江戸時代の文化と絵本に魅了される!おすすめの歴史小説と自然テーマ絵本10選をご紹介
江戸時代の文化や芸術について興味を持っている方におすすめの歴史小説をご紹介します。化け者心中や絵金、闇を塗るなど、話題の作品10選を厳選しました。それぞれの作品は、江戸の人々の生活や思想、そして芸や文学に触れることができます。ぜひ、江戸時代の魅力に浸りながら、この素晴らしい文化人物たちの物語を楽しんでください。
『化け者心中』
その所業、人か、鬼かーー規格外の熱量を孕む小説野性時代新人賞受賞作!
江戸は文政年間。足を失い絶望の底にありながらも毒舌を吐く元役者と、彼の足がわりとなる心優しき鳥屋。この風変りなバディが、鬼の正体暴きに乗り出してーー。
「あたかも江戸時代をひらひらと自在に泳ぎまわりながら書いているような文章。こんなにぴちぴちした江戸時代、人生で初めて読んだのである。脱帽!!」(森見登美彦氏)
「早くもシリーズ化希望!」(辻村深月氏)
「作品の命というべきものが吹き込まれている」(冲方丁氏)
と、選考委員全会一致の圧倒的評価。
傾奇者たちが芸の道に身をやつし命を燃やし尽くす苛烈な生きざまを圧倒的筆致であぶりだした破格のデビュー作!!
■「大傑作!!江戸という時代と場所、芝居の世界のバーチャル体験として見事」(ライター 吉田大助)
■「現代の戯作者としての力量を秘めている。とんでもない新人が登場したものだ。今年度ナンバーワンのベスト本である。」(評論家 菊池仁)
■「江戸の景色が浮かんでくるような文章のセンスは驚異的である。」(ミステリ評論家 千街晶之)
■「これで新人!?ぜひ豪華絢爛な舞台や映画で観たい!」(丸善本店・高頭佐和子)
■「取り憑いたら離れない「鬼気迫る」以上の物語。すっかり呑み込まれ、抜け殻状態。。」(ブックジャーナリスト 内田剛)
■「あまりに興奮して、体が乗っ取られたようになりました」(本の雑誌社・浜田公子)
■「アウトローな存在であり、かつ男女の性別からも逸脱している役者の生理や道徳観念を浮き彫りにしていく展開がスリリング。肚の坐った書き手だ」(書評家 杉江松恋)
時は文政、所は江戸。
鳥屋を営む藤九郎は稀代の女形として人気を誇った元役者の魚之助に呼び出され、中村座の座元の許へと向かう。
数日前『堂島連理柵』という新作台本の前読みを役者六人で車座でおこなった際、輪の真ん中に誰かの頭がごろぅり、転げ落ちてきたという。しかし役者の数は変わらず、鬼が誰かを食い殺して成り代わっているのは間違いない。二人は「鬼探し」の道行と洒落こむが、それは同時に、役者たちが芸の道をきわめるために鎬を削る地獄めぐりでもあった。
梨園の知られざる闇、血のにじむような努力や才能への渇望、葛藤を目の当たりにするうちに、藤九郎は、人と鬼の境目に深く思いを致すことになる。
芝居中、熱狂的な贔屓に襲われて足を失い、悪態をつきながら失意のうちに過ごす魚之助をなんとか舞台に戻してやりたい、その一念だった藤九郎だが、“傾奇者”たちの凄まじい執念を目の当たりにするうち、心も体も女形として生きてきた魚之助の人生や役者としての業と正面から向き合うことになりーー。
善悪、愛憎、男女、美醜、虚実、今昔ーーすべての境を溶かしこんだ狂おしくも愛おしい異形たちの相克。
| 作者 | 蝉谷 めぐ実 |
|---|---|
| 価格 | 1815円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2020年10月30日 |
『福袋』
今、いちばん勢いのある時代小説作家・朝井まかてが、こよなく愛する江戸の町を舞台に、歌舞伎役者や職人、商売人など様々な生業の人々の姿を、中身の詰まった8編の人情話に仕立てた傑作短編集。
