ブルガリアの昔話の本3選
ブルガリアのほのぼのとした昔話に興味はありますか?第一の本は、子供が主人公の素朴で心温まる物語。独特のユーモラスさが魅力です。第二の本は、ブルガリアの自然や動物たちが織りなすファンタジー。美しいイラストも見どころの一つです。最後におすすめするのは、伝説や神話が詰まった本。神々や英雄の大冒険が幅広い年齢層を惹きつけます。ブルガリアの昔話を通じて、その風土や文化に触れる機会にしてみてはいかがでしょうか。
『吸血鬼の花よめ ブルガリアの昔話』
小学校中級から。
| 作者 | 八百板洋子/高森登志夫 |
|---|---|
| 価格 | 1540円 + 税 |
| 発売元 | 福音館書店 |
| 発売日 | 1996年06月 |
『いのちの水 ブルガリアの昔話』
永遠のいのちが得られる水を探し旅立った、三人の王子。勇敢な末の王子はドラゴンの親子や銀の魚、金の鳥を助け、水がある城にたどりつきます。そこで美しい水の精に水を授けられますが、兄たちに水を奪われます。失意の王子を助けにきたのは、金の鳥でしたー。八百板洋子さんが現地で直接語り部から聞いた、ブルガリアで特に人気がある昔話です。現地を代表する絵本作家が描き下ろしたファンタジックな絵と共にお楽しみください。
| 作者 | 八百板洋子/ベネリン・バルカノフ |
|---|---|
| 価格 | 1430円 + 税 |
| 発売元 | 株式会社 福音館書店 |
| 発売日 | 2022年04月15日 |
『つばさをもらったつき ブルガリアのむかしばなし』
多くの魔法昔話には、主人公に、どうしてもかなえたい願いごとや、苦難があります。この話では、子どもがほしいという年老いた夫婦の願いが、軸になっています。心やさしい月が、鴨の翼をつけて地上におりてきて、娘の姿になって、夫婦を助けます。娘がほしいという二人の願いはかなえられましたが、また鴨にもどらないようにと羽根を焼いことにより、人間との共存関係が崩れていきます。また、月が天上にもどることができず、闇夜がつづくという神話的なモチーフのスケールの大きさに、「月」が昔の人に与えていた畏怖を感じます。「月」は人間が所有するものではなく、どうしても、天の高みにかえさなくてはならないのですが、月の心やさしさに、二人は安らぎを知ったことでしょう。さびしい老夫婦だけの暮しが、娘が加わったことで、どんなに明るくなったことか、二人のうれしさが伝わってくるようです。
| 作者 | 八百板洋子/赤坂三好 |
|---|---|
| 価格 | 1210円 + 税 |
| 発売元 | フレ-ベル館 |
| 発売日 | 2000年12月 |
以上、ブルガリアの昔話を堪能できる3つの本を紹介して参りました。遠く東欧の国、ブルガリア。その地で語られてきた昔話は、我々が思う以上に奥深く、また新鮮な驚きや発見が詰まっています。その一方で、世界共通のユーモラスなエピソードや教訓、豊かな人間性を描いたストーリーに触れることで、文化や海を超えて人間が共有する感情や人間ドラマの普遍性を改めて実感することができるでしょう。
どの本も一冊あれば、いつでも気軽にブルガリアの昔話の世界に飛び込むことができます。これまであまり経験のなかった東欧文化に触れるのも新鮮で、また違った視点から物事を観察するきっかけにもなります。絵本に描かれた色鮮やかなイラストは、ブルガリアの伝統的な風景や生活を目で追いながら、読み進める楽しさも倍増させてくれます。
まだ春の始まりで寒さも残る今日この頃、暖かい部屋でひとときの読書タイムを満喫する。そんな至福の時間を、ぜひブルガリアの昔話と共に過ごしてみてはいかがでしょうか。初めての一冊は、何気ない毎日に新たな発見と色彩を添えてくれることでしょう。もしかすると、あなたの中に眠る冒険心をくすぐり、未知なる世界への興味と探求心を引き立ててくれるかもしれません。
今回紹介した3つの本は、どんな方にも楽しんでいただけること間違いなしの一冊たち。また、自分自身の視野を広げるだけでなく、愛する人へ贈るプレゼントとしても最適です。時には遠くブルガリアへ想いを馳せ、その土地ならではの語り部の声に耳を傾けてみませんか。あたたかな春の日差しと共に、新たな一冊を手に取る喜びを、心ゆくまで満喫してくださいね。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。









