メディア再考【おすすめ10選】

今、自分の中で「メディア」について再考せざるを得ない作品たちを紹介します。これらは、新聞やテレビなど既存のメディアだけでなく、SNSやインターネットといった新しいメディアをテーマにした作品も含まれています。メディアって何?誰が決めるの?信じてもいいの?そんな疑問を投げかけてくる作品たち。読み進めると、自分のメディアに対する見方も少し変わってくるかもしれません。戦慄のサスペンス、心揺さぶるヒューマンドラマ、深遠な思索を促すSF、それぞれ違った角度から「メディア」を描いています。読めば読むほど、考えさせられる作品ばかりですよ。
『現代メディア・イベント論 パブリック・ビューイングからゲーム実況まで』

日本とドイツの〈パブリック・ビューイング〉の受容経験、マスメディアとSNSが支える〈ロックフェス〉、ゲーセンを起源とする〈ゲーム実況〉という動画文化、日本製アニメのネット流通が生んだ中国の〈動漫祭〉、紙の冊子=〈ジン〉を交換しあう場づくりの哲学などを通じて、「メディア」と「イベント」の機制の変容を問う。
はじめに[飯田豊・立石祥子]
第一章 ネット社会におけるメディア・イベント研究の地平──その仮設性=エフェメラリティを手がかりに[飯田豊・立石祥子]
1 はじめに
2 日本におけるメディア・イベント研究の系譜
3 日本におけるメディア・イベント研究の視座
4 メディア・イベントの仮設性=エフェメラリティ
第二章 パブリック・ビューイング──メディア・イベントの再イベント化[立石祥子]
1 スクリーンへの熱狂
2 混乱と批判──二〇〇二年日本におけるパブリック・ビューイングの受容
3 戸惑いと賞賛──二〇〇六年ドイツにおけるパブリック・ビューイングの受容
4 「他者とは異なるわたし」の形成
5 日常化する祝祭
第三章 音楽フェス──インターネットが拡張するライブ体験[永井純一]
1 音楽における「メディア」と「イベント」
2 現実空間におけるフェス体験
3 インターネットにおけるフェス──BBSからSNS、フェスティバル2・0へ
4 拡張するフェス体験
第四章 ゲーム実況イベント──ゲームセンターにおける実況の成立を手がかりに[加藤裕康]
1 ゲーム実況イベントを問い直す
2 ゲーム実況イベントの起源
3 ゲームセンターにおけるゲーム実況
4 巨大ゲームイベントとコミュニティ
第五章 中国の「動漫イベント」におけるオタクの分層構造──日本製アニメのオンライン受容を経て[程遥]
1 はじめに──「コミケ」と似て非なる中国の動漫イベント
2 「動漫文化」の誕生──中国における日本製アニメの受容と国外コンテンツの放送規制
3 オンラインで成熟したアニメオタク第一世代──中国における「字幕組」の位置づけ
4 「動漫イベント」小史
5 動漫イベントの空間──フィールドワークにもとづいて
6 おわりに──見えない境界と共存
第六章 ジン(zine)が媒介する場づくりの哲学[阿部純]
1 はじめに
2 ジンの特異性──ミニコミ誌とジンの交わるところ
3 ジンのある場所──ジン・イベントの展開
4 ジンと「ライフスタイル」
5 おわりに──自分(たち)の居場所をつくること
終章 大阪万博以後──メディア・イベントの現代史に向けて[飯田豊]
1 はじめに
2 範例的メディア・イベントとしてのタイム・カプセル──松下館
3 ハプニングとしてのテレビジョン──電気通信館
4 おわりに
事項索引・人名索引
作者 | 飯田 豊/立石 祥子 |
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価格 | 3300円 + 税 |
発売元 | 勁草書房 |
発売日 | 2017年09月12日 |
『情動、メディア、政治: 不確実性の時代のカルチュラル・スタディーズ』

作者 | 川村 覚文 |
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価格 | 2695円 + 税 |
発売元 | 春秋社 |
発売日 | 2024年11月20日 |
『こころをよむ メディアの歴史から未来をよむ』

