親の介護を描いたコミックエッセイ おすすめ5選

毎日の生活に追われ、気づけば親の介護が必要な日々。そんな経験は確実にあなたの最も現実的な問題となります。でも、大丈夫。この5作品のコミックエッセイを通じて、親の介護の現実や悩み、それでも見つけることができる喜びや笑いをシェアしましょう。どれも実体験に基づいた作品であり、一見困難な状況でも、作者自身が笑いや感動を見つけてきたからこそ、読者にも響くのだと思います。これらの作品は介護の現実を描きつつも、必ずしも暗いだけではなく、ユーモラスな場面や思わず笑ってしまうような一面もあります。あなたが介護の日々に奮闘中でも、これからの可能性に不安を感じている方でも、きっと何か得るものがあるはずです。
『介護ど真ん中!親のトリセツ : お母さんは認知症、お父さんは老人ホーム』

作者 | カータン |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2023年02月 |
『78歳母とブロガー娘の 今日からいきなり介護です』

「ライブドアブログ OF THE YEAR 2019」グランプリ、「同2021」読者賞を受賞した大人気ブロガー初の書籍となるコミックエッセイです。
近所で元気に一人暮らしをしていた78歳の母が、ある日突然倒れて寝たきりに…。突然はじまることになった看病と介護。「これからどうなるの?」「施設に入れなきゃいけない?」という不安を抱えながら、仕事や家事もこなす超忙しい日々。気持ちがすれ違って夫や兄とも、ギクシャクしてしまいます。
そんななか入院をしてリハビリを始めた母は、イケメン医師たちのパワーももらってみるみる元気に。倒れてから4カ月後、介護を受けながら再び一人暮らしを始めることになりました。
杖をつけば歩けるようになった母。しかしある日、母の家をたずねると、一人で外出しないはずの母がどこにも見当たらず、行方不明に…。スーパーやコンビニ、病院など行きそうな場所を必死に探しますが…。
次々に襲い掛かるトラブルを、落ち込みすぎることなく明るく乗り越えていく母と娘とその家族。そんな笑いあり、涙ありの介護の日々を喜怒哀楽包み隠さず本音で描きます。
実は、若いころは仲が決して良くなかったという母と娘。介護を経て関係が改善したことを、「敵同士だった母娘が関係やり直し!」と表現するなど「名言」もたくさん。
医師、医療関係者、介護職の人たち、それぞれの役割と付き合い方、そして頼り方もわかり、親や身近な人のいざというときに備えて知っておきたい介護の基礎知識も学べる一冊です。
ブログ62回分に多くの描きおろしイラストを加えてオールカラーで収録。「大嫌いだった母のこと」など書き下ろしコラムも掲載しています。
PART1 母の入院
家事の役割分担を決めた、その後…
PART2 ひとり暮らしを再スタート
亡くなった父のこと
PART3 デイサービスの日々
大嫌いだった母のこと1
PART4 母と私のなんでもない日常
大嫌いだった母のこと2
PART5 母、再びの入院。そして…
作者 | あぽり |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | 毎日が発見 |
発売日 | 2022年01月31日 |
『親が老いていく』

突然の入院、認知症、介護。
その日から生活は一変しました。
自分より先に、親はどんどん年老いていく。
誰も避けられないこの現実を描く、
オールカラー・コミックエッセイ。
地元を離れて暮らしていた著者のもとに、
父親がくも膜下出血で倒れたという突然の報せが届く。
激しく動揺するが、手術は成功しその後無事退院。
しかし徐々に父親の様子がおかしくなっていく。
かつての父親像からの変貌に、家族は動揺を隠せない。
認知症、介護と問題が山積していくなか、
お互いに募っていく焦りやいらだち…。
だがあるきっかけにより、
改めて両親への感謝の気持ちが芽生えてくる。
できることが増えていくのを見守るのが子育てなら、
できないことが増えていくのを見守るのが介護なんだ。
介護は育ててくれたことへの恩返しなんだ。
涙と戸惑いの日々を越えて、
確かな希望に向かうまでの小さな記録。
1章:突然のくも膜下出血
2章:まさか、認知症!?
3章:「要支援」認定に…
4章:募るもどかしさ
5章:家族の変化、父の変化
6章:娘の私にできること
作者 | ちかさ |
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価格 | 1265円 + 税 |
発売元 | イースト・プレス |
発売日 | 2018年11月13日 |
『親の介護、10年め日記。 (本当にあった笑える話)』

作者 | 堀田あきお/堀田かよ |
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価格 | 330円 + 税 |
発売元 | ぶんか社 |
発売日 | 2018年10月10日 |
『48歳で認知症になった母 (コミックエッセイ)』

作者 | 吉田 美紀子/美齊津 康弘 |
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価格 | 1089円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2022年11月02日 |
これらの作品を読んで、皆さんも感じたのではないでしょうか。親の介護という、誰もがいつかは直面しうるリアルなテーマ。それぞれの作者が見せてくれる親への思い、そしてそれによる喜怒哀楽が描かれている場面場面。涙なしには読めないシーンもある一方で、思わず笑ってしまうようなユーモラスな描写もある。それぞれの作品が、親の介護という大変さを、共感しながらも楽しく読むことができる形で伝えてくれます。
何よりも、これらの作品を通して感じることができるのは、「愛」ではないでしょうか。親子の絆、家族の絆、そしてそれを支える周りの人々の絆。介護という困難に立ち向かう中で見えてくる、人間の優しさや温もりを、これらの作品はとてもリアルに伝えてくれます。そして、それが読者にとって大きな勇気や希望を与えてくれることでしょう。
また、ここで紹介した作品はすべてコミックエッセイ。絵と言葉が交互に作用し、感情を直接伝える表現力が詰まった作品ばかりです。軽い気持ちで手に取った人も、気づけば自分自身の心情と向き合うことになるかもしれません。
様々な視点から描かれた親の介護。人それぞれの経験や想いが香り立つ作品群は、介護の現場で奮闘する方々への励ましでもあると思います。そして、これから介護の現場に立つ人、また現在介護中の人たちにとって、何か一つでも参考になるヒントが見つかれば幸いです。実際に介護を経験していない方でも、これらの作品を読むことで理解や共感が深まる可能性があると思います。
最後に、介護というのは一人だけの問題ではなく、共同体全体で考えていくべき課題であるという事を再認識させてくれるこれらの作品たち。生活の中で迎えるであろう介護の現場に立つ前に、ぜひ手に取って頂きたい作品群です。今日からあなたの視野が少しでも広がることを祈っています。
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