社会学、心理学系に進みたい高校生にも読めるオススメ4選

先ずは、紛争地域での大人たちの複雑な人間関係を描きつつ、主人公たちの成長を描いた漫画から。社会政治の因果関係と絶望感を描きつつも、個々の人間が持つ希望や友情を絶やさない作風が心に染みます。次に、サイコロを軸に一人の少女が自己と向き合い、友情や愛情を描いた小説。人間心理の深淵を描くスリリングな内容に胸が高鳴ります。続いて、美食を通じた人間観察の深さを描いた漫画。人の心情や行動に対する視点の鋭さが魅力的です。最後に、心理学者の視点から描かれた青年たちの日常と心理ゲームが織り成す小説は、心理学の知識と楽しみを共有できます。どれも社会や心理を学ぶ目線で読むと新たな発見を得られるでしょう。
『リキッド・モダニティ 液状化する社会』

重く堅固な、「ハードウェア」型近代から、軽く柔らかな、「ソフトウェア」をキーワードとする時代へ。ゆたかなイメージを示しながら、著者は、「いま」という時代がどこへむかって流れてゆこうとしているのかを描きだす。現代のもっとも創造的な思想家による、はげしく変転する社会・政治生活条件についての才気あふれる分析。
作者 | ジグムント・バウマン/森田典正 |
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価格 | 4180円 + 税 |
発売元 | 大月書店 |
発売日 | 2001年06月 |
『定本想像の共同体 ナショナリズムの起源と流行』

作者 | ベネディクト・アンダソン/白石隆 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 書籍工房早山 |
発売日 | 2009年11月 |
『村上春樹,河合隼雄に会いにいく』

作者 | 河合,隼雄,1928-2007 村上,春樹,1949- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 1999年01月 |
『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』

本書は、フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称される、アルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)を、「青年と哲人の対話篇」という物語形式を用いてまとめた一冊です。欧米で絶大な支持を誇るアドラー心理学は、「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な“答え”を提示します。この世界のひとつの真理とも言うべき、アドラーの思想を知って、あなたのこれからの人生はどう変わるのか?もしくは、なにも変わらないのか…。さあ、青年と共に「扉」の先へと進みましょうー。
作者 | 岸見一郎/古賀史健 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | ダイヤモンド社 |
発売日 | 2013年12月13日 |
今回は社会学や心理学に興味のある高校生の皆さんに、これらの学問について深く理解を深めてくれる作品4選をご紹介しました。それぞれが多様な視点から人間や社会を見つめ、問いを投げかけています。登場人物たちが抱える葛藤や問題、絆や愛情を通じて、私たち自身が普段あまり意識することのない社会の仕組みや心理の奥深さを学べるのが魅力です。ひとつひとつの物語を読むことで、常識を覆すかのような新たな発見や気づきもあるでしょう。
ただし、これらの作品が全ての答えを教えてくれるわけではありません。それどころか、より深く考え、自分自身で答えを見つけ出すきっかけを提供してくれます。それはまるで、大きな宝探しのようでもあります。高校生活はあっという間ですが、その中で自分の世界観を広げてくれるだけでなく、大学や将来の進路選択に役立つ一冊に出会えれば、それはとても価値あることではないでしょうか。
そして何より、読書は自分自身と向き合い、内なる世界を豊かにする時間です。自分の知らない世界を垣間見ることができるのも、読書の大きな魅力の一つでしょう。これらの作品に触れることで、皆さんが自身の可能性を広げ、深い理解と共に自分自身を発見できるきっかけになれば幸いです。
さあ、新たな旅を始めてみませんか?この4作品が皆さんの高校生活に新たな色彩を加えてくれることを願っています。毎日の学習や部活動の中でも、ぜひ手に取って読んでみてくださいね。それでは皆さんにとって価値ある一冊に出会えますように!
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