メディアの「豊穣な歴史」こそが、複雑化する情報社会を読み解くカギとなる!
ここ数年のあいだにメタバースや生成AIなどの利用が拡大し、デジタルメディアを考察するための理論や思想、調査の方法などはつねに更新が求められている。まったく新しい発想も大切だが、本企画では、古典的な議論が生まれた歴史的背景をふまえつつ、それを現在に活かすすべを考える。電信や電話、写真や映画が発明された19世紀、ラジオやテレビが日常生活と結びついた20世紀を経て、インターネットやスマートフォンが普及した現在に至るまで、メディアと人間、あるいは技術と社会の関係はどう変わってきたのかーー。メディア史を通じて、メディア論の基本的な考え方を紹介しつつ、発展を続けるメディアが私たちに何をもたらすのか、社会をどう変えていくのかを考える、13回にわたる番組のテキスト。
本書では紙幅の都合上、通信や放送を中心に扱う。それを軸に、メディア社会の行方を見通すうえで、〈理論〉と〈現実〉、〈過去〉と〈未来〉を切り離して考えるのではなく、双方が分かちがたく結びついているものとしてとらえていく。
併せて、メディアの発展と不可分に関わりながら生まれた、メディア論の古典とされる書物についても紹介。私たちの暮らしと不可分であるメディアの在りようを考える。
作者 | 飯田 豊 |
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価格 | 990円 + 税 |
発売元 | NHK出版 |
発売日 | 2024年09月26日 |
『メディア廃棄宣言 テレビを捨て、新聞を解約し、ネットを切れば、人類廃止は止められる!!』

テレビを消せば戦争も飢餓もウイルスも消える!?大衆洗脳の手口、報道のカラクリを全暴露。テレビを捨て、新聞を解約し、ネットを切れば、人類廃止は止められる!!
作者 | 高橋清隆 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | ヒカルランド |
発売日 | 2024年10月07日 |
『世界は切り取られてできている メディア・リテラシーを身につける本』

メディア社会に生きるすべての人に向けたメディア・リテラシー入門書!
メディアは「現実」を伝えているのか? 統計やグラフはどのように読めばいいのか? 動画やコンテンツを作る上でトラブルを避けるにはどうすればいいのか? 日常に浸透したAIとどのように付き合うべきか?-- 新聞やテレビに、YouTube、ネットのクチコミやAIまであらゆるメディアに囲まれ、誰もが発信者になれる現代。あふれかえる情報に惑わされず、偏見や差別を回避し豊かな社会を目指すための、メディア社会に生きるすべての人に向けたメディア・リテラシー入門書。
わたしたちは今日、送り手と受け手を媒介する「メディア」に取り囲まれて生活している。朝起きて日々のニュースを知るSNS、テレビや新聞自体がメディアなのはもちろん、ニュースの中に載っている統計や写真も、「現実」をある視点から「切り取り」強調してメッセージを伝えている時点である種のメディアである。
日常生活を送りながら、日本や世界の出来事を知り、遠くにいる人とコミュニケーションを取るためにメディアはこの上なく便利かつ必要不可欠なもの。しかし、メディアが現実のすべてをそのまま伝えるものではなくある視点から切り取って伝える以上、「どのように切り取られているのか?」「何が伝えられていないのか?」「テレビや新聞、インターネットそれぞれのメディアとしての特性とはなにか?」を常に考えること、すなわちメディア・リテラシーを身につける必要がある。
さらに、誰もが気軽に発信者になれる今日、著作権を侵害したり、不適切なレビューや口コミを投稿しトラブルに巻き込まれないためにも、受け手だけでなく送り手としてもわたしたちはメディア・リテラシーを身につける必要がある。
そこで本書はテレビニュース、統計、新聞、YouTubeなどの動画投稿サイト、メディアが伝える虚構と現実、知らず知らずのうちにわたしたちの中にあってメディアが増幅しかねないステレオタイプ、真実そのものと誤解されがちな写真、広告やキャッチコピー、フェイクニュース、誰もが投稿できる読者投稿サイトやSNS、映像の編集のされ方、著作権、日常生活で用いられているAIなどさまざまなテーマと角度からメディア・リテラシーを捉え、論じている。このようなことから、本書は5つの柱ーー「勝手な思い込みによる混乱や争い、偏見や差別を回避する」「権力が暴走しないよう監視して民主主義を守る」「当たり前になっている固定観念に疑問をもつことで人の生きづらさを解消する」「当たり前になっている固定観念に疑問をもつことで人の生きづらさを解消する」「新たな文化を創造することで人の心を豊かなものにする」--から構成され、読者がより俯瞰的な視点をもってメディアのあり方をみつめ、メディアとの関係を問いつつ自ら考え、実践していくことを目指している。
作者 | 中橋 雄/NHK学園/宇治橋 祐之/宇田川 敦史/後藤 心平/鶴田 利郎 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | NHK出版 |
発売日 | 2024年02月29日 |
『エロメディア大全』

