虚実の境を侵すモキュメンタリーホラー作品5選

こちらには、リアルとフィクションが交錯するモキュメンタリー調のホラー作品を5つピックアップ!一見、ただのドキュメンタリーに見えますが、じわじわと襲ってくる不安感と恐怖がクセになること間違いなし。途中から事態が急変し、現実と虚構の狭間で脳がグルグルと混乱する体験を楽しめますよ。一つ一つの作品には、驚きの展開や想像を超える衝撃の真実が隠されており、引き込まれること間違いなし。ホラー好きはもちろん、ちょっと変わった作品を求めている方にもオススメですよ。一度読み始めたら止まらない、そんな5作品をぜひご覧ください。
『ゆうずどの結末 (角川ホラー文庫)』

作者 | 滝川 さり |
---|---|
価格 | 733円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2024年02月22日 |
『あかずめの匣 (角川ホラー文庫)』

作者 | 滝川 さり |
---|---|
価格 | 772円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2025年03月22日 |
『完璧な家族の作り方 (角川ホラー文庫)』

作者 | 藍上 央理 |
---|---|
価格 | 792円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2025年04月25日 |
『撮ってはいけない家』

作者 | 矢樹純 |
---|---|
価格 | 1278円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2024年11月12日 |
『Re:Re:Re:Re:ホラー小説のプロット案』

やっぱり全部、物語なんじゃないか?
第9回 カクヨムWeb小説コンテスト ホラー部門 大賞受賞作!
次回作を出せず苦戦している小説家の「私」は、ネタ探しのためにSNSや過去のニュース記事を探るうちに、ある奇妙な共通点に気づく。それは、何かしらの不幸に陥った人々が、示し合わせたわけでもないのに、顔に関連する不可解な言動をしている……「顔の怪異」に遭遇していることだった。このアイデアならば凄まじい作品を生み出せる。そんな衝動に駆られた「私」は担当編集者に連絡するも、それが出版社に伝わる「禁忌題目」というタブーに触れていると断られてしまう。どうしても諦めきれない「私」だったが、やがて大きな恐怖に巻き込まれていく……。
第9回 カクヨムWeb小説コンテスト ホラー部門 大賞受賞作!
作者 | 八方 鈴斗 |
---|---|
価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2024年12月25日 |
『変な家』

作者 | 雨穴 |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 飛鳥新社 |
発売日 | 2021年07月 |
『出版禁止』

著者長江俊和氏が手にしたのは、いわくつきの原稿だった。題名は「カミュの刺客」、執筆者はライターの若橋呉成。内容は、有名なドキュメンタリー作家と心中し、生き残った新藤七緒への独占インタビューだった。死の匂いが立ちこめる山荘、心中のすべてを記録したビデオ。不倫の果ての悲劇なのか。なぜ女だけが生還したのか。息を呑む展開、恐るべきどんでん返し。異形の傑作ミステリー。
作者 | 長江 俊和 |
---|---|
価格 | 737円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2017年03月01日 |
『フェイクドキュメンタリーQ』

作者 | フェイクドキュメンタリーQ |
---|---|
価格 | 1463円 + 税 |
発売元 | 双葉社 |
発売日 | 2024年07月25日 |
『火のないところに煙は』

「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」突然の依頼に、作家の〈私〉は驚愕する。心に封印し続けた悲劇は、まさにその地で起こったのだ。私は迷いつつも、真実を求めて執筆するが……。評判の占い師、悪夢が憑く家、鏡に映る見知らぬ子。怪異が怪異を呼びながら、謎と恐怖が絡み合い、直視できない真相へとひた走る。読み終えたとき、それ(それに傍点)はもはや他人事ではない。ミステリと実話怪談の奇跡的融合。
作者 | 芦沢 央 |
---|---|
価格 | 693円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2021年06月24日 |
『かわいそ笑』