1編目の「ぞっこん」では、「筆」が語り手になる。看板書きだったあるじと「筆」との出会いや情の深まりを、緩急をつけた落語調の文体で読ませる。2編目の「千両役者」は、ぱっとしない歌舞伎役者に千載一遇のチャンスが巡ってくる。もう後がない役者の焦りと、破滅と背中合わせの功名心が生々しく伝わる。3編目の「晴れ湯」は、湯屋(銭湯)を営む家に生まれた少女が主人公。客の戯作者や長屋のおかみさんたちのふるまい、子どもなりの家業への意気込み、江戸で恐れられた火事……。少女は大小のドラマに遭遇しながら、道楽者の父と働きづめの母という夫婦を、一つの男女の形として受け入れていく。続いて、自分のやりたいことを見つけた古着屋の少女が巻き込まれた揉め事に、愉快なオチを付けた4編目「莫連あやめ」。離縁された大喰らいの姉と、彼女を馬鹿にしながら利用する弟の、それぞれの顛末を活写した5編目「福袋」。さらに、女絵師が描いた枕絵が、昔の恋を照らす6編目「暮れ花火」。堅物の家主が、神田祭のお祭掛になってしまった7編目「後の祭」。その日暮らしの遊び人、卯吉と寅次の二人が助けた男からお礼にもらった品で商売を始める8編目「ひってん」。と、まさに福袋のように、何が入っているかわからないワクワク感とお得感。直木賞作家・朝井まかて初の短編集にして、第11回舟橋聖一文学賞を受賞した傑作!
| 作者 | 朝井 まかて |
|---|---|
| 価格 | 913円 + 税 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2019年07月12日 |
『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』
エンターテインメントを一新した傑作!「戯言シリーズ」
第23回メフィスト賞受賞作
自分ではない他人を愛するというのは一種の才能だ。他のあらゆる才能と同様、なければそれまでの話だし、たとえあっても使わなければ話にならない。嘘や偽り、そういった言葉の示す意味が皆目見当つかないほどの誠実な正直者、つまりこのぼくは、4月、友人玖渚友に付き添う形で、財閥令嬢が住まう絶海の孤島を訪れた。けれど、あろうことかその島に招かれていたのは、ぼくなど足下どころか靴の裏にさえ及ばないほど、それぞれの専門分野に突出した天才ばかりで、ぼくはそして、やがて起きた殺人事件を通じ、才能なる概念の重量を思い知ることになる。まあ、これも言ってみただけの戯言なんだけれどーー第23回メフィスト賞受賞作
三日目(1) サヴァンの群青
三日目(2) 集合と算数
四日目(1) 首斬り一つ
四日目(2) 0.14の悲劇
五日目(1) 首斬り二つ
五日目(2) 嘘
五日目(3) 鴉の濡れ羽
一週間後 分岐
後日談 まっかなおとぎばなし
| 作者 | 西尾 維新 |
|---|---|
| 価格 | 1034円 + 税 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2008年04月15日 |
『クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識』
戯言遣いと殺人鬼の邂逅ーー「戯言シリーズ」
屈指の人気作!
人を愛することは容易いが、人を愛し続けることは難しい。人を殺すことは容易くとも、人を殺し続けることが難しいように。生来の性質としか言えないだろう、どのような状況であれ真実から目を逸らすことができず、ついに欺瞞なる概念を知ることなくこの歳まで生きてきてしまった誠実な正直者、つまりこのぼくは、5月、零崎人識という名前の殺人鬼と遭遇することになった。それは唐突な出会いであり、また必然的な出会いでもあった。そいつは刃物のような意志であり、刃物のような力学であり、そして刃物のような戯言だった。その一方で、ぼくは大学のクラスメイトとちょっとした交流をすることになるのだが、まあそれについてはなんというのだろう、どこから話していいものかわからない。ほら、やっぱり、人として嘘をつくわけにはいかないしーー戯言シリーズ第2弾
第一章 斑裂きの鏡(紫の鏡)
第二章 遊夜の宴(友夜の縁)
第三章 察人期(殺人鬼)
第四章 赤い暴力(破戒応力)
第五章 酷薄(黒白)
第六章 異常終了(以上、終了)
第七章 死に沈む(シニシズム)
第八章 審理(心裡)
終 章 終われない世界
| 作者 | 西尾 維新 |
|---|---|
| 価格 | 1023円 + 税 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2008年06月 |
『クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子』
ミッションは少女救出!