どんなものにも歴史はあり、その変遷は文化である。たとえそれが「エロ」と呼ばれるものであっても…。
AVにエロ雑誌、ピンク映画にアダルトCD-ROMまで……アダルトコンテンツはさまざまなメディアを通じて、オトナたちの需要を満たしてきた。時代と共に移り変わる性の概念と表現規制のはざまで、生まれては消えていくアダルトメディアの変遷を追う。
●エロメディア年表
●第1章 エロメディア大百科:紙メディア編・・・グラマー雑誌/SM雑誌少年向けエッチ漫画/エロ漫画の誕生/エロ新書判/金髪雑誌/ビニ本/自販機本/裏本/風俗誌/投稿写真誌/AV雑誌/レディースコミック/写真文庫/官能小説文庫/エロマンガ冬の時代/マニア誌/女性向けエロ本/類似誌/付録戦争
映像・音声メディア編・・・ブルーフィルム/成人映画/エロカセット/アダルトビデオ/裏ビデオ/ブラックパック/アダルトアニメ/お色気テレビ番組/ダイヤモンド映像/アダルトCD-ROM/消えたメディア/インディーズAV /ヘアビデオ/盗撮AV/同人AV/インターネット黎明期
●第2章 エロジャンル大辞典:熟女/巨乳 /尻/素人/ブルセラ/童貞・筆おろし/痴女/ニューハーフ・男の娘
●第3章 エロ雑誌列伝:世界裸か美画報/映画の友/バチェラー/ウィークエンド・スーパー/Jam/写真時代/オレンジ通信/ザ・ベストマガジン/ザ・ベストマガジンスペシャル/ペントハウス/ベッピン/ビージーン/ボディプレス/デラべっぴん/ザ・テンメイ/フィンガープレス/ララダス/おとこGON!
作者 | 安田理央 |
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価格 | 3300円 + 税 |
発売元 | 三才ブックス |
発売日 | 2024年08月26日 |
『ジェンダーで学ぶ社会学〔第4版〕』

