18世紀哲学者や西尾維新の人間シリーズ、小川哲の小説を特集

18世紀のイギリスの哲学者ベンサムについて紹介する本や、西尾維新の人間シリーズ、小川哲の小説など、さまざまな本が登場します。興味深い内容と共に、知識や感動が詰まった本をピックアップしました。
『怪物ベンサム 快楽主義者の予言した社会』

功利主義者、パノプチコン創案者。近代批判の中で忘却されたベンサム。しかし、この怪物の構想は現代にも生きている。死刑廃止、動物愛護、都市衛生、同性愛擁護、さらにはチューブによる社会通話システム、冷蔵庫…。人間を快感と欲望の中に配置し、自我の解体をも試みた男。一九世紀最大の奇人啓蒙思想家の社会設計図を解読し、その背景を解明する。
作者 | 土屋恵一郎 |
---|---|
価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2012年01月 |
『ベンサムとイングランド国制』

▼フランス革命はジェレミー・ベンサムの社会認識と人間観を大きく揺るがした。ウィリアム・ブラックストンへの批判から始められた思索がたどりついた「立法の科学」と「自由な国家」構想。革命の動乱を契機に、ベンサムは、構想が前提とする合理的な人間――適切に功利計算ができる人間――の存立を阻む様々な外的要因に関心を広げてゆく。人民による世論が決定的な意味を持つ民主政治において、アナーキーに陥ることのない「自由な国家」はいかにして可能なのか。
本書は、ベンサムの思想が、フランス革命の衝撃を経てイングランド国制批判として展開していく過程を同時代の知的文脈と関連づけて考察する。イングランド国教会批判と議会改革論を経て『憲法典』に結実する、ベンサムの「自由な国家」の具体的構想が明らかにされる。
一貫した哲学を持つ功利主義者像を相対化し、ベンサムの生涯にわたる思想的格闘を追究する画期的な研究成果。
作者 | 小畑俊太郎/著 |
---|---|
価格 | 4000円 + 税 |
発売元 | 慶應義塾大学出版会 |
発売日 | 2013年10月09日 |
『零崎曲識の人間人間』

最強の“音使い”、ついに現る 「人間シリーズ」第三弾
1 ランドセルランドの戦い
2 ロイヤルロイヤリティーホテルの音階
3 クラッシュクラシックの面会
4 ラストフルラストの本懐
音はすべてを支配する。
世界を、時間を、空白を。
絶望を、思想を、感覚を。
機会を、景色を、星々を。
了解を、殺戮を、指先を。
過去を、契機を、順番を。
知識を、蒙昧を、恋愛を。
人間を、人間を、人間を。
曲がることなく、支配する。
零崎曲識の人間人間1 ランドセルランドの戦い
零崎曲識の人間人間2 ロイヤルロイヤリティーホテルの音階
零崎曲識の人間人間3 クラッシュクラシックの面会
零崎曲識の人間人間4 ラストフルラストの本懐
作者 | 西尾 維新 |
---|---|
価格 | 764円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2012年11月 |
『地図と拳』

「君は満洲という白紙の地図に、夢を書きこむ」
日本からの密偵に帯同し、通訳として満洲に渡った細川。ロシアの鉄道網拡大のために派遣された神父クラスニコフ。叔父にだまされ不毛の土地へと移住した孫悟空。地図に描かれた存在しない島を探し、海を渡った須野……。奉天の東にある〈李家鎮〉へと呼び寄せられた男たち。「燃える土」をめぐり、殺戮の半世紀を生きる。
ひとつの都市が現われ、そして消えた。
日露戦争前夜から第2次大戦までの半世紀、満洲の名もない都市で繰り広げられる知略と殺戮。日本SF界の新星が放つ、歴史×空想小説。
【著者紹介】
小川哲(おがわ・さとし)
1986年千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程退学。2015年に『ユートロニカのこちら側』で第3回ハヤカワSFコンテスト〈大賞〉を受賞しデビュー。『ゲームの王国』(2017年)が第三八回日本SF大賞、第31回山本周五郎賞を受賞。『嘘と正典』(2019年)で第162回直木三十五賞候補となる。
作者 | 小川 哲 |
---|---|
価格 | 2420円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2022年06月24日 |
読書好きの皆さん、いかがでしたでしょうか。ベンサムに関する本、西尾維新の人間シリーズ、そして小川哲の小説、それぞれに異なる魅力がありますね。18世紀のイギリスの哲学者に触れることで、新たな知識や視点が広がったのではないでしょうか。西尾維新の作品には深いテーマが織り交ぜられており、考えさせられる部分も多いですね。小川哲の小説は地図や拳などシンボリックな要素が織り交ぜられており、独特の世界観に引き込まれます。それぞれの作品には、作者の思いがしっかりと込められていて、読む者に何かしらのメッセージを届けてくれるはずです。新しい本との出会いはいつもワクワクしますね。次に手に取る本が、また新たな冒険や学びをもたらしてくれることを楽しみにしています。では、また次回のおすすめ作品紹介でお会いしましょう。それでは、また。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。