小川洋子の短編小説 おすすめ8選
小川洋子の短編小説は、日常生活のささやかな出来事から深遠な思索をくすぐる、とても独特な世界を描いています。緻密な筆致で描かれる情景は、まるで一つ一つの短編が、僅かな時間で大きな世界に門戸を開くかのよう。彼女の作品は、一見すると平凡な日常の中にも、驚くほどの深みと広がりが秘められている様を感じさせてくれます。この記事では、彼女の数ある短編作品の中から、特におすすめの8つをセレクトしました。どれも一読の価値あり。ぜひ、小川洋子の短編世界に触れてみてください。
『約束された移動』
こうして書棚の秘密は私とB、二人だけのものになったーハリウッド俳優Bの泊まった部屋からは、決まって一冊の本が抜き取られていた。Bからの無言の合図を受け取る客室係の目を通して描く表題作、ダイアナ妃に魅了され、真似た服を身にまとう女性が主人公の「ダイアナとバーバラ」他、“移動する”物語六篇を収録する密やかな傑作短篇集。
| 作者 | 小川 洋子 |
|---|---|
| 価格 | 748円 + 税 |
| 発売元 | 河出書房新社 |
| 発売日 | 2022年08月08日 |
『耳に棲むもの』
| 作者 | 小川洋子 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2024年10月09日 |
『掌に眠る舞台』
「だって人は誰でも、失敗をする生きものですものね。だから役者さんには身代わりが必要なの。私みたいな」
金属加工工場の片隅、工具箱の上でペンチやスパナたちが演じるバレエ「ラ・シルフィード」。
交通事故の保険金で帝国劇場の「レ・ミゼラブル」全公演に通い始めた私が出会った、劇場に暮らす「失敗係」の彼女。
お金持ちの老人が自分のためだけに屋敷の奥に建てた小さな劇場で、装飾用の役者として生活することになった私。
演じること、観ること、観られること。ステージの彼方と此方で生まれる特別な関係性を描き出す、極上の短編集。
■著者略歴
小川洋子(おがわ・ようこ)
1962年岡山市生れ。早稲田大学第一文学部卒。88年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞。91年「妊娠カレンダー」で芥川賞受賞。2004年『博士の愛した数式』で読売文学賞と本屋大賞、同年『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞を受賞。06年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞受賞。07年フランス芸術文化勲章シュバリエ受章。13年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。20年『小箱』で野間文芸賞を受賞。21年紫綬褒章受章。『小箱』『約束された移動』『遠慮深いうたた寝』ほか著書多数。
| 作者 | 小川 洋子 |
|---|---|
| 価格 | 1815円 + 税 |
| 発売元 | 集英社 |
| 発売日 | 2022年09月05日 |
『まぶた』
| 作者 | 小川,洋子,1962- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 | 2004年11月 |
『不時着する流星たち』
盲目の祖父は、家中を歩いて考えつく限りの点と点を結び、その間の距離を測っては僕に記録させた。足音と歩数のつぶやきが一つに溶け合い、音楽のようになって耳に届いてくる。それはどこか果てしもない遠くから響いてくるかのようなひたむきな響きがあったーーグレン・グールドにインスパイアされた短篇をはじめ、パトリシア・ハイスミス、エリザベス・テイラー、ローベルト・ヴァルザー等、かつて確かにこの世にあった人や事に端を発し、その記憶、手触り、痕跡を珠玉の物語に結晶化させた全十篇。硬質でフェティッシュな筆致で現実と虚構のあわいを描き、静かな人生に突然訪れる破調の予感を見事にとらえた、物語の名手のかなでる10の変奏曲。
【小川洋子のまなざしがとらえた、世界のはしっこでそっと異彩を放つモチーフたち】
●ヘンリー・ダーガ/ローベルト・ヴァルザー/パトリシア・ハイスミス/スタンレー・ミルグラムの放置手紙調査法
/グレン・グールド/ヴィヴィアン・マイヤー/バルセロナオリンピック・男子バレーボールアメリカ代表
/エリザベス・テイラー/世界最長のホットドッグ/牧野富太郎 ……世界にまたたく流星たち有名無名の全十条
| 作者 | 小川 洋子 |
|---|---|
| 価格 | 814円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2019年06月14日 |
『海(新潮文庫)』
| 作者 | 小川 洋子 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 | 2016年05月27日 |
『偶然の祝福 (角川文庫)』
| 作者 | 小川 洋子 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2013年12月13日 |
『夜明けの縁をさ迷う人々』
| 作者 | 小川,洋子,1962- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 角川グループパブリッシング |
| 発売日 | 2010年06月 |
さて、今回は小川洋子さんの短編小説を8つ紹介してきました。一つ一つの作品が、まるで美術館に飾られた絵画のように個性豊かで、読む人それぞれに異なる感動と発見を届けてくれるのが小川洋子さんの魅力だと思います。
作品の登場人物の心情を豊かに描写し、読者に思いやりや共感を促す力強さも持っています。シンプルな日常の風景が、その深層に隠された意味や感情を優しく引き立てることで、エモーショナルな体験を与えてくれます。
彼女の作品は言葉の選び方、一つ一つのフレーズ、そしてその全体像を形作るストーリー構成が見事で、読むたびに心の琴線に触れられて、気づかないうちにページをめくっている自分を見つけてしまいます。独特の美しさを持つ彼女の言葉は、まるで音楽のように心地よく、時には切なさをもたらしながら、思考を深く引き立ててくれます。
そして、何よりも小川洋子さんの作品を特別なものにしているのは、その一貫したメッセージ性です。愛や孤独、喜びや悲しみ、そして人間の存在そのものに迫るようなテーマは、何度読み返してもその響きを失うことがないです。その深遠さと共感性が、私たちをいつも心の中で動かし続けてくれます。
紹介した作品群を読み返し、新たな発見をすることで、小川洋子さんの世界により深く触れてみてください。それぞれの作品が、あなたの心に何を問いかけ、何を与えてくれるかは、あなただけの秘密の物語でしょう。
最後に、小川洋子さんの短編集はどこから読み始めても楽しめるというのが素晴らしいところ。これからも彼女の作品を手に取り、ゆっくりとその世界観に触れていく楽しみを、私たちは忘れてはならないでしょう。小川洋子さんの作品を読むことで、私たち自身の人生の新たな1ページが切り開かれることを願っています。
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