夏に読みたい青春ラノベ10選

夏は若者たちが自由に過ごす季節ですが、青春ライトノベルと共にその刺激的な時間を過ごすのはいかがでしょうか。私がおすすめする10冊は、胸をときめかせたり、涙を流したり、勇気をくれたりする物語ばかりです。恋愛に焦がれる高校生や、秘密の世界を舞台に戦う少年、普通の日常が特別に感じられる物語など。それぞれの主人公たちが向き合う苦悩や喜び、成長の瞬間が描かれています。これらの作品は、キャラクターの一途な想いや夢中になる瞬間をリアルに再現し、読者を虜にします。誰もが一度は憧れる青春の日々を描いた物語は、夏の暑さを忘れさせてくれるでしょう。青春ラノベと共に、ホットな夏を満喫してみてください。
『二度めの夏、二度と会えない君』

この夏、俺は、君を二度失った。
きっと、「好き」という言葉は罪だった。
森山燐(もりやま・りん)は生まれつき不治の病を患っていた。
俺は、それを隠して高校生活を送っていた彼女を好きになってしまっていた。高校最後の文化祭で、一緒にライブをやり、最高の時間を共に過ごしーーそして、燐は死んだ。
死に際の彼女に、好きだ、とーー決して伝えてはいけなかった言葉を、俺は放ってしまった。
取り乱す彼女に追いだされて病室を後にした俺には、一言「ごめんなさい」と書かれた紙切れが届けられただけだった。
あんな気持ち、伝えなければよかった。
俺みたいな奴が、燐と関わらなければよかった。
そして俺は、タイムリープを体験する。
はじめて燐と出会った河原で、もう一度燐と出会ってしまった。
ずっと、会いたいと思っていた燐に、あの眩しい笑顔に再び……。
だから、今度こそ間違えない。
絶対にこの気持ちを伝えてはいけないから。
最後の最後まで、俺は自分の気持ちを押し殺と決めた。
彼女の短い一生が、ずっと笑顔でありますように
アニメ化企画進行中の『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』原作者:赤城大空が贈る健全青春ラブストーリー。
作者 | 赤城 大空/ぶーた |
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価格 | 672円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2015年01月20日 |
『サマータイム・アイスバーグ』

その恋心だけは、あの夏で凍ったままーー
真夏に突如現れた巨大な氷山が騒動になる中、三浦半島にある高校に通う進たちは、鬱屈とした夏休みを送っていた。
かつては仲の良いグループだった進と羽と一輝だが、一年前のある事故が原因で、今はぎこちない関係が続いている。
幼馴染を一時的に失い、無力感に苛まれる進。
外見は美人で男子からも人気があるが、弱く、ずるく、そしてそれを人のせいにしてしまう自分が好きになれない羽。
秀才で文武両道の優等生だが、自身ではどうすることもできない悩みを抱える一輝。
ある夜、氷山の現れた海岸で進は一人の少女と出会う。身元の分からない謎の少女は、一年前の事故以来、昏睡から醒めない進の幼馴染とそっくりで……。
少女の正体が分からないまま、「楽しい夏を過ごしたい」という少女の希望を叶えるため、進たちは奔走することに。
しかし、氷山出現の秘密が明らかになるにつれ、進たちの手には負えない大きな力が少女に迫る。
少女を元いたところに帰すためーー。
それぞれの淡い恋心や悩みを抱えたまま、進たちは氷山を目指す。
第16回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞。
煌めく夏の青春の輝きを閉じこめた、宝石のような物語!
【編集担当からのおすすめ情報】
ガガガ文庫のライトノベル大賞受賞作と言えば夏、そして青春!!というくらい名作が多い、夏をテーマにした青春物語。
爽やかなイラストと普遍的な青春のテーマを扱った本作は、是非映像化してほしい清涼感の漂う作品となっています!
作者 | 新馬場 新/あすぱら |
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価格 | 803円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2022年07月20日 |
『夏を待つぼくらと、宇宙飛行士の白骨死体』

旧校舎で見たのは、宇宙服を着た死体だった
「僕らの青春は奪われたんだ!」二◯二三年七月、緊急事態宣言も明け日常を取り戻しつつあった僕らは、受験勉強が本格化する前の思い出づくりとして深夜の旧校舎に忍び込んだ。好奇心と背徳感に胸を高鳴らせ、物置部屋の古びた扉を開ける。するとそこには、宇宙服を着た白骨死体が鎮座していた! 果たしてその死体は本物なのか? なぜ宇宙服を着ているのか? 幼馴染四人は、その死体を“チャーリー”と名付け、高校最後の夏をかけて奇妙な謎の真相に挑む。第18回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作。
作者 | 篠谷 巧/さけ ハラス |
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価格 | 836円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2024年07月18日 |
『夏に溺れる』

十八、終わる夏。私は誰かを殺すことにした
「母さんを殺してきた」--夜凪凛が、元クラスメイトの夏乃光から衝撃的な告白を受けたのは、夏休み明けの8月24日のことだった。
凛が光と出会ったのは遡ること1年と1か月前の夏のこと。
当時、不登校だった凛は退学届を提出するためだけに高校を訪れた日、四階の窓から飛び降りようとしている男子生徒と出くわした。成績優秀で眉目秀麗、学校内ヒエラルキーの頂点にいる男子、夏乃光だった。
小説や映画などの好みが似ていた二人はLINEのやり取りで親交を深めていく。やがて凛は、光が親との関係に悩んでいることを知る。友人関係に悩んで退学を決めた凛だったが、半年間休学して四月から再び二年生として学校に通うことした。
ーーそして、夏休み明けの始業式の朝、遅刻して登校してきた凛のことを駐輪場で光が待っていた。母親を殺してきたと告げた光は、凛を連れて逃避行を始める。
これからどうするのかと問う凛に、光はあるゲームを提案する。それは、八月が終わるまでの七日間、一日一人ずつ交互に殺したい人間を殺していくというものだった……。
行き場を失くした二人は凶器と化す。瑞々しい感性で描かれた青春の危うい側面。第18回小学館ライトノベル大賞 大賞受賞作。
作者 | 青葉 寄/灸場 メロ |
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価格 | 814円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2024年08月20日 |
『幽霊列車とこんぺい糖 新装版』

