日本史の詩人からトルコの歴史まで、文化と歴史を楽しく学ぶおすすめ書籍10選

日本史や外国の歴史に興味があるなら、こちらの記事がおすすめ。詩人たちの物語やトルコ、インドの文化に触れることができる本が紹介されています。新しい視点で歴史を学びたい方には必見です。是非チェックしてみてください!
『雨と詩人と落花と』
愛を見つめ、慈しむ心を描き続けた巨星・葉室麟。
その深き到達点!
九州豊後日田の詩人広瀬旭荘を描いた
著者畢生の感動作!
書名は、以下の広瀬旭荘の漢詩・七言絶句
「春雨到筆庵」の最終行からとっている。
菘圃葱畦(しゅうほそうけい)
路(みち)を取ること斜(ななめ)に
桃花多き処(ところ)是(こ)れ君が家
晩来何者ぞ門を敲(たた)き至るは
雨と詩人と落花なり
菘(とうな)の圃(はたけ)、
葱(ねぎ)の畦(うね)の中、
桃の花がいっぱいに咲いているあたりに
君の家がある。
夕暮れ時に門を敲(たた)いて訪ねてくるのは
誰だろう。
雨か詩人か散る花か。
兄の淡窓にともなわれ、初めて松子の実家を
訪ねた時の出会いを詠んだ漢詩だった。
時は大塩平八郎の決起など、
各地が騒然としている幕末の激動期。
儒者として漢詩人として、そして夫として
どう生きるべきか。
動乱の時代に生きた詩人の魂と
格調高い夫婦愛を描く。
儒者・広瀬旭荘は九州・日田の広瀬家に生まれた。広瀬家は天領の日田金をあつかい、
大名貸しまで行う富商であった。
二十五歳年長の兄が広瀬淡窓。
儒学者であり詩人として名を馳せており、
私塾の咸宜園を開設した。
兄の淡窓は世に知られた学者であり、
詩人であったが、代官所の横暴に耐えていた。
しかし、旭荘は怒りを募らせた。
そのころ、旭荘は二度目の妻・松子を迎えた。
時折、怒りを抑えきれず打擲する旭荘に、
前妻は去っていた。
しかし、松子は心優しき詩人である旭荘の本質を
理解していた。
堺に遊学した旭荘は、大塩平八郎決起の時期に、
江戸へ。
詩人として儒学者として、どう生きるべきかを
問われる。
詩人の魂と感動的な夫婦愛。
幕末、動乱の時期に生きた詩人と、
彼を支え続けた妻。至高の夫婦愛とは?
文中の漢詩が深い感動を呼ぶ巨星の到達点!
巨星・葉室麟が逝去後、刊行された二冊目の著書となった。
| 作者 | 葉室麟 |
|---|---|
| 価格 | 748円 + 税 |
| 発売元 | 徳間書店 |
| 発売日 | 2020年01月11日 |
『トルコ 建国一〇〇年の自画像』
オスマン帝国崩壊と過酷な独立戦争を経て、世俗主義の国家原則をイスラム信仰と整合させる困難な道を歩み、共和国建国一〇〇年を迎えたトルコ。度重なる軍事クーデタ、議会政治の混乱、膠着するEU加盟問題、未解決のクルド問題など様々な課題に直面しつつ、新たな自画像を模索した波乱の過程をトルコ研究の第一人者が繙く
はじめに──トルコの「表の顔」
第1章 トルコの地域的多様性──沿岸と内陸
沿岸部ーー国土を囲む三つの海
内陸部ーー広大なアナトリア高原を点描する
【コラム】トルコ憲法にみる国のかたち
第2章 一九九〇年代──不安の時代
混迷する社会、イスラム主義政党の台頭
最後の「クーデタ」に至る道
第3章 エルドアン政権への道──障壁と功績
「反動主義」と民意
政治家エルドアンーースター誕生
一九九九年という困難な年
イスラム主義政党から生まれた「新進組」
エルドアン政権の誕生
第4章 EU加盟交渉の困難な道のり
ヨーロッパ共同体への「長く細い道」
エルドアンと公正・発展党政権が進めたEU加盟交渉
トルコ国民の思い
第5章 世俗主義をめぐる闘い──軍部と司法の最後の抵抗
二〇〇七年四月二七日、大統領選挙
公正・発展党閉鎖裁判
ヒジャーブ問題の帰結
第6章 エルドアン政権、権力機構の確立──権力の集中はなぜ起きたか
大統領の直接選挙制から大統領制へ
大統領への権力集中をもたらした「クーデタ未遂」事件
第7章 揺らぎなき「不可分の一体性」と民族問題──クルド問題の原点と和解プロセスの破綻
民族問題の構造
オスマン帝国の崩壊と民族問題の源流
トルコの独立戦争とローザンヌ条約
