おすすめの七月隆文作品6選
七月隆文の世界へようこそ!独特の幻想世界とリアルな人間描写が魅力的な彼の作品をご紹介します。まずは彼の代表作、都市伝説めいたストーリーが織りなす不思議で魅力的な1作。続いては、格闘家との奇妙な共同生活を描いたユーモラスな一品。また、自他の境界が曖昧な存在に憧れを抱く主人公を追った作品も見逃せません。そして、温かさと切なさが交錯する、家族の絆を描いた長編もピックアップ。最後に、オカルトと現実が交差する街を舞台にした怪奇系作品、そして何気ない日常の中に見え隠れする哀しさを散りばめた一編をご紹介。七月隆文作品の奥深さをぜひお楽しみください。
『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』
京都の美大に通うぼくが一目惚れした女の子。高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。気配り上手でさびしがりやな彼女には、ぼくが想像もできなかった大きな秘密が隠されていてー。「あなたの未来がわかるって言ったら、どうする?」奇跡の運命で結ばれた二人を描く、甘くせつない恋愛小説。彼女の秘密を知ったとき、きっと最初から読み返したくなる。
作者 | 七月隆文 |
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価格 | 737円 + 税 |
発売元 | 宝島社 |
発売日 | 2014年08月 |
『天使は奇跡を希う』
作者 | 七月,隆文,1976- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2016年11月 |
『サラと魔女とハーブの庭』
七月隆文さんが贈る、ハーブの香りただよう癒やしの物語が、待望の文庫化! 13歳の春休み。家でも学校でも居心地の悪さを感じていた由花は、家族のもとを離れ、田舎で薬草店を営むおばあちゃんと暮らす決心をするーー誰にも言えない友達・サラとの永遠の友情を守るために。森の中に佇む古いが落ち着いたお洒落なお店、自分のために作られた手作りの部屋、魔法の本みたいな日記帳、そして、由花のための特別なハーブティー……。おばあちゃんとサラと一緒の田舎暮らしは、由花の心をふんわりと満たしていく。それは、春を迎える再生のはじまりだった。『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』や『100万回生きたきみ』など、細やかな心の機微を瑞々しく描く名手・七月隆文さんが綴る、少女達の物語がはじまります。
※本書は2020年10月刊行の単行本『サラと魔女とハーブの庭』を文庫化したものです。
作者 | 七月 隆文 |
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価格 | 740円 + 税 |
発売元 | 宝島社 |
発売日 | 2023年05月29日 |
『君にさよならを言わない』
「明くんと久しぶりに話せた…」事故がきっかけで幽霊が見えるようになったぼくは、六年前に死んだ初恋の幼馴染、桃香と再会する。昔と変わらぬ笑顔をぼくに見せる桃香は、ある未練を残してこの世に留まっていた。それは、果たせなかったあの日の約束…。桃香の魂を救うため、ぼくは六年前に交わした二人の約束を遂げるー。少年と幽霊たちの魂の交流を描く感動の連作短編。切なくて、温かい。
作者 | 七月隆文 |
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価格 | 737円 + 税 |
発売元 | 宝島社 |
発売日 | 2015年08月06日 |
『100万回生きたきみ』
美桜は100万回生きている。さまざまな人生を繰り返し、今は日本の女子高生。終わらぬ命に心が枯れ、何もかもがどうでもよくなっていた。あの日、学校の屋上から身を投げ、同級生の光太に救われた瞬間までは…。「きみに生きててほしいんだ」そう笑った光太に美桜はなぜか強烈に惹かれ、ふたりは恋人に。だがそれは偶然ではない。遥かな時を超え、再び出逢えた運命だったー。100万の命で貫いた一途な恋の物語。
作者 | 七月 隆文 |
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価格 | 726円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2021年08月24日 |
『ぼくときみの半径にだけ届く魔法』
売れないカメラマンの仁はある日、窓辺に立
つ美しい少女・陽を偶然撮影する。難病で家
から出られない陽は、日々部屋の中で風景写
真を眺めていた。「外の写真を撮ってきて頂
けませんか?」という陽の依頼を受け、仁は
様々な景色を届けることに。写真を通して少
しずつ距離を縮めるふたり。しかしある出来
事がきっかけで、陽が失踪してしまい……。
作者 | 七月 隆文 |
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価格 | 781円 + 税 |
発売元 | 幻冬舎 |
発売日 | 2020年04月08日 |
七月隆文という名がついた世界観は、一度読み始めれば深淵に引き込まれるほどの魅力が詰まっています。人間の心理や感情、社会問題、さらには深層心理までを巧みに描き出すその筆致は、まるで魔法のよう。知らず知らずのうちに我々の心を捉え、問いかけてきます。
生活の中に潜む矛盾や歪み、そしてそれに気づきながらも見えない壁に阻まれて進めない現代人の姿。それらを的確に、しかし決して断じることなく描くその独特の視点とテクニックは、まさに芸術そのものです。どの作品も、ただ読むだけではなく、自分自身と向き合うきっかけをくれるのも彼の作品の特徴だと言えるでしょう。
また、彼の作品はジャンルにこだわらない広範性も特徴的です。現実的な人間ドラマから本格ミステリ、心に響くラブストーリーまでと幅広い範囲を描き出しています。それぞれの作品が持つ独自の世界観は必見です。
彼の作品群を読むことで、普段目に見えないものや考えたこともなかったことに気づくことが出来ます。その視点の切り口は新鮮であり、読んだ後に残る余韻は何とも言えない深みを感じさせてくれます。
今回紹介した6作品も、七月隆文の持つその深淵な世界観を是非とも味わっていただきたい一冊ずつです。それぞれが異なる角度から彼の世界観を覗かせてくれるでしょう。未だ彼の作品に触れたことのない方は、是非この際に手にとってみてください。
興味を持たれた方は、ぜひとも書店や図書館で七月隆文の作品を手に取り、その圧倒的な世界観を体験してみてください。きっと新たな発見と感動が待っているはずです。新たな1ページ開く喜びを共有いたしましょう。
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