「心に響く和歌の世界」万葉集を楽しむための必読書TOP7
和歌の魅力を存分に堪能できる本が、今回のおすすめです。詩的表現に心が震える、万葉集の世界。そこに込められた情緒や心情、雅な世界観を深く理解するのに役立つ本たちをピックアップしました。歴史的背景を詳述しつつ、和歌の解析を行ってくれるものもあれば、現代の感性で再解釈したものも。もちろん初心者向けの1冊から、研究者でも納得する深い内容のものまで、ワイドに選んでいます。これらを読むことで、万葉集の魅力がさらに広がるはず。ぜひ、詩とともに時代を旅する感覚を楽しんでみてくださいね。
『万葉集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』
さまざまな階層の人々が自らの心を歌ったわが国最古の歌集「万葉集」から名歌約140首を選び丁寧に解説。参考歌を含めて約200首を収録。参考情報を付しながら、歌に託した万葉人のさまざまな思いがよくわかるように構成。原文も現代語訳も総ルビ付きで、朗読にも最適。
万葉集
解説
一 成立と構成
二 万葉仮名
三 歌風の変遷
四 正岡子規の万葉尊重
五 斎藤茂吉と写生論
六 参考図書
付録
初句索引
作者索引
天皇家系図
コラム 目次
枕詞
長歌と反歌
春秋の優劣
三輪山伝説
壬申の乱
柿本人麻呂
磐姫皇后の嫉妬
序詞
挽歌
本歌取り
大宰府
方丈記への影響
相聞
旅人の哀しみ
人麻呂歌集
小倉山
遣唐使
『大和物語』(一四七段)
作者未詳歌
東歌
大伴家持
作者 | 角川書店/谷口 広樹 |
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価格 | 748円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2001年11月22日 |
『はじめて楽しむ万葉集』
遙かなる万葉の言葉の時空に遊び、恋に身を焦がした人びとに想いを馳せるー。山上憶良、額田王、大伴家持などの数々の定番歌をはじめ、これまではあまり知られていなかった歌まで、珠玉の恋歌・望郷歌・四季折々の歌を多数紹介。わかりやすい解説とともに、瑞々しい情感を湛えた和歌の世界の豊かさ、美しさ、楽しさを味わう。思わず声に出して読み、暗誦したくなる歌に必ず出会える。身近で面白い「みんなの万葉集」宣言。
序にかえて──みんなの万葉集宣言!
第一章 我こそは告らめ家をも名をも
一 春を告げる
二 ただ風が吹いているだけ
三 うつろい
四 天から降る山
五 遠き都
六 都へ、愛しき人へ
七 柳の、眉
第二章 西の市にただひとり出でて
一 恋人にはしたけれど
二 きれいに去る
三 心は哀しき
四 わたしのかわいい人
五 萩より、すすき
六 恋人のために……
七 妻を恋うる声
八 別れの朝に
九 眠れぬ夜に
第三章 君待つと我が恋ひ居れば
一 天の大海原をただよう月の舟
二 涙と霧
三 恋の噂
四 待つ女
五 水鏡に現れる面影
六 旅の楽しみ
七 艶と芳醇の恋歌
八 痩躯を笑う
第四章 心の中に恋ふるこのころ
一 宝石と純情
二 いのちを讚える
三 子を思う
四 恋人は、衣
五 鯛が食べたい!