クルド問題に対する政策の変遷
クルドをめぐる政治と軍事衝突
クルド政党ーー政治プロセスへの参入と司法による拒絶
政権とPKKとの「解決プロセス」とその破綻
第8章 直面する課題──いかにして難題を乗り切るか
課題1=欧米諸国からのイスラム嫌悪
課題2=激しいインフレと市民の防衛策
課題3=ウクライナ戦争とトルコの役割
終 章 建国一〇〇年の大統領
二〇二三年大統領選挙・大国民議会議員選挙
二〇二三年大統領選挙の意味
あとがき
関連年表
| 作者 | 内藤 正典 |
|---|---|
| 価格 | 1100円 + 税 |
| 発売元 | 岩波書店 |
| 発売日 | 2023年08月21日 |
『トルコ史』
『新版世界各国史9 西アジア史2』をもとに、トルコに関する部分を再構成。オスマン帝国成立以前のアナトリアや現代の動向について大幅に加筆修正を加えてハンディ版としてリニューアルした。
多民族・多宗教・多文化の共生を実現させた大帝国を歴史にもち、東洋と西洋にまたがる位置にある「親日の国」トルコは、多様性と分断の時代となった現代において、改めてその存在感を増している国のひとつである。
中央アジアからアナトリアへ移動したテュルク系遊牧民に始まり、ルーム・セルジューク朝、オスマン帝国を経て、現在のトルコ共和国へと至った歴史を通観する。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〈目次〉
『山川セレクション トルコ史』への序文
第一章 ルーム・セルジューク朝、モンゴル支配、ベイリク期のアナトリア 井谷 鋼造
1 テュルク民族とアナトリア地域史
2 ルーム・セルジューク朝の時代
3 モンゴル支配時代のアナトリア
4 ベイリク時代のアナトリア
第二章 オスマン帝国の時代 林 佳世子
1 オスマン支配の拡大とイスタンブル政権の形成
2 オスマン官人支配体制の成長
3 地方社会の自立と中央政府
第三章 オスマン帝国の近代 秋葉 淳
1 絶対君主の復活
2 タンズィマートとその社会
3 アブデュルハミト二世の専制政治
4 青年トルコ革命と第二次立憲政
第四章 現代のトルコ 新井 政美・間 寧
1 トルコ革命──一党支配の時代
2 トルコ共和国──複数政党制の時代
3 共和制の変質──議院内閣制から集権的大統領制へ
索引/写真引用一覧
『山川セレクション トルコ史』への序文
第一章 ルーム・セルジューク朝、モンゴル支配、ベイリク期のアナトリア 井谷 鋼造
1 テュルク民族とアナトリア地域史
2 ルーム・セルジューク朝の時代
3 モンゴル支配時代のアナトリア
4 ベイリク時代のアナトリア
第二章 オスマン帝国の時代 林 佳世子
1 オスマン支配の拡大とイスタンブル政権の形成
2 オスマン官人支配体制の成長
3 地方社会の自立と中央政府
第三章 オスマン帝国の近代 秋葉 淳
1 絶対君主の復活
2 タンズィマートとその社会
3 アブデュルハミト二世の専制政治
4 青年トルコ革命と第二次立憲政
第四章 現代のトルコ 新井 政美・間 寧
1 トルコ革命──一党支配の時代
2 トルコ共和国──複数政党制の時代
3 共和制の変質──議院内閣制から集権的大統領制へ
索引/写真引用一覧
| 作者 | 永田 雄三 |
|---|---|
| 価格 | 1650円 + 税 |
| 発売元 | 山川出版社 |
| 発売日 | 2023年08月16日 |
歴史や文化に興味を持つ方には、上記の本をおすすめします。これらの作品を読むことで、日本やトルコ、インドの歴史や文化に触れることができます。詩人たちの物語や歴史小説など、様々な視点から見た豊かな知識を得られること間違いなしです。ぜひ手に取ってみて、新しい世界に触れてみてください。きっと面白い発見があることでしょう。読書を通じて、歴史や文化に対する理解を深め、さらなる興味を持つきっかけとなれば幸いです。では、ぜひ新たな知識を楽しんでください!
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。














