山本文緒おすすめ小説⑦
今回ご紹介する山本文緒さんの作品は、一筋縄ではいかない登場人物たちの生きざまを見事に描き出した傑作です。人間の葛藤や感情が詰まったストーリーは、読む人々の心に深く響きます。彼女の独特な視点と深遠なる思索が織り成す物語は、美しくもせつない。一読して感じた言葉の響きや描写の美しさは、読後も長く心に留まることでしょう。シリーズ作品で、続きもそれぞれ違う風景や人物たちが綴られており、一冊ずつ味わうのも楽しい作品です。本当に必読の一冊ですよ!
『自転しながら公転する』
母の看病のため実家に戻ってきた32歳の都(みやこ)。アウトレットモールのアパレルで契約社員として働きながら、寿司職人の貫一と付き合いはじめるが、彼との結婚は見えない。職場は頼りない店長、上司のセクハラと問題だらけ。母の具合は一進一退。正社員になるべき? 運命の人は他にいる? ぐるぐると思い悩む都がたどりついた答えはーー。揺れる心を優しく包み、あたたかな共感で満たす傑作長編。
| 作者 | 山本 文緒 |
|---|---|
| 価格 | 1100円 + 税 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 | 2022年10月28日 |
『ばにらさま』
伝説の直木賞受賞作『プラナリア』に匹敵する、中毒性の高い短編小説集。
1「ばにらさま」 僕の初めての恋人は、バニラアイスみたいに白くて冷たい……。
2「わたしは大丈夫」 夫と娘とともに爪に火をともすような倹約生活を送る私。
3「菓子苑」 気分の浮き沈みの激しい女友だちに翻弄されるも、放って置けない。
4「バヨリン心中」 余命短い祖母が語る、ポーランド人の青年をめぐる若き日の恋。
5「20×20」 主婦から作家となった私は、仕事場のマンションの隣人たちと……。
6「子供おばさん」 中学の同級生の葬儀で、遺族から形見として託されたのは。
以上6編を収録。
日常の風景の中で、光と闇を鮮やかに感じさせる凄み
読み進むうちにぞっと背筋が冷えるような仕掛け
「えっ」と思わず声が出るほど巧みな構成
二度読み必至! 引きずり込まれる魅力満載の山本文緒文学!
2021年10月に惜しくも死去した著者最後の小説集。
1 ばにらさま
2 わたしは大丈夫
3 菓子苑
4 バヨリン心中
5 20×20
6 子供おばさん
解説 三宅香帆
| 作者 | 山本 文緒 |
|---|---|
| 価格 | 704円 + 税 |
| 発売元 | 文藝春秋 |
| 発売日 | 2023年10月11日 |
『山本文緒』
| 作者 | 現代女性作家読本刊行会 |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | 鼎書房 |
| 発売日 | 2015年01月 |
山本文緒さんの素晴らしい作品群からおすすめの一冊をご紹介させていただきました。肌で感じるような人間の生活や感情を繊細かつ力強く描いたその世界観は、どんな読者もきっと心に留めておきたくなるでしょう。主人公達の生き様に触れることで、自分たちが普段忘れがちな大切な何かを思い出す、そんなお宝を探しに、山本文緒さんの作品は最高の冒険の舞台と言えます。
それぞれの作品に感じられるドラマチックでありながらリアルな人間模様の描写は、山本文緒さんならではの特長です。読者一人ひとりの胸に届くような物語たちは、暖かさや哀しさ、時には優しさを伝えてくれます。抽象的な情感に訴えるその表現は突き詰めれば、皆さまに自身が一人の人間としてどう生きるべきかを問うているのかもしれません。
このシリーズでは、お読みいただきたい作品を厳選して紹介してきましたが、これからも山本文緒さんの世界をたくさんの方に感じていただきたいと思います。一つ一つの物語が、ちょっとした幸せを見つける力を与えてくれたり、大切な何かを思い出させてくれたりします。自分だけの「お気に入り」を見つける喜びは、読書の醍醐味の一つだと思います。
それでは、次回もお楽しみに。山本文緒さんの作品が、読者のみなさんにとって宝物となりますように。心から願っています。今回も最後までおつきあいいただきまして、ありがとうございました。
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