日本の災害の歴史の本 おすすめ6選

今回は日本の災害の歴史について描かれた本を6冊ピックアップしました。地震、台風、津波など、度重なる自然災害の脅威を描きつつ、その中で人々がどう生き抜いてきたかを紹介します。江戸時代から現代までの災害史が詳しく描かれた一冊や、実際の体験者の証言をもとに再現された実録ものなど、様々な角度から災害をとらえた本が揃っています。また、科学的な観点から見た災害の本や、災害から学ぶべきことを啓発する本も。知識を深めることはもちろん、人間の力と生命力を感じられる一冊ばかりですよ。
『科学の目で見る 日本列島の地震・津波・噴火の歴史』

日本列島は、世界的に見ても極めて稀有なところと言えます。4枚ものプレートがひしめき合っていて、そのうち3枚のプレートが一点で接している場所が2つもあるという大変なところなのです。地球上でとりわけ地質活動が活発な、プレートの境界(しかもたくさんの)に位置しているため、日本列島には火山も多く、地震やそれにともなう津波も多いのです。本書では、地震の記録が残っている5世紀から現代までの地震・津波・噴火の歴史をできる範囲において「科学的な目」をもって見つめなおします。
いつどこでどんなことがあったのかを時代を追って俯瞰することで、平穏な日常の大切さについても考えさせられるかもしれません。
作者 | 山賀進/著 |
---|---|
価格 | 1700円 + 税 |
発売元 | ベレ出版 |
発売日 | 2016年07月23日 |
『今こそ知っておきたい「災害の日本史」 白鳳地震から東日本大震災まで』

史料にはっきり記録された684年の白鳳地震から、2011年の東日本大震災までー甚大な被害をもたらした地震・噴火・津波・台風は、長くて数十年、短いときには数年刻みで日本列島を襲ってきた。しかし日本人は、どのような厳しい状況を経ても必ず立ち直り、歴史の歯車を前に回してきたのだ。そのたくましい歩みを、災害ごとに時代を追って概観していく画期的な歴史読み物。
作者 | 岳真也 |
---|---|
価格 | 1026円 + 税 |
発売元 | PHP研究所 |
発売日 | 2013年06月03日 |
『災害の日本近代史 : 大凶作、風水害、噴火、関東大震災と国際関係』

作者 | 土田,宏成 |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 中央公論新社 |
発売日 | 2023年07月 |
『マンガでわかる 災害の日本史』

歴史家・磯田道史氏がライフワークの1つとして研究を続けている日本の震災史を、
体系的にビジュアルでまとめた本です。
古文書に基づいて当時の人たちがどのように被災し、どのように復興を果たしたのかを伝えることで、
写真や動画のない時代の災害を今に甦らせると同時に、
今の私たちに役立つ教訓や防災対策につながるようにします。
・地震、津波、噴火、台風、土砂崩れ、感染症、
歴史的災害にまつわる古文書を、磯田道史が徹底解説!!
・災害の専門家、河田惠昭が災害のしくみ、避難方法を解説。
・数十年以内に起こる確率が高いと言われている、
「首都直下地震」「南海トラフ巨大地震」に備えることができる
・災害とともに生きてきた、日本人の復興の知恵を知ることができる
「昔の災害はちょっとこわいけれども、見ておいた方がいい。
私と一緒に『災害の日本史』の旅に出かけましょう。
読んでおいたら命が助かるかもしれない、こんなマンガはそうはないですよ」磯田道史
マンガ プロローグ(災害史の読み解きが未来をつくる)
第1章 地震の日本史
第2章 津波の日本史
第3章 噴火の日本史
第4章 台風・水害の日本史
第5章 土砂崩れの日本史
第6章 感染症(疫病)の歴史
第7章 防災・減災や復興を読み解く
作者 | 磯田 道史/河田 惠昭/備前 やすのり |
---|---|
価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | 池田書店 |
発売日 | 2021年02月10日 |
『日本歴史災害事典』

作者 | 北原,糸子,1939- 松浦,律子,1956- 木村,玲欧 |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 吉川弘文館 |
発売日 | 2012年06月 |
『災害復興の日本史』

作者 | 安田,政彦,1958- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 吉川弘文館 |
発売日 | 2013年02月 |
みなさん、いかがでしたか?歴史と聞くと敬遠しがちですが、我々が暮らしているこの日本には、数々の大災害を乗り越えてきた悲壮ながらも立派な歴史が刻まれているんです。
災害をテーマにしたこれらの本は、そんな日本の歴史を詳しく、深く知る良いきっかけになるでしょう。また、これまで一度も災害を経験したことのない方にとっては、想像することすら難しい恐ろしさや、人々がどのような困難を乗り越えてきたのかを理解するのに役立つはずです。
一方で、災害を経験した方にとっては、その時の辛さや苦しみを再確認するきっかけになるかもしれません。そのようなときこそ、人々が立ち上がり、困難を共に乗り越えてきた日本人の魂を肌で感じ取ることができるでしょう。
私達が住んでいる場所は、予期せぬ時に激しい自然の怒りを見せ、「安全」という名の虚ろな安心を粉々にすることもあります。ただ、それは絶望の始まりではなく、新たな希望や絆への道のりであり、そこから何を学び、どう前へ進むかを示す貴重な指南役でもあるんです。
とはいえ皆さん、どんな時でも安全第一、巻き込まれないように気をつけてくださいね。それが歴史を学ぶ一番の目的です。今お手元にある普通の1日が、何よりも尊いということを、どうかお忘れないでください。そして、この機会に手に取った本を通して、私たちの歴史と未来について深く考え、見つめ直すことができたら嬉しいです。自然の力、人間の力、そしてその両方が織りなす「歴史」を体感してみてください。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。