モンゴルの昔話の本3選
モンゴルの昔話に触れると、その豊かな自然と広大な大地、人々の生活が目に浮かびます。まず1冊目は、モンゴルの歴史を彩る英雄や賢者たちの物語に触れられる一冊。彼らが様々な試練を乗り越える姿に、勇気をもらうこと間違いなしです。2冊目は、モンゴルの自然と共生する動物たちの物語集。ちょっと変わった視点から見たモンゴルの大地が楽しめますよ。最後に3冊目は、モンゴルの童話を集めたもの。大人も子供も楽しめる内容で、絵本のような可愛らしさとともに、教訓もしっかりと散りばめられています。3冊ともモンゴルの魅力がたっぷり詰まっていますよ。
『子どもに語るモンゴルの昔話』
ゲルに住み、馬や羊と共に暮らす遊牧民。深い山に入って獲物を追いかける狩人。家畜や野生動物との深いかかわりの中から生れてきた昔話には、人と動物のあたたかい心の交流や、知恵と勇気で困難を乗り越える人びとの姿が描かれています。馬頭琴の由来話「草原の白い馬」を含め、全15話を収録。語ることを意識した訳文で、読みやすく、聞いてわかりやすい。読んであげるなら4、5歳から。自分で読むなら小学中学年以上。
| 作者 | 蓮見治雄/平田美恵子 |
|---|---|
| 価格 | 1760円 + 税 |
| 発売元 | こぐま社 |
| 発売日 | 2004年11月25日 |
『ゴナンとかいぶつ モンゴルの昔話より』
むかし、モンゴルの草原にゴナンという男の子がすんでいました。ゴナンはまだちいさいのにとほうもないちからもちでした。あるとき、おそろしいかいぶつマンガスがゴナンの村をおそって、牛や羊をうばっていったのです。「ぼくがマンガスをやっつけにいく!」ゴナンは白い馬にのって、でかけていきました…モンゴルの子どもたちによく知られているちいさな英雄ゴナンの物語をモンゴル人作家と画家が初めて絵本にしました。4・5歳から。
| 作者 | イチンノロブ・ガンバートル/バーサンスレン・ボロルマー |
|---|---|
| 価格 | 1650円 + 税 |
| 発売元 | 偕成社 |
| 発売日 | 2013年03月 |
『ばかな狼 モンゴルの民話』
モンゴル切り絵とともにおくる、モンゴルの豊かな口承物語の世界。動物寓話4編「狐とはりねずみと烏の話」「利口な子うさぎ」「馬と親切なうさぎ」「ばかな狼」を収める。
◉「モンゴル切り絵」の第一人者、トゥルブラム・サンダグドルジ氏の切り絵を見開きページごとに掲載(左に切り絵、右に本文)
◉本文は総ルビ対応
◉『<a href=http://www.sairyusha.co.jp/bd/isbn978-4-7791-2012-1.html>ナンツォンクの馬</a>』と同時刊行!
| 作者 | 野中 惠子/トゥルブラム・サンダグドルジ |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | 彩流社 |
| 発売日 | 2014年05月19日 |
以上、モンゴルの昔話が詰まった魅力的な3冊をご紹介させていただきました。どの1冊も、モンゴルの広大な大地を駆ける馬の群れ、自由気ままに生きる遊牧民の息吹、そして現代とは異なる生き方や価値観が描かれており、普段の生活からは想像もつかないような別世界を垣間見ることができます。その美しい風景描写は、まるで実際にモンゴルの大草原を旅しているかのようなイメージを心に浮かべるでしょう。
しかし、それだけがこれらの本の魅力ではありません。モンゴルの昔話は、時に厳しさを伴いつつも、人間の強さや知恵、愛情といった普遍的なテーマを描くことに長けています。また、登場人物たちの生き様も荒々しくも美しく、読む者に強い感銘を与えるでしょう。
それぞれの物語は、今の私たちが忘れがちな価値観や日常について、新たな観点から考える機会を提供してくれます。また、ただ楽しむだけでなく、文化や歴史の深さを知ることができるのも、昔話の重要な役割です。
これらの本を手に取り、モンゴルの昔話に触れることは、新たな視点を得て、自分自身を見つめ直すきっかけにもなります。そして、大自然のなかで生きる人々の人間模様を通じて、人間の本質や生命の営みについて深く思索する機会を得ることができるでしょう。
あなたも一度、日常から離れて、モンゴルの大草原を駆け巡る物語に触れてみてはいかがでしょうか。きっと、新たな発見と感動が待っています。これらの昔話を、豊かな時間と共に味わってみてください。
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