この“夏”をきっと忘れない。
絶望を生きる少女たちの、ひと夏の甘き死と再生の物語。
百合小説の傑作と名高い富士見ミステリー文庫発の青春ミステリー、待望の復刊!
寂れた無人駅のホーム。
こんぺい糖。ひまわり畑。
そして、あの廃棄車両。
リガヤという名の、不思議な彼女を連想させる四大要素。
思えばそこから、あたしの夏は始まった。
飛び込み自殺をするはずのローカル線が廃線となり、生理不順で味覚障害な中学二年生・有賀海幸の保険金自殺計画はムダになってしまった。
途方に暮れる彼女は、タガログ語で“幸せ”を意味する名を名乗る年上の少女・リガヤと出会う。
「ボクがこいつを『幽霊鉄道』として、甦らせてみせる!」
謎めいた彼女は、廃棄列車の復活と自殺志願の海幸に〈死〉を与えることを誓うのだった。
海幸とリガヤの、忘れられない夏が始まる。
作者 | 木ノ歌 詠/椎名 くろ |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | 星海社 |
発売日 | 2023年06月28日 |
『どうせ、この夏は終わる(1)』

人類滅亡の危機が発表されてから二年が経ち、世界はとっくに恐怖することに疲れていた。誰もが、どうしようもない現実を忘れてダラダラと毎日を過ごしている。そんな、人類最後の夏休み。
夢を投げ出した少年はずっと好きだった幼馴染との距離感がわからず戸惑い、スランプ中の文芸部部長は場末のゲーセンでゾンビをド派手に蹴散らす少女と出会い、やさぐれモード全開の女子高生は謎だらけの転校生を尾行し、重大な秘密を抱える少女は廃墟マニアの恋人との最後のデートに臨み、ひねくれ者の少年は女子高生監督に弱みを握られて人類最後の映画を撮るーー。
どうせ終わる世界で繰り広げられる、少年少女のひと夏の物語。
第1話/だから僕は青春をやめた
第2話/初恋は意外と死なない
第3話/潜在的に危険な星空
第4話/さよなら前夜
第5話/どうせこの夏は終わる
作者 | 野宮 有/びねつ |
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価格 | 770円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2023年12月08日 |
『夏の終わり、透明な君と恋をした』

作者 | 九条,蓮 |
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価格 | 不明 |
発売元 | スターツ出版 |
発売日 | 2023年04月 |
『さよならすべてのブルー (LYLEHOUT BOOKS)』

作者 | welca/春花 あや |
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価格 | 500円 + 税 |
発売元 | |
発売日 | 2022年05月05日 |
『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない : A lollypop or a bullet』

作者 | 桜庭,一樹,1971- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 角川グループパブリッシング |
発売日 | 2009年02月 |
『夏へのトンネル、さよならの出口』

作者 | 八目,迷,1994- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2019年07月 |
あとがきにまで足を運んでくださり、親愛なる読者の皆さま、本当にありがとうございました。この記事を読んで、夏の日々が少しでも華やかで楽しいものになれば、ライター冥利に尽きます。
このリストを作成しながら、私自身が高校生の頃の夏休みを思い出しました。暑い日差しの下で友人たちと過ごし、海や花火大会へ出かけ、初めての恋と向き合った日々。それぞれの作品は、そんな青春の日々を生きる主人公たちの様々な姿を鮮やかに描いています。
一部作品は現実から少し離れた世界を舞台にしていますが、主人公たちの健気さや、友情、恋愛、成長といったテーマは誰しもが共感できるもの。そして何より、これらの作品はすべて、 '青春'という特別な時間を大切に描いています。
漫画やライトノベルは、文字によって描かれる世界を私たちの想像力で膨らませる素晴らしい媒体です。それぞれのページを開くたびに、新たな世界が広がり、主人公たちと共に冒険できる。夏はまさに、そんな新しい世界を探求するには最適なシーズンです。
取り上げた10作品には、それぞれ独自の魅力と感動が詰まっています。文章、美しいイラスト、登場人物たちの抱えるリアルな問題や感情…。これら全てが鮮やかな青春を描き出しています。きっとあなたが好きな1冊、またはそれ以上を見つけることができるでしょう。
読むことで、同じような悩みを抱える主人公たちと少しだけ胸が通じ合ったり、慰められたり、勇気づけられたり、あるいは単純に楽しんだりして、一緒に青春を体験してみてください。
それがどんな結果に結びつくにせよ、一つ一つの物語はあなたの心に何かを残すはず。その何かがあなたの夏休みを、そして少しでもあなたの人生を豊かにしてくれたら幸いです。
今年の夏は、これらの作品と共に一緒に過ごしてみてはいかがでしょうか。きっと、忘れられない夏になることでしょう。
それでは皆さま、素敵な夏の日々をお過ごしください。
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