聖武天皇に関する本 おすすめ6選 第45代天皇

聖武天皇に関する本をピックアップしてみました。まず一冊目は、その生涯を詳細に描いた伝記です。彼の政治手腕、そして国内外に及ぶ功績について深く掘り下げています。二冊目は、彼が大化の改新を果たした文化背景を解説しています。すごく楽しみながら学べるスタイルで作られた本。「聖徳太子との絆」をテーマにした本もあります。こちらは実在の人物の関係性を描いたフィクション。また、鎌倉時代の歴史学界を揺るがしたと言われる研究に焦点を当てた本もあります。さらに、実はあまり知られていない彼の一面を明らかにする本も。最後に、シリーズものの一冊を挙げておきます。全6冊で、それぞれが異なる視点から彼の人生を描いています。
『聖武天皇 「天平の皇帝」とその時代』

奈良東大寺の毘盧遮那大仏造立という日本史上に残る大事業を成した聖武天皇は、本当に政治的意志を持たない「ひ弱な天皇」だったのかーー。
二人の女帝の期待を一身に背負い、天武天皇の血脈を嗣ぐ正統天皇として即位した聖武。その聖武を、強烈な個性と政治力を発揮して数々の事業を推進した「天平の皇帝」として捉え、皇帝たらんとした生き様に迫るとともに、その治世がいかなる時代であったのかを鮮やかに描き出す。
長らく誤解のベールに包まれてきた聖武天皇像に、根本から見直しを迫った意欲作。
※本書の原本は、2000年に講談社より『帝王聖武:天平の勁き皇帝』として刊行されました。文庫化に当たって系図・年表等を追加し、文章を改めました。
【目次】
はじめに
第一章 不比等の孫
第二章 早すぎた父の死
第三章 女帝二代
第四章 聖武即位
第五章 武智麻呂政権
第六章 彷徨する天皇
第七章 治道の失
第八章 三宝の奴
第九章 娘への遺言
佐保山南陵ーむすびにかえてー
聖武天皇関連年表/文庫版あとがき
はじめに
第一章 不比等の孫
1 母と子/2 首皇子の名前/3 城東の主
第二章 早すぎた父の死
1 平城遷都/2 帝王教育/3 斎王卜定
第三章 女帝二代
1 元明から元正へ/2 女帝と皇統/3 「不改常典」の申し子
第四章 聖武即位
1 吉野行幸/2 宮子の称号/3 長屋王の悲劇
第五章 武智麻呂政権
1 光明子立后/2 聖武と武智麻呂/3 国際関係の活発化
第六章 彷徨する天皇
1 阿倍内親王の立太子/2 広嗣の乱と関東行幸/3 大養徳恭仁京
第七章 治道の失
1 紫香楽宮/2 行基と優婆塞/3 大仏造立の再開
第八章 三宝の奴
1 陸奥山に黄金花咲く/2 宇佐八幡宮の謎/3 太上天皇沙弥勝満
第九章 娘への遺言
1 大仏開眼/2 別れ/3 遺詔
佐保山南陵ーむすびにかえてー
聖武天皇関連年表/文庫版あとがき
作者 | 瀧浪 貞子 |
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価格 | 1430円 + 税 |
発売元 | 法藏館 |
発売日 | 2022年09月09日 |
『聖武天皇 巨大な夢を生きる』

われは国家なり-巨像・盧舎那仏にわが身を投影し、その存在を宣揚した聖武天皇は、仏教国家の範を聖徳太子に仰ぎ、白鳳の精神を伝統とする理想の君主国・日本の実現をめざした英主であった。本書では、「大仏建立」を中心に捉え、「アウトサイダーの重用」「藤原官僚機構との戦い」「和歌の力の結集」などの視点から、まったく新しい聖武像を解き明かす。精力と財力のかぎりをつくして巨大な夢を生きた、天平の英主の情念に迫る、渾身の書き下ろし。
作者 | 中西進 |
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価格 | 942円 + 税 |
発売元 | PHP研究所 |
発売日 | 1998年11月 |
『鬼の帝聖武天皇の謎』

天平12年10月26日。聖武天皇は、兵わずか400とともに忽然と平城京から姿を消した。その後、聖武天皇は伊賀、伊勢、美濃、不破、近江をめぐり、恭仁京、紫香楽京、難波京と移り、平城京に遷都したのは天平17年の5月。足かけ5年にわたる「迷走」。果たしてその目的とは何であったのか。「藤原の傀儡」といわれた聖武天皇。忘れ去られた英傑の正体に迫る野心作。
作者 | 関裕二 |
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価格 | 565円 + 税 |
発売元 | PHP研究所 |
発売日 | 2006年02月 |
『聖武天皇 : 帝王としての自覚と苦悩』

作者 | 寺崎,保広,1955- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 山川出版社 |
発売日 | 2020年03月 |
『聖武天皇 : 責めはわれ一人にあり』

作者 | 森本,公誠,1934- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2010年10月 |
『彷徨の王権 聖武天皇 (角川選書 305)』

作者 | 遠山 美都男 |
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価格 | 104円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA/角川学芸出版 |
発売日 | 1999年03月25日 |
今回は、我が国日本の歴史の中でも特別な存在とされる聖武天皇にスポットを当てた書籍について、私のおすすめの一部をご紹介させていただきました。現行の皇統にはじまり、仏教が国教となるきっかけを作ったとされる英知と信仰心を持つ聖武天皇。彼の生涯は、どういったエピソードを通じて、どのようにして今日まで語り継がれてきたのか、もしご興味が湧いたなら、是非とも一読いただきたいと思います。
その中でも、彼がなぜ「聖」の字を冠されたのか、それは何を象徴しているのか、さらに彼が如何にして天皇の象徴であり続けているのか、それぞれの作品を通じて深く理解することができるはずです。また、時代背景を理解することで、聖武天皇の人間性や行動原理を理解することができ、より身近に感じることができるでしょう。
そして何より、これらの作品を読むことで、単純な歴史的事実を知るだけでなく、我が国の誇りと理解を深め、きっと新たな視点から自身のルーツを見つめ直す機会になることでしょう。あるいは、日本の歴史に全く興味がなかった方でも、彼の生涯に触れ、人生の舵取りについて考えるきっかけになるかもしれません。
いずれにせよ、これらの作品を通じて、皆さまが日本の深い歴史と文化に触れ、豊かな時間を過ごせますように。それが、私がこれらの作品をおすすめする一番の理由です。どれも素晴らしい作品ばかりですから、きっと満足いただけるはずですよ。何卒、一冊でも手にとっていただければ幸いです。
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