男性/女性の二分法を超え、多様性を認めあう社会へ
「育つ」「シューカツする」「ケアする」といった身近なできごとをジェンダーの視点からとらえ、「当たり前」を問いなおす。四半世紀にわたって読み継がれる好評ロングセラーの改訂版。
【「0 社会学とジェンダー論の視点」より】
ジェンダーの縛りは、私たちをなかなか自由にしてくれない。なぜ、ジェンダーからの解放は難しいのだろうか。それは、人間社会は、それぞれの領域で「さまざまな要素が一定の関係のもとで配置された、恒常性をもったしくみ」(社会科学ではこうしたしくみを「構造」と呼ぶ)をもっているからだ。ジェンダーについても、それぞれの社会に固有なジェンダー構造、つまり「男はこうすべきだ」とか「女の役割はこうあるべきだ」といったしくみが存在している。
もちろん、このジェンダー構造の多くは人間がつくりだしたものだ。逆にいえば、問題があれば意図的に変革することができるということだ。とはいっても、なかなかこの構造を変えることは難しい。なぜなら、この構造は「当たり前のこと」、まるで「自然」なことのようにあらわれるため、多くの人にとって「問題あり」とは気づかれないまま維持されているからだ。
(中略)
これまでのジェンダー構造によって規定されてきた社会は、しばしば人間を二色刷りで把握しようとしてきた。つまり、男性と女性の二分法である。ジェンダー平等を目指す動きは、これを単色の社会にしようというのではない。むしろ、二色刷りから多色刷りへと転換していくことが求められているのだ。
0 社会学とジェンダー論の視点(伊藤公雄)
1 育 つーー子どもの社会化とジェンダー(藤田由美子)
2 学 ぶーー教育におけるジェンダー平等を考える(木村涼子)
3 語 るーーことばが変える社会(中村桃子)
4 愛するーー恋愛からの脱出(牟田和恵)
5 シューカツするーー「将来の自分」とジェンダー規範(妹尾麻美)
6 働 くーー労働におけるジェンダー格差(大槻奈巳)
7 家族するーー変わる現実と制度のはざま(藤田嘉代子)
8 シェアするーー共同生活とジェンダー役割(久保田裕之)
9 楽しむーー「推し」とジェンダー(辻 泉)
10 困 るーー生活困難に陥るリスク(丸山里美)
11 装 うーーファッションと社会(谷本奈穂)
12 つながるーー友人関係とジェンダー(辻 大介)
13 闘 うーー戦争・軍隊とフェミニズム(佐藤文香)
14 移動するーー交差する関係の中で(高谷 幸)
15 ケアするーーケアはジェンダーから自由になれるのか?(斎藤真緒)
■コラム
BOX1 男女という区分にうんざりする勧め(佐倉智美)
BOX2 性的同意はなぜ重要なのか?(高島菜芭)
BOX3 娘役からみる宝塚歌劇の魅力(東 園子)
BOX4 女子マンガが教えてくれること(トミヤマユキコ)
BOX5 メンズリブ(多賀 太)
BOX6 信じるー─宗教とジェンダー秩序(猪瀬優理)
作者 | 伊藤 公雄/牟田 和恵/丸山 里美 |
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価格 | 2090円 + 税 |
発売元 | 世界思想社 |
発売日 | 2025年01月15日 |
『2050年のメディア』

読売、日経、ヤフー、波乱のメディア三国志!
大幅加筆400字70枚でここに完結!
インターネット上で巨大化しているプラットフォーマーたちに、今日の競争政策はうまく機能していないとして、独占禁止法の強化を主張する思潮が全世界を覆う。日本に独自に成立しているプラットフォーマー、ヤフーにも公正取引委員会のメスが入ることになる。だが果たして新聞の凋落はプラットフォーマーだけのせいなのか?
著者は、日経、読売、ヤフーの三社のみならず、ニューヨーク・タイムズ、英エコノミスト誌から鳥取のローカルメディアにいたるまでを、丹念に調査し、「持続可能なメディアとは何か」を、30年にわたるメディアの興廃史の中から掘りさげていく。
文庫書き下ろし新章 新聞VS・プラットフォーマー
大きくなりすぎたヤフーに対して公正取引委員会のメスが入る。「国境なき記者団」にネットの言論空間正常化のためのシステムを依頼された村井純は、読売の山口寿一に会う。
第一章 最初の異変
第二章 中心のないネットワーク
第三章 青年は荒野をめざす
第四章 読売を落とせ
第五章 ライントピックス訴訟一審
第六章 戦う法務部
第七章 日経は出さない
第八章 真珠のネックレスのような
第九章 朝日、日経、読売が連合する
第一〇章 「あらたにす」敗れたり
第一一章 アンワイアード
第一二章 イノベーションのジレンマを破る
第一三章 日経電子版創刊
第一四章 内山斉退場
第一五章 「清武の乱」異聞
第一六章 論難する相手を間違っている
第一七章 ニューヨーク・タイムズの衝撃
第一八章 両腕の経営は可能か?
第一九章 スマホファースト
第二〇章 ヤフー脱藩
第二一章 ノアドット誕生
第二二章 疲弊する新聞
第二三章 未来を子どもにかける
第二四章 未来をデジタルにかける
第二五章 未来をデータにかける
終章 2050年のメディア
文庫書き下ろし新章 新聞VS・プラットフォーマー
作者 | 下山 進 |
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価格 | 1210円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2023年04月05日 |
『二重らせん 欲望と喧噪のメディア』

