血で血を洗う南米麻薬戦争を描いた作品10選
南米の麻薬戦争、それは血塗られた戦場。今回はそんな南米の世界を描いた10作品をピックアップしました。麻薬カルテルに巻き込まれた者たちの絶望と挑戦、無情に横たう死と狂気の世界。人間の業が生み出す地獄のような舞台で、愛する人を守るため、生き抜くために立ち上がる人々のドラマ。時には地下組織に迫る刑事の姿も。これらの作品は緊張感あふれるストーリー展開と深い人間描写で、読者を引き込む魅力を秘めています。見えない敵との戦い、そして自分自身との戦い。リアルな描写はもちろん、人間の心の闇や社会の裏側を描く力強さも兼ね備えた、見逃せない作品ばかりですよ!
『犬の力 上』
血みどろの麻薬戦争に巻き込まれた、DEAの捜査官、ドラッグの密売人、コールガール、殺し屋、そして司祭。戦火は南米のジャングルからカリフォルニアとメキシコの国境へと達し、地獄絵図を描く。
| 作者 | ドン・ウィンズロウ/東江 一紀 |
|---|---|
| 価格 | 1047円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2009年08月25日 |
『テスカトリポカ』
| 作者 | 佐藤,究,1977- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2024年06月 |
『ザ・ボーダー 上 (ハーパーBOOKS)』
| 作者 | ドン・ウィンズロウ/田口俊樹 |
|---|---|
| 価格 | 1188円 + 税 |
| 発売元 | ハーパーコリンズ・ジャパン |
| 発売日 | 2019年07月17日 |
『メキシコ麻薬戦争 アメリカ大陸を引き裂く「犯罪者」たちの叛乱』
メキシコとアメリカの歴史的な関係を背景に、近年のグローバル化と新自由主義の進展のひずみの中で急拡大した「メキシコ麻薬戦争」の内実を、綿密な調査に基づき明らかにするルポルタージュ。米墨国境地帯で麻薬取引と暴力に依存して生きる「ナルコ(麻薬密輸人)」たちに密着し、犯罪者たちの生活や文化、彼らを取り巻く凄惨な暴力の実態を明らかにすると同時に、世界各地で注目されている「麻薬合法化」の議論など、問題解決に向けた方向性も指ししめす。
| 作者 | ヨアン・グリロ/山本昭代 |
|---|---|
| 価格 | 2420円 + 税 |
| 発売元 | 現代企画室 |
| 発売日 | 2014年03月07日 |
『マフィア国家 = Estado Mafioso : メキシコ麻薬戦争を生き抜く人々』
| 作者 | 工藤,律子,1963- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 岩波書店 |
| 発売日 | 2017年07月 |
『ナルコ回廊をゆく : メキシコ麻薬戦争を生きる人々』
国家と同じように警察の役割や収税を行い、市民と共存する「カルテル」――暴力装置を独占するのが国家だとすれば、まさにパラレル・ステートである。メキシコで暴力のスパイラルが始まって17年。残虐な殺人事件が各地で起こり、行方不明者の数も減る兆しは一向にない。ある日突然、理由もなく連れ去られた息子、娘、連れ合い。その多くは殺害され、メキシコ各地に無数に点在する「秘密墓地」に埋められている。カルテルに買収された当局が動かないなか、母親たちは自ら山野に分け入り、家族の面影を探す。凶悪な犯罪組織がしのぎを削り合う麻薬戦争最前線を巡り、行方不明の家族を探す女性たちの声を拾い集めた渾身のルポルタージュ。
| 作者 | 山本昭代/著 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 風詠社 |
| 発売日 | 2023年10月31日 |
『麻薬帝国コロンビアの虐殺: 女マフィアが語る麻薬戦争戦慄の内幕』
| 作者 | ケイ ウルフ/シビル テイラー/小泉 摩耶 |
|---|---|
| 価格 | 310円 + 税 |
| 発売元 | 徳間書店 |
| 発売日 |
『魔法少女と麻薬戦争 1』
ただの砂糖が主成分の、謎に満ちた麻薬“キャンディ”が蔓延る東京。麻薬取締官・煤井は、自身の人生を狂わせたキャンディの製造者に迫るため、広域指定暴力団・迅征会に潜入していた。正体を暴かれ、絶体絶命の危機に陥った煤井を救ったのは、自らを“魔法少女”と名乗る少女──星名凛々だった。目的が一致した二人は手を組み、最悪の抗争に踏み込んでいく──。暴力と魔法が交錯する異色のクライムサスペンス、第1巻!!
