地盤工学の本・参考書 おすすめ4選

地盤工学について学びたい方、実務で必要になる方にピッタリな本や参考書を4つ選んで紹介しますね。地盤工学は土質が建物や道路の設計、建設にどのような影響を与えるかを学ぶ分野です。その中でも、初心者向けで基礎からゆっくり学べる1冊から、実際の現場での問題解決法を詳しく解説した実務向けの一冊、そして最新の研究や技術を追える専門書まで、様々なニーズに応えることができる本を選びました。これらの本を通して、地盤工学の大切さ、奥深さを再認識し、新たな知識を手に入れることができるでしょう。ぜひ、皆さんの学びにお役立てください。
『トコトンやさしい地盤工学の本』

作者 | 安田,進,1948- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 日刊工業新聞社 |
発売日 | 2020年03月 |
『地盤工学 Civil Engineering』

人間の暮らしを支える地盤。泥や石ころの塊でも、自然の法則はちゃんとある。理論を学び、経験を積み、地盤を感覚で理解しよう。
作者 | 内村太郎/内山久雄 |
---|---|
価格 | 2750円 + 税 |
発売元 | オーム社 |
発売日 | 2013年02月 |
『地盤工学(第2版・新装版)』

全国の大学・高専で教科書として採用されてきた実績ある書籍の新装版です.
構造物を支える地盤について正しく知るうえで,地盤工学は必要不可欠な学問です.また,地震や地すべり・崖崩れなどの自然災害も,この学問なしでは語ることはできません.われわれが安全に生活するためにも,正しい地盤工学の知識を身につける必要があります.本書はその基礎をきちんと学ぶことができるテキストです.
図をより直観的にわかりやすいものにして、学習効果を高めました.
第1章 地盤と土
第2章 土の基本的性質
第3章 土中の水理
第4章 土の圧縮と圧密
第5章 土のせん断強さ
第6章 土圧
第7章 地盤内の応力分布
第8章 地盤の支持力
第9章 斜面の安定
第10章 地盤の災害とその防災
第11章 地盤改良
作者 | 澤 孝平 |
---|---|
価格 | 3300円 + 税 |
発売元 | 森北出版 |
発売日 | 2020年10月27日 |
『地盤工学』

本書は,著者が勤めていた大阪公立大学(旧大阪市立大学)の学生を対象にした地盤基礎工学(土圧,支持力,地盤改良,地盤調査,地形・地質と地盤情報)のテキストを改めて「地盤工学」として教科書としてまとめ直したものです。基礎構造物である土留め,擁壁,直接基礎,杭基礎の設計・施工方法,及び地盤改良方法,地盤調査方法,地形・地質と地盤情報の集め方を解説しています。授業内容の理解を深めるために各章に例題を掲載しています(巻末に解答を掲載)。また,各章の最後には講義内容の理解度を確認し,復習するための演習問題を付けています。地盤・土は基本的に自然が作ったもので,多種多様(様々の種類の土が様々の状態にある)で,不均質に存在するので非常に複雑です。そのための地盤・土の力学を学ぶのが既に刊行している「土質力学1・2」ですが,それを実際の地盤に適用することに重きをおいた学問が「地盤工学」です。本書は,地盤の工学的な扱い方を修得することを目標に丁寧に説明しています。
はじめに
単位系について
第1章 地盤の土圧
1.1 土圧の概念
1.2 ランキン(Rankin)の土圧論
1.3 クーロン(Coulomb)の土圧論
1.4 静止土圧
1.5 擁壁と土圧
1.6 土留め壁と土圧
演習問題
引用文献
第2章 地盤の支持力
2.1 基礎と支持力とは
2.2 直接基礎の支持力
2.3 杭基礎の支持力
演習問題
引用文献
第3章 地盤改良
3.1 地盤改良の分類と原理
3.2 置換工法
3.3 高密度化工法
3.4 固化工法
3.5 土性改良(土質改良)工法
3.6 補強土工法
引用文献
第4章 地盤調査
4.1 地盤調査とは
4.2 物理探査・物理検層
4.3 ボーリング
4.4 サンプリング
4.5 サウンディング
引用文献
第5章 地形・地質と地盤情報
5.1 地形・地質と地盤
5.2 大阪の地盤
5.3 地盤情報
総合演習問題
引用文献
例題の解答
著者略歴
作者 | 大島 昭彦 |
---|---|
価格 | 2750円 + 税 |
発売元 | 大阪公立大学出版会 |
発売日 | 2024年08月31日 |
以上、4つの地盤工学の参考書をご紹介しました。教科書から専門書まで、いずれもあなたが地盤工学を学ぶ際の地固めとなる一冊でしょう。基礎的な知識から応用まで幅広く網羅されているため、ここで紹介した書籍それぞれがあなたの学びの支えとなることでしょう。
また、1つのテーマについて複数の書籍を交えて学ぶことで、理解の深度も増しますし、一冊だけでは見えなかった視点や新たな発見もあるかもしれませんね。地盤工学はその名の通り、地盤に関する科学なので、その自然の摂理を用いた技術や知識を得ることは、時にそれ自体が感動を与えることもあります。
冒頭でもお伝えしましたが、学びは無駄ではありません。地盤工学の知識を身につけることで、我々が暮らす地球について新たな視点を持つことができるでしょう。地盤工学の世界は深いですが、ご紹介した参考書が無理なく学べる一助となることを期待します。
それぞれの書籍があなたの学びのパートナーとなってくれることを願っています。そして、その知識がある日、何か具体的な形で表れてくるかもしれませんね。そんなあなたの地盤工学の旅が、少しでも豊かで楽しいものとなりますように。
今回は以上の4つをご紹介しましたが、地盤工学は幅広い分野をカバーしています。これからもっと深く知りたい、学びたいという方は、いろいろな書籍に手を伸ばしてみてください。新たな発見があることでしょう。どの参考書もあなたを待っていますよ。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。