面白いだけじゃなく気づきのあるファンタジー3冊

この世界では考えられない魔法や生き物たちとの冒険を描く一冊目。主人公の成長を通じ、自己を見つめ直すきっかけを提供してくれます。二冊目は異世界転生モノ。けれど敵ばかりじゃなく、予想外の友情が芽生えるストーリーは、人間関係の深さを教えてくれます。最後の一冊は定番の旅路もの。魂の傷を癒すための旅として、自分自身を深掘りするヒントが散りばめられています。どれもファンタジーならではの楽しさと共に、新たな視点を提供する素晴らしい作品ですよ。
『天山の巫女ソニン(1) 黄金の燕』

長年の修行のかいなく、才能を見限られ天山から里へ帰された、落ちこぼれの巫女ソニン。ある日ソニンは、沙維(サイ)の王子イウォルが落とした守り袋を拾う。口のきけないイウォルに袋を手渡した瞬間、ソニンはイウォルの“声”を聞いてしまいーー。不思議な力をそなえた少女をめぐる、機知と勇気の王宮ファンタジー!
ファンタジー好きな人はもちろんだがファンタジー嫌いの人、ファンタジーを読んだことのない人、そういう人にもぜひ読んでほしいシリーズである。
ーー北上次郎(本書解説より)
日本児童文学者協会新人賞 講談社児童文学新人賞 ダブル受賞作品
一 天の山
二 ソニン
三 家族
四 友達
五 運命の出会い
六 城の暮らし
七 陰謀
八 囚われ人
九 荷車の空
十 再び天山へ
十一 七羽のツバメ
十二 海の王子
十三 目覚めのとき
十四 遺言
作者 | 菅野 雪虫 |
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価格 | 737円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2013年09月14日 |
『ドラゴンラージャ(1)』

主人公フチ・ネドバルは17歳。ロウソク職人の家に生まれた早熟でキレ者の少年だ。フチは、ふとしたことから首都への旅に随行することになる。旅の目的は、ブラックドラゴンに捕らえられた人々の身代金をえること。旅のとちゅう、エルフ、ドワーフ、女盗賊、スパイ、放浪する王子など、さまざまな人種、種族に出会う。一行をおそう危機、そして、待ちうける壮大な抗争劇。
作者 | イ・ヨンド/洪和美 |
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価格 | 1045円 + 税 |
発売元 | 岩崎書店 |
発売日 | 2005年12月 |
『精霊の守り人』

あちらの世界「ナユグ」からこちらの世界「サグ」を見守る精霊は、100年に一度だけこちらの世界の人に宿って新しく誕生するという。精霊が無事に生まれると、そのさき100年は人の世に大きな災害や飢饉がおきないという。
作者 | 上橋菜穂子/二木真希子 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | 偕成社 |
発売日 | 1996年07月 |
それぞれの作品を読み進めれば進めるほど、途中で感じる「なるほど」という気づきが、物語の終盤で大きな「ああ、だからこそ」という理解に繋がっています。ただのエンターテイメントとしてではなく、そこから学べること、考えさせられるテーマがあるからこそ、今日まで何度も読み返され、愛され続けているのだと思います。
これらの作品は、ファンタジーという枠組みを超えて、我々の現実にもつながっています。もしもあんな世界が存在するなら、自分はどう行動するだろう? そう自問自答しながら読むことで、まるで物語の一部となったかのように感じられます。それが、この3作品を選んだ最大の理由かもしれません。
紹介した作品一つ一つが、皆さんの生活や価値観に、何かしらの刺激を与えてくれるはずです。お気に入りの作品が見つかれば、より深くそれについて語り、知りたいという気持ちにかられることでしょう。それは、ただの読書以上の経験となり、人生自体が少しだけ豊かになりますよ。
ゆっくりと時間をかけて有意義に読み進めていけば、きっと新たな視点や生きる上でのヒントを掴むことができるでしょう。こうしたファンタジー作品には、現実世界とは異なる視点から、世界や人間を考えることができる魅力があります。それらを生活に取り入れていけば、いつもとは違う自分を発見できるかもしれませんね。
以上、面白いだけじゃなく気づきのあるファンタジー3冊をお勧めしました。これらの作品を通じて、新たな想像力と視点を皆さんに提供できれば、これほど嬉しいことはありません。あなたがパラレルワールドを旅する時、新たな驚きや発見がありますように。ぜひ、貴重な読書時間を、ここで紹介したファンタジー3冊と共に過ごしてみてください。
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