“ぼく”が学園で見た惨劇はーー
知らない誰かと仲良くするためには絶対に守らなければならない約束がひとつだけ存在する。その約束とは、相手に対して常に友愛の情を持つことだ。つまるところそれがどういうことかといえば、知らない誰かと仲良くすることなんて結局は不可能だという意味なのだろう。いや、そもそも、知らない誰かと仲良くしようだなんて考え自体が常軌を逸しているとしか思えない。絵空事を語ることさえ自らに許さず、たったひとつの矛盾さえも生理的に見逃すことのできない誠実な正直者、つまりこのぼくは、6月、人類最強の請負人・哀川潤に、およそ問答無用に引き連れられて、高名なお嬢様学校であるところの私立澄百合学園へと向かうことになった。そして事件はその学園の中で起きる。それは巻き込まれたと言えるかもしれないし、また、自ら渦の中へと飛び込んだと言えるかもしれない。まあ別に、どう言い、どう言いつくろったところで、それはきっと意味がないのだろう。だって起きた事件自体が、そもそも戯言みたいなものだったのだからーー戯言シリーズ第3弾
第一幕 狂言解糸
第二幕 子荻の鉄柵
第三幕 首吊高校
第四幕 闇突
第五幕 裏切再繰
第六幕 極限死
第七幕 赤き征裁
幕 後 鈴蘭の誉れ
| 作者 | 西尾 維新 |
|---|---|
| 価格 | 704円 + 税 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2008年08月 |
『びっくり まつぼっくり』
まつぼっくりには、ふしぎがいっぱい。上から下から見てみよう。どんな形してるかな? まつぼっくりについているタネもふしぎ。くるくるまわるダンスをします。そして、雨の日にまつぼっくりを見たら、あれれ? 形がすっかりかわっているよ。閉じたまつぼっくりを持って帰ったら、次の日またびっくり! さあなにがおきたのでしょう? おまけは、びっくり手品。まつぼっくりをひろったら、ぜひ挑戦してみてください。
| 作者 | 多田多恵子/堀川理万子 |
|---|---|
| 価格 | 1100円 + 税 |
| 発売元 | 株式会社 福音館書店 |
| 発売日 | 2010年08月27日 |
『あしたの てんきは はれ? くもり? あめ? おてんき かんさつ えほん』
あしたの天気がわかったら、とってもいいですね。空を見あげてごらん。雲の形や動き、夕焼けや生き物の様子を観察するとわかるんだよ。幼い子どもにもできる天気予報の本です。
| 作者 | 野坂勇作/根本順吉 |
|---|---|
| 価格 | 990円 + 税 |
| 発売元 | 株式会社 福音館書店 |
| 発売日 | 1997年05月12日 |
みなさん、いかがでしたでしょうか?江戸時代の文化人物や自然の魅力をお楽しみいただけたでしょうか。
江戸時代文化人物物語歴史小説10選では、「化け者心中」や「絵金、闇を塗る」といった話題作をご紹介しました。これらの作品は、見事に江戸時代の風景や人々の生活を描き出しています。時代背景に織り交ぜられたドラマや人間の喜怒哀楽に心を奪われることでしょう。江戸時代の魅力に触れつつ、歴史の一端を垣間見ることができるはずです。
一方、自然テーマ絵本10選では、「びっくり まつぼっくり」や「あしたのてんきははれ?くもり?あめ? おてんきかんさつえほん」などをご紹介しました。これらの絵本は、子供たちに自然の不思議さや美しさを教えるのにぴったりです。木々や花々、天気や動物たちといった自然の要素が、絵と文字で楽しく描かれています。子供たちの好奇心をくすぐり、自然への関心を深めることができるでしょう。
文化と芸術の交差点や自然の魅力をテーマにしたこれらの作品は、私たちに様々な気づきや感動を与えてくれます。ぜひ、ご自身で読んでみてください。心豊かになり、新たな世界に触れることができるはずです。
他にもまだまだ素晴らしい作品はたくさんありますので、お好みのテーマやジャンルにもぜひ挑戦してみてください。文学の世界は無限大です。心躍る冒険が待っていることでしょう。
では、また別の機会にお会いしましょう。お楽しみに!
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