこともあります。数年前、いつか当時の横浜を舞台にした小説を書いてみたいと思い始めました。1960年代前半の雑然とした横浜の空気を再現したかったのです。それだけ、当時の横浜は不思議な魅力に満ちていました。
その提案を受け入れてくれた版元により、このほど初のミステリーとして本作を上梓することができました。これまで歴史小説しか書いてこなかった私としては、新たな挑戦になりましたが、書き始めてみるとスムースに筆が走ったのには驚きました。やはり、よくも悪くも横浜への思いがたまっていたのでしょうね。とくに今回は、視覚、聴覚、嗅覚、感覚に関する表現を駆使して、1963年の横浜を再現することに力を入れました。「文字の力はバーチャル・リアリティに勝る」ということを唱えてきた私としては、読者に1963年の横浜に行ってもらうことを心掛けました。それゆえ行間には、当時の雰囲気が息づいているはずです。過去の横浜を知っている読者も、知らない読者も、それぞれの横浜を脳内に再現できると思います。また私は、この作品の中に多くのメッセージを込めました。現在、世界は中国やロシアといった覇権主義国家の台頭によって混迷を深め、これまで以上に日本は、同じ民主主義を国是とする米国と密接な関係を保っていかねばならない時代になりました。だが戦後、日米はどのような関係にあったのか、詳しく知る人がどれだけいるのでしょう。とくに駐留軍と共存してきた日本の庶民が、彼らに対して、どのような感情を抱いていたかについて書かれたものは極めてまれです。そうした巷間に生きた人々の息遣いを再現し、そこから、これからの日米関係はどうあべきかを、読者個々に考えてもらいたいというのも、本書を書く動機になりました。時代は移り変わっていきます。それだけは止めようがありません。ただ過去を知る者が、少しでもその痕跡を残そうと努力することで、当時の人々も現在を生きるわれわれと変わらず、懸命に生きていたことを伝
プロローグ
AREA-1 Off Limits 立ち入り禁止
AREA-2 Outsiders よそ者たち
AREA-3 Dirty Blood 汚れた血
あとがき
作者 | 伊東 潤 |
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価格 | 803円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2019年07月10日 |
『逆風の街 横浜みなとみらい署暴力犯係 (徳間文庫)』

作者 | 今野敏 |
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価格 | 678円 + 税 |
発売元 | 徳間書店 |
発売日 | 2014年06月20日 |
今回は、風光明媚な港街、横浜を舞台に繰り広げられる魅力溢れる8つの小説をご紹介させていただきました。石畳の路地やカフェの香ばしいコーヒー、海風を含んだ空気、それぞれが独特の情緒を持つ各エリアが登場人物たちの思考や行動、そして物語そのものを豊かに彩っています。
それぞれの物語が描く人間模様、深みあるストーリー、そして何より横浜そのものが醸し出す独特の雰囲気。登場人物たちが見つめる風景は、我々読者にも共感を呼び、まるで自分自身がその場にいるかのような感動を与えてくれるものばかりです。また、それぞれの作品を通じて、物語を追いながらも横浜の魅力を再発見することができるでしょう。
海風に吹かれながらチンチン電車に揺られ、中華街で中華美食を堪能し、港の見える丘公園で一息つく。そんな横浜の日常を存分に楽しんだあとは、今回ご紹介した小説たちとともに、もう一度、心地よい感傷に浸ってみてはいかがでしょうか。
物語は息づきを共にし、街の色と同化しながらも、或いはそれを反映しながら、全く新しい風景を見せてくれます。その風景を探し求めて、横浜を歩きたくなる。そんな魅力的な作品の世界を、ぜひあなたも一緒に旅してみてください。
これらの作品を読み進めるうちに、きっと多くの方が横浜の魅力を満喫し、愛着を持つことでしょう。そして、物語の中の街を訪れてみたくなったら、このうえない喜びです。小説と街があなたの日常に新たな物語を添えることを心より願っています。がんばれ、読書人。みなさまのこれからの読書ライフがさらに豊かで幸せなものになりますように。そして、何より横浜があなたの心に残る素敵な場所になりますように。
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