「死んだ人のことはちゃんと可哀想にしてあげなきゃ駄目でしょう。」
一度読んだら引き返せない、怪異が侵食する恐怖のネット怪談。
雨穴氏(『変な家』著) 推薦!!
インターネット上に伝わる多くの怪談。
その中に何故か特定の「あの子」が被害にあう奇妙な怪談が出回っていた。
とある掲示板のQRコード、インタビューの書き起こし、出典不明な心霊写真、匿名のメールデータ。
筆者がこれまでに収集した情報をもとに怪談を読み解く、読者参加型のホラーモキュメンタリー。
一見バラバラに見える情報から、浮かび上がってくる「ネット怪談の裏側の物語」とは。
【雨穴氏コメント】
この本を読み終えたあと、まったく読み終えた気がしませんでした。
かつてその場に自分が居合わせたのではないかと錯覚するほどリアルで気味の悪い映像が
文章を通じて、目の数センチ先に突き付けられるような不快感。
確実に何かが繋がっているのに、完全には説明されないもやもや。
まるで奇書を読んでいる気分でした。
ただ同時に、この感覚に懐かしさを覚えました。
ある時点で気づきました。子供の頃に、インターネットを見ていたときの気分と同じなのです。
閉鎖的で、情報が少なくて、画像と文字と粗末な動画しかなかった昔のインターネット。
私は、個人の書き込んだ体験談や創作、とりとめのない雑談などを読み漁っていました。
それらは、書き手の呼吸が聞こえそうなほど身近に感じられ、しかし、書かれている以上のことは何も分からない。
それ以上を知ろうとすれば、ディスプレイの向こう側を想像するしかない。この本の読み心地は、まさにそれに近いものがありました。
「ネットを読み終える」などということが不可能なように、きっとこの本を読み終えることは、一生できないのでしょう。
私は近いうちにまた、読み返そうと思います。そして、想像します。
この本が日本全国に出回れば、手に取った人の数だけ想像が生まれるでしょう。
そして『あの子』は……。
ーー「もうやり直せないよ 残念でした」
第一話 これは横次鈴という人が体験した怪談です.docx
第二話 behead-コピー
第三話 受信トレイ(15)
第四話 ##name1##
第五話 0x00000109
作者 | 梨 |
---|---|
価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | イースト・プレス |
発売日 | 2022年08月09日 |
さあ、この5作品を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。一部真実が混じり、本当にあったかのようなフェイクドキュメンタリー形式のホラー作品は、観る者、読む者の心に強烈な恐怖と不安を植えつけるものばかりです。もちろん、紹介した全ての作品が皆様にとって恐ろしいと感じるものであるとは限りません。なぜなら、人の怖がる"基準"というのは十人十色だからです。ですが、どの作品も作者のこだわりや特色が詰まっており、きっと満足度の高い体験ができることでしょう。
一部の作品は、作り手の真剣さを感じさせる趣向を凝らした設定や細かい描写があり、その謎解きが楽しめるところも魅力的です。他の作品では、足元から現実が崩れ落ちていくような恐怖とともに、人間の心理を突く緻密な描写が光ります。言葉にできないような不安や恐怖を具現化して視覚化、あるいは視覚から感じるべきものを言葉で語ってくれる、そんな才能ある作者達の作品を是非楽しんでください。
この記事を読んだ方の中には、これから足を踏み入れようとしている未知の世界に興奮を感じている人もいれば、すでにその世界に足を踏み入れ、その深淵を知っている人もいるでしょう。それら全ての方々に、この記事が新たな発見や素晴らしい体験への一助となれば幸いです。
以上、モキュメンタリーホラーの世界を5作品を通してお届けしました。どれも虚実の境界を侵す、リアルさ溢れる作品ばかりです。ぜひ手に取って、その恐怖を心ゆくまで味わってみてください。では、また別の機会に新たな作品をご紹介する日まで、皆様が素晴らしい読書ライフを送れますように。それでは、さようなら。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。