ガラスの歴史を知れる本 おすすめ4選
ガラスの魅力を深掘りしたくなったら、読んでみて欲しい4冊をピックアップしました。一つ目は、ガラスの産業革命を描く洗練されたストーリーが心地よい一冊。次に、アートとしてのガラス制作を詳しく綴った作品。まるで実際に工房にいるかのような臨場感が楽しめます。三つ目は、ガラスが生まれた歴史やその発展を紐解く歴史小説風の本。読むことで新たな視界が広がること間違いなしです。最後に、ガラス器にまつわる人間ドラマを描いた漫画。人の生き方や考え方にも触れられ、深い読後感が味わえます。
『ガラス図鑑 歴史・技法・名品』
ガラスのはじまりから、名品、歴史や技法、模様の意味、さらに世界を代表するブランドやお手入れ方法まで。豊富なビジュアルで解説する、ガラス入門の決定版。
■序章 ガラス図鑑のはじまり
■第1章 ガラスの基礎知識
ガラスとは?
ガラスの原料
ガラスの性質
ガラスの種類
ガラスの色
ガラスの製造工程
成型の種類
ガラスの装飾(被せガラス、溶着装飾)
技巧を凝らしたガラスの名品
■第2章 ガラスの歴史
コアガラス
ローマンガラス
ササンガラス
イスラムガラス
ヴェネチアンガラス
ファソン・ド・ヴェニーゼ
ボヘミアンガラス
フリントガラス
鉛クリスタルガラス
■第3章 世界のガラス
イタリアのガラス
チェコのガラス(モーゼル)
ベルギーのガラス(ヴァルサンランベール)
フランスのガラス(サンルイ/バカラ/ラリック/ドーム)
イギリス・アイルランドのガラス(ウォーターフォード)
アメリカのガラス
北欧のガラス(オレフォス/コスタボダ/イッタラ/ホルムガード)
オーストリアのガラス(スワロフスキー/ロブマイヤー/リーデル)
ドイツのガラス(ショット・ツヴィーゼル/マイセンクリスタル(マイセナーブライクリスタル)/アルンシュタットクリスタル)
スロバキアのガラス(ロナ)
中国のガラス
■第4章 日本のガラス
とんぼ玉
びいどろ・ぎやまん
大阪硝子
江戸硝子と江戸切子
薩摩ガラスと薩摩切子
明治以降のガラス
■第5章 アートとして楽しむガラス
ゴシック様式
ルネサンス様式
バロック様式
ロココ様式
シノワズリ
新古典様式
オリエンタリスム
世紀末芸術
ジャポニスム
アール・ヌーヴォー
アール・デコ
ミッドセンチュリー
北欧デザイン
スタジオガラス運動
■第6章 ガラスの種類と取り扱い…
グラスの種類
ワイングラスの選び方
グラス選びはなぜ大切か
料理用のガラス
ガラス食器の組み合わせ方
ガラス食器の選び方
ガラスの取り扱い方
■コラム
鉱物学でひもとくガラスの正体
バラリン工房
ヨーロッパの技術、薩摩へ渡る
世界のおすすめ美術館10 選
トスカーナ地方のガラス
ベルギーの王立ガラス工場 ヴォネーシュ
ガラス産業の現在
民藝のガラス
「アデリア」グラスと北欧デザイン
エミール・ガレ
用語集
索引
| 作者 | 岡崎 孝俊 |
|---|---|
| 価格 | 4400円 + 税 |
| 発売元 | 平凡社 |
| 発売日 | 2024年07月12日 |
『ガラスの歴史 輝く物質のワンダーランドへの誘い』
長年に亘り、ガラス建材業界で活躍してきた、(株)タナチョーの田中廣社長が、愛情をこめて書き綴ってきた、魅力あるガラスの世界を本にした。
本書は、ガラスの持つ素材の特性の素晴らしさを紹介する。5 000年の歴史を持ち、古代から中世、近世から現代まで、ガラスの発展についてコンパクトに纏めたものである。ガラスは、経済史的にも、技術の発展史的にも、大変興味深い展開をしてきており、今後も、環境・防災・健康・IT対応の世界で益々進化していく見込みである。
序章 ガラスとは何か
第1章 古代から遥かな道
第2章 中世から近代へガラスの進化
第3章 近代建築の夜明
第4章 多様化する建材ガラス(日本を中心に)
第5章 変動する世界、環境・防災・ITに対応するガラス
終章 振り返りと展望
| 作者 | 田中 廣 |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | 丸善プラネット |
| 発売日 | 2022年01月15日 |
『ガラスの技術史』
ガラスは人類が初めて創りだした素材です。人類が創造した最古の人工素材は、天然素材では得られない透明で美しい輝きを放ち、化学的に安定であるため、工芸品や生活必需品に必要不可欠な素材として身近で広く使われ、人類の文明に恩恵を与えてきました。ガラスを製造する技術は、その初期の偶発的な発見から始まり、人類のいくつもの経験と知恵とを積上げ受け継がれて発展してきました。
本書はガラス製造の歴史を、時代とともにその技術の発展に貢献した先駆者たちの足跡に触れ、さらに近代科学における諸発見の影響を受けてどのように進歩発展してきたかなど、広範囲にわたって記しました。ガラスに興味をお持ちの研究家、工芸家、愛好家、技術者の方々のご参考になれば幸いです。(著者序文より)
| 作者 | 黒川 高明 |
|---|---|
| 価格 | 3740円 + 税 |
| 発売元 | アグネ技術センター |
| 発売日 | 2005年06月25日 |
『ガラスの文明史』
人類が初めてつくった物質ガラス。今日ではガラスなしでの生活は考えられない。ガラスの組成を通じて人類の歴史を俯瞰する。
| 作者 | 黒川高明 |
|---|---|
| 価格 | 5238円 + 税 |
| 発売元 | 春風社 |
| 発売日 | 2009年02月 |
今回は、ガラスの歴史について学べる素晴らしい本をいくつか紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?これらの本を読んでみて、普段何気なく目にしているガラスが、どのような背景や歴史を持っているのか、新たな視点で見直すことができると思いますよ。
ガラスという一見シンプルな材料が、多彩な色彩とフォルムを持ち、またその応用範囲の広さには驚かされます。私たちの生活を美しく照らす光源から、科学や芸術の分野まで幅広く活躍するガラス。それが何千年もの間、どのように発展してきたのかを詳しく知ることは、これからの新たなガラス製品を生み出すヒントにもつながるかもしれません。
また、ガラスは透明でクリアな風合いがあるだけでなく、繊細さや脆さも持ち合わせています。それは人間の心を象徴するかのようで、時に私たちはガラスを通して多くの感情を見つめ直すことがありますよね。そういったガラスの美しさや哲学的な側面についても、ぜひこれらの本を通して感じてみてください。
読むことで、より深く世界を理解するツールとして、これらの本は非常に貴重です。ガラスの魅力に引き込まれた方、新たな知識を求める方、歴史や文化に関心がある方など、様々な方におすすめしたい一冊です。今回紹介した本たちを通して、ガラスの世界の深淵をのぞいてみてはいかがでしょうか。もしかすると、新たな発見や感動があなたを待っているかもしれませんよ。
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