アジアの寺院の本4選
「アジアの寺院の本」4選、ほっこり、考えさせられ、こころ揺さぶられる一冊をご紹介します。一つ目は、高僧の日々を描いた半生記。心の奥がふっと照らされるような言葉の数々が響く1冊です。二つ目は、悠久の歴史を刻む寺院の美術を巡る紀行記。その鮮やかなイラストと解説で、まるでタイムトラベルを楽しむような感覚に陥ります。三つ目は現代人の悩みを古代の教えで解きほぐすエッセイ。考え方のヒントが満載で、読み終わった後も印象に残る作品です。最後は、寺院の日常を微笑ましく描いた漫画。心温まるエピソードが詰まっており、日々の忙しさから解放される一冊です。
『タイの地獄寺』
作者 | 椋橋彩香 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 青弓社 |
発売日 | 2022年04月15日 |
『【バーゲン本】チベット寺院・建築巡礼』
我が国ではまだチベット建築は本格的には紹介されていない。本書がきっかけでチベット及びチベット建築に関心を持つ若い人が増えれば幸いである。
作者 | 大岩 昭之 |
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価格 | 1430円 + 税 |
発売元 | (株)東京堂出版 |
発売日 |
『アジアの仏教建築 仏陀の歩いた道には蓮の花が咲く』
初期仏教はインド国内やスリランカに広がり、ガンダーラから中国へ伝播した北伝仏教と、主に東南アジアへ伝わった南伝仏教が大きな流れであるが、伝播の実態は、流派、時期、道筋とも膨大な広がりがある。アジアにはヒンドゥー教やイスラム教を国教とする大国があるが、そのような国でもどこか仏教の痕跡が残る。本書ではアジアの国々の代表的な仏教寺院を取り挙げ、人類史の古代と近代の間を繋ぐアジアという地域とその文化を巡る。
序 章 初期仏教の展開と僧院の成立
第一章 ボロブドゥール 古代ジャワにおける方位と尊格
第二章 仏国寺 法華世界と浄土世界の重層
第三章 バイヨン 森と水と仏の帝国
第四章 ダラダー・マーリガーワ 仏歯信仰の意義
第五章 ワット・マハータートの仏塔 スコータイの仏舎利
第六章 五台山仏光寺 蘇る古典様式の面影
第七章 大報恩寺本堂 辿り着いた日本固有の仏教空間
第八章 チュシャ・バハ ネワール仏教の僧院
第九章 タフティ・バヒー ガンダーラ地方の伽藍構成と僧院
第一〇章 ソーマプラ僧院 インド仏教の終焉
第一一章 大悲寺 東アジア仏教建築のベトナム的受容
第一二章 アーナンダ寺院 聖山と洞窟の再現
第一三章 タート・ルアンの仏塔 伝統と革新を融け合わす
第一四章 パンコル・チョエテ寺大塔 四次元の立体曼荼羅
第一五章 バーミヤンの岩窟仏堂 競い合う極小の仏教宇宙
作者 | 中川 武 |
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価格 | 3960円 + 税 |
発売元 | 丸善出版 |
発売日 | 2023年08月25日 |
『いつかは訪れたい 美しき世界の寺院・神殿』
重厚壮大な伝統と、越境者の華麗なる賛歌。
ヒンドゥー教、ユダヤ教、仏教、バハイ教、道教といったさまざまな宗教の寺院・神殿・聖堂のほか、今に残る古代の神殿も収録。
長い伝統に磨かれ、美しく神聖な空間として訪れる人の心を慰め、満たし、ときに人々を結びつける場所。生活に欠かせない信仰のための場所。さらに美しい名建築としても、多くの人を集める場所。そうした寺院や神殿を、多様な宗教から広く集めた。
世界遺産として名高い壮麗な大建築、その地で篤い信仰を受ける聖地、難民や移民が苦労の末建てた豪華な宗教施設など、今見るべき世界の寺院・神殿を紹介する。
●はじめに
●ヨーロッパ
ニュー・ウエスト・エンド・シナゴーグ、シュリ・スワミナラヤン寺院、パルデンシャンパ・ラ・ブレイユ、メゾン・カレ、カルパントラのシナゴーグ、リバダビアのシナゴーグ、神殿の谷、ポセイドン神殿、ジュビリー・シナゴーク、コラール寺院、他
●アフリカ・中東
チャクチャク、クリシュナ寺院、エル・グリーバ・シナゴーグ、カルナック神殿、ハトホル寺院、バッカス神殿、拝火神殿、他
●アジア
カンダーリヤ・マハーデーバ寺院、黄金寺院、ロータス寺院、スーリヤ寺院、ジャパニーズ・ピース・パゴダ、ボダナート、塔雲山、青羊宮、佛光山寺、芬陀院、南禅寺、厳島神社、ポーウィンタウン石窟寺院、ワット・シェントーン、アンコール・ワット、バトゥ洞窟、ウルン・ダヌ・ブラタン寺院、プランバナン寺院、他
●南北アメリカ
国際仏教観音寺、アカリ・シン・シク教寺院、エルドリッジ・ストリート・シナゴーグ、天后宮、シクグルドワラ、マリブ・ヒンドゥー寺院、平等院、カラクムル、ミクベ・イスラエル=エマニュエル・シナゴーグ、他
●巻末資料 世界の寺院・神殿マップ
作者 | マイケル・ケリガン/ナショナル ジオグラフィック/安納 令奈 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 日経ナショナルジオグラフィック社 |
発売日 | 2022年04月23日 |
ここまで、四つの作品を通してアジアの寺院の魅力を少々ご紹介させていただきました。次世代の名作から歴史を重ねた古典まで、それぞれ彩り豊かな描写と、そこから伝わってくるアジアの智慧や生活哲学釈放されています。
どの作品にも共通しているのは、人間の内面を見つめ、自己と向き合うことの大切さを教えてくれること。これはまさに寺院の存在が象徴するものであり、それが美しいストーリーと絡み合って生まれる感動は、他のどのジャンルの作品でも味わえないものだと思います。
アジアの寺院は単に宗教スポットだけでなく、その地域の文化や歴史、社会を垣間見る重要な場所でもあります。それぞれの寺院が持つ個性や背景、その地で生きる人々の日常が見事に紡ぎ出されています。
もちろん、作品の魅力はそれだけに留まりません。登場人物達の人間ドラマ、描かれている風景、細部にまでこだわった描写など、読み手を完全に惹きつけて離さない力強さがあります。
さらに、物語の中に描かれるアジアの寺院の風景は、現地に足を運んだ方でも新たな視点を提供してくれますし、まだ訪れたことのない方には、これからの旅行の目標になるかもしれませんね。
そして何より、現実世界でなかなか訪れることのできない、異なる文化圏のライフスタイルを、読書を通じて知ることは、価値ある経験だと思います。
次に手に取る一冊に、今回紹介したどれか一つでも選んでみてはいかがでしょうか。きっと、それぞれ異なる角度からアジアの寺院の世界を楽しむことができるはずです。小説や漫画は、遠くの世界を一歩近くに感じさせてくれる不思議な力を持っています。それを信じて、新たな一冊に触れてみてくださいね。
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