| 作者 | メイジ メロウ/野宮 有 |
|---|---|
| 価格 | 814円 + 税 |
| 発売元 | 集英社 |
| 発売日 | 2025年10月03日 |
『麻薬戦争 書き下ろしハ-ド・サスペンス』
日本人のフリーカメラマン、四月一日眞が取材先のコロンビアの港で船への荷積み作業を撮影していたころ、ニューヨーク市警では、ハドソン河で発見された殺人死体の捜査が始まっていた。のちにこの二つの出来事は、コロンビアとアメリカにまたがるコカイン密売のシンジケートとかかわりがあることが判明する。ニューヨーク市警の警部に協力することになった四月一日を狙って、シンジケートの暗殺者たちの銃口が向けられる-。
| 作者 | 柘植久慶 |
|---|---|
| 価格 | 942円 + 税 |
| 発売元 | 実業之日本社 |
| 発売日 | 2008年06月 |
『ザ・カルテル 上』
麻薬王アダン・バレーラが脱獄した。30年にわたる血と暴力の果てにもぎとった静寂は束の間、身を潜めるDEA捜査官アート・ケラーの首には法外な懸賞金がかけられた。王座に返り咲いた麻薬王は、血腥い抗争を続けるカルテルをまとめあげるべく動き始める。一方、アメリカもバレーラを徹底撲滅すべく精鋭部隊を送り込み、壮絶な闘いの幕が上がるーー数奇な運命に導かれた2人の宿命の対決、再び。『犬の力』、待望の続篇。
| 作者 | ドン・ウィンズロウ/峯村 利哉 |
|---|---|
| 価格 | 1320円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2016年04月23日 |
これら10作品を通して、南米麻薬戦争の凄絶さと人間の極限状態を垣間見ることができるのではないでしょうか。それぞれ描かれる戦争の舞台や登場人物、そして運命は異なりますが、麻薬取引の暗黒面、人類の欲望、そして冷酷な現実が共通のテーマとなっています。
これらの作品は現実の世界において起きている事象をエンターテイメントとして捉える一方で、我々に対して問いを投げ掛けています。それは「果たしてこれらの事象は誰の責任なのか」、「無傷でいられる者は本当にいるのか」など、返答するのが難しい問いだと思います。僕らはたかだか読者にすぎませんが、これらの事実に目を向けることで何か一歩進むきっかけになればと思います。
これらの作品は、一見過激な内容ですが、その中には人間の強さ、儚さ、そして生き抜くための知恵や勇気が描かれています。希望も絶望も、美しさも醜さも、全てが混ざり合い、人間の持つ複雑な感情や実情が端的に表現されています。それは、理不尽な状況下でもなお立ち向かう人間の強さを象徴していると言えるでしょう。
これらの作品を読むことで、私たちはリアルな世界の闇を垣間見ることができます。しかし、それは現実を直視し、理解するための一つの手段でもあります。現実から目を背けず、勇敢にそれと向き合うことで、私たち自身も成長できるのではないかと思います。
それぞれの作品は読後に長く心に残るものです。その描写の背景には、劇的な人間ドラマがあり、そこには誰もが直面するかもしれない苦悩や葛藤が詰まっています。一つ一つの物語はフィクションでありながら、現実世界と深い関連性を持ち、我々読者に見つめ直すきっかけを提供してくれます。是非、この機会にこれらの作品を手に取り、その世界観に触れてみてください。
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