六 眉を掻くとあなたに逢える
七 わたしの花
八 ホ、ホホ、ホノホ
第五章 朝影に我が身は成りぬ
一 静かに……
二 恋は神代の昔から
三 大伴家持のラブレター
四 雨なので……
五 誘ってきたのは
六 万葉の青春
七 チクリと、刺す
八 思いは伝わる
第六章 萌え出づる春になりにけるかも
一 春が、来る
二 船出を寿ぐ
三 恋いしのぶ
四 人生の「時」を歌う
五 古きも、良し
六 美酒と梅と、良き友と
七 遠き都を讚える
八 ただ、真っ直ぐに
九 若菜摘み
第七章 過ぐせど過ぎずなほ恋ひにけり
一 桜の枝を折ったのは……
二 恋は、ひとつ
三 淡い恋心
四 愁いの雪
五 歌で、遊ぶ
六 恋の小道具
七 記憶
八 あなたの心のままに
第八章 満ち盛りたる秋の香の良さ
一 秋の香
二 季節の色
三 時が止まる時
四 はかどる恋
五 秋の花見
六 敷物が傷むまで
七 もう噂など……
八 鳴門の乙女
第九章 我が父母は忘れせぬかも
一 夜も昼もいとしき人よ
二 共寝の朝に
三 触れず、思う
四 炎と恋と
五 「恋い死ぬ」
六 心変わり
七 清新の、いのち
八 父母を憶う
第十章 奥山のあしびの花の今盛りなり
一 雪に願いを
二 待つ、眼
三 心のわだかまりを……
四 千年の逢瀬
五 酒杯に月を浮かべて
六 真珠の、葛藤
七 密かに
八 「吉事!」
あとがき
作者 | 上野 誠/ベター・デイズ |
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価格 | 924円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2012年09月25日 |
『眠れないほどおもしろい万葉集』
作者 | 板野,博行 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 三笠書房 |
発売日 | 2019年08月 |
『古典を読む 万葉集』
神話性をおびた明るさ、大らかな恋、大陸文化の影響、皇統をめぐる確執ー。『万葉集』は、激動の古代史のなかで、若々しく生成する一個の生命体ともいえる。現代を代表する詩人は、その感性と直観のすべてをひらいて、この大詞華集のひろびろとした言語世界を味わい、現代にも通じる限りない魅力を本書に凝縮した。
作者 | 大岡 信 |
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価格 | 1034円 + 税 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2007年09月14日 |
『【謝恩価格本】万葉集 植物さんぽ図鑑』
作者 | 木下武司/亀田竜吉 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 世界文化社 |
発売日 | 2016年02月03日 |
『あかねさす紫野 万葉集恋歌の世界』
我が国最古の歌集「万葉集」。その中から珠玉の恋歌を選び出し、背後にある人間模様を紐解く。万葉びとの魂の結晶は、時を超えてみずみずし感動を呼ぶ。
作者 | 樋口百合子 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 世界思想社 |
発売日 | 2005年05月 |
『まんがで読む万葉集・古今和歌集・新古今和歌集』
「万葉集」「古今和歌集」「新古今和歌集」から厳選した歌をまんが化。1冊でそれぞれの歌集の成り立ちや和歌の意味、詠まれた背景、技法、作者がよくわかる。まんがで楽しく読むうちに、時代背景や当時の文化が理解でき、古典の基礎知識が身につく。
作者 | 渡まかな/鎌尾こんぶ |
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価格 | 1430円 + 税 |
発売元 | Gakken |
発売日 | 2015年12月01日 |
さて、ここまで心に響く和歌の世界、万葉集を楽しむための必読書TOP7をご紹介してきました。あなたがこれらの本を手に取るきっかけになればと、胸を躍らせております。
和歌、それは日本人が生んだ詩ですね。その言葉一つ一つに旅人の喜び、恋人たちの切なさ、そして季節の移ろい、自然の美しさが凝縮されています。それらを、万葉集という形で読み解くのは、ひとつの冒険だと思います。常に新たな発見がある、それが和歌の世界。だからこそ、紹介した7冊の本があなたの和歌に対する理解を深めるための指南書となるはずです。
これらの本を読むことで、和歌の奥深さに気づいたり、万葉集の詩人たちの言葉が心に響いたりする瞬間こそが、あなたが新たに得る「和歌の魅力」かもしれません。その一歩を踏み出すためのお手伝いができれば、これ以上の喜びはありません。
それでは皆さま、この機会に万葉集とその世界観に、ぜひ触れてみてください。そしてあなたなりの「心に響く和歌」を見つけていただけることを心から願っています。今回紹介した一冊一冊が、あなたの心の中に新たな風景を描き出す手助けになることを信じて、この場をお借りしてお別れの挨拶とさせていただきます。和歌の世界への旅、どうか楽しみながら進めてくださいね。皆さまの旅路が、詩と共に豊かなものとなりますように。
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