ノンフィクションの傑作『メディアの支配者』から14年、驚異的な取材力と丹精な筆致で知られる著者の、待望の新作。
フジテレビとテレビ朝日は1959年、日本テレビ、TBSに続く民放テレビ第三局、第四局として産声をあげた。
テレビ局が「カネのなる木」だということが明らかになるにつれ、多くの政商、旧軍人、メディア企業、政治家たちが群がった。
なかでもフジ、テレ朝の2社に深く食い込んだのが、出版社「旺文社」を経営する赤尾好夫である。自らが支配するラジオ局文化放送を通じて両社の株を握り、テレビ朝日では東映社長の大川博を追い出し、経営権を握った。
その息子・赤尾一夫もテレビ朝日の大株主として独特の存在感を発揮、さらにマネーゲームへと狂奔していく。テレビの系列化に乗り遅れた朝日新聞はその間隙をつき、テレビ朝日を支配しようともくろむ。
一方のフジテレビのオーナーとなった鹿内家だが、突然のクーデターによって鹿内宏明が放逐され、日枝久による支配体制が確立される。
しかし、その後も、フジの親会社・ニッポン放送株の10%を握る鹿内宏明の存在が、日枝に重くのしかかった。それを振り払うためのニッポン放送、フジテレビの上場が、思わぬ「簒奪者」を呼び込むことになるーー。
絡み合うようにうごめく二つの「欲望のメディア」。
膨大な内部資料を入手し、その相貌を赤裸々にする。
作者 | 中川 一徳 |
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価格 | 2640円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2019年12月12日 |
『ソーシャルメディア時代の「大衆社会」論 「マス」概念の再検討』

これまで「大衆」と「マス・メディア」に関しては盛んに語られてきたが、SNSをはじめメディアが多様化し、マスとメディアの関係が変容した今日ではリアリティーを失いつつある。とはいえ、大衆社会論の問題は解消された訳ではないだろう。本書はこの「マス」 概念を再検討、再構築することで、現代社会をメディア側から見通す手がかりを探る。
作者 | 津田 正太郎/烏谷 昌幸/山口 仁/山腰 修三 |
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価格 | 3850円 + 税 |
発売元 | ミネルヴァ書房 |
発売日 | 2024年05月08日 |
以上、メディア再考をテーマにしたおすすめの10選をご紹介しました。それぞれが新たな視点からメディアという概念を掘り下げ、一つ一つの作品が持つ独自の視点や表現が、私たちの日常とメディアとの関係性を深く見つめるきっかけとなるはずです。
例えば、現代の社会はSNS、テレビ、新聞、ラジオなど、様々なメディアに溢れています。シンプルな生活では感じることのできない視界を広げ、我々の心に影響を与え、何気なく過ごす日常を豊かに彩ってくれる。しかし、それは一方で私たちの視野を狭め、短絡的な思考を促すこともあります。
そんな中で、これらの作品群は、広範囲にわたるメディアの影響やそれがもたらすパラドックスを描き出してくれます。現代社会を生きる私たちにとって、メディアの役割や影響力を再考することは、自分たち自身の位置づけや生き方を見つめることに繋がります。
そして、これらの作品を手に取った時、何気なく消費していたメディアというものへの主観的な視線が少しずつ変わっていくかもしれません。これまで当たり前だと思っていた視点が覆され、新たな視野が開かれる。そんな体験を一緒に楽しめれば、これ以上の喜びはありません。
紹介した作品たちが、あなたの「メディア再考」の一助となり、あなた自身の視界を広げる一助となれば幸いです。自分自身の経験と重ね合わせながら、ぜひ読み進めてみてください。これからも、皆さんと楽しく理解を深めていけるよう、新たなテーマと作品を探し続けます。次回のおすすめ紹介もお楽しみに!
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