里中満智子5選
里中満智子さんの作品は、ミステリアスで独特の世界観に一瞬で引き込まれますよ。描写の豊かさや物語性が鮮やかに織りなす彼女の作品世界は、読む者の心をがっちり掴みます。また、女性の感情や立場に寄り添った描写は、共感を呼び、深く考えさせられること間違いなしです。若い頃から描かれる女性の成長や変化、そこに絡む複雑な人間関係は圧巻。人の本質をえぐるような描写や繊細な心情描写に心打たれます。そして、どの作品も一筋縄ではいかない結末が待っています。里中満智子さんの作品をまだ読んでいない方は、ぜひこの機会に手に取ってみてください。
『漫画を描く 凜としたヒロインは美しい』
1960年代のデビュー以来、数々のヒット作を世に送り出してきたマンガ家・里中満智子。近年は自らの創作のみならず、日本マンガ界を牽引する立場としての活動も高く評価され、文化功労者にも選出された。
「すべてのマンガ文化を守りたい」との想いを胸に走り続けてきた75年の半生を自ら振り返り、幼少期から現代、そして未来への展望までを綴る。
高校生にしてプロの漫画家デビューを果たした著者だが、決して順風満帆ではなく、ジェンダーギャップで叱責をあびたり、読者からの抗議を受けたり、がんを患ったり、まるで朝ドラを見ているような半生が、これでもかと詰められている。顔の広かった著者ならではの、レジェンドのマンガ家たちとのやりとりも、多数収録。
当時を知る人には共感を、当時を知らない世代には新しい発見をもたらす1冊。
| 作者 | 里中満智子 |
|---|---|
| 価格 | 1760円 + 税 |
| 発売元 | 中央公論新社 |
| 発売日 | 2024年01月22日 |
『トゥーランドット 蝶々夫人/ラ・ボエーム』
三つの謎に答えられぬ者は斬首。美しくも冷酷な姫トゥーランドットに心奪われ謎解きに挑んだ王子カラフは…。
| 作者 | 里中満智子 |
|---|---|
| 価格 | 712円 + 税 |
| 発売元 | 中央公論新社 |
| 発売日 | 2007年01月25日 |
『フィガロの結婚 魔笛/ドン・ジョバンニ/セビリアの理髪師』
| 作者 | 里中満智子 |
|---|---|
| 価格 | 880円 + 税 |
| 発売元 | 中央公論新社 |
| 発売日 | 2007年02月 |
『古事記. 上』
| 作者 | 里中,満智子,1948- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 小学館 |
| 発売日 | 2019年04月 |
『古事記(下)』
マンガで読む。巨匠で読む「古事記」
現代では「古事記」を「こじき」と読むのが一般的ですが、本書では「やまとことば」の「ふることふみ」と読んでいただきたいと思いました。日本には民族の言語として「やまとことば」がありました。漢字の輸入により「やまとことば」に漢字の音をあてる「あて字表記」も使われましたし「音よみ」も使われるようになりました。 しかし……古代より伝えられた「神話」は「やまとことば」で語られたはずです。
古事記に登場する固有名詞がみな「やまとことば」で読まれるのにタイトルだけが外来語発音というのはどうにも納得がいかなかった……からです。
江戸時代の学者 本居宣長は35年の月日をかけて「古事記」の注釈書である「古事記伝」全44巻をまとめました。本居宣長は「ふることふみのつたえ」と発音していたといわれています。
古事記に描かれている事柄や人物などについては古来よりさまざまな解釈がなされています。「これは事実ではない」「この人物は実在しない」など色々な見方や考え方があります。また数多くの解釈、解説書もあります。
私は、今回この作品を描くにあたって「物語としての古事記」のつもりで描きました。ですから「学問としての解釈」と必ずしも一致していない部分があることをご理解ください。
これをきっかけに「古事記」そのもの、また「解釈」に興味をもってくださる読者がふえることを願っています。里中満智子(本文より)
【編集担当からのおすすめ情報】
現代では「古事記」を「こじき」と読むのが一般的ですが、本書では「やまとことば」の「ふることふみ」と読んでいただきたいと思いました。日本には民族の言語として「やまとことば」がありました。漢字の輸入により「やまとことば」に漢字の音をあてる「あて字表記」も使われましたし「音よみ」も使われるようになりました。 しかし……古代より伝えられた「神話」は「やまとことば」で語られたはずです。
古事記に登場する固有名詞がみな「やまとことば」で読まれるのにタイトルだけが外来語発音というのはどうにも納得がいかなかった……からです。
江戸時代の学者 本居宣長は35年の月日をかけて「古事記」の注釈書である「古事記伝」全44巻をまとめました。本居宣長は「ふることふみのつたえ」と発音していたといわれています。
古事記に描かれている事柄や人物などについては古来よりさまざまな解釈がなされています。「これは事実ではない」「この人物は実在しない」など色々な見方や考え方があります。また数多くの解釈、解説書もあります。
私は、今回この作品を描くにあたって「物語としての古事記」のつもりで描きました。
ですから「学問としての解釈」と必ずしも一致していない部分があることをご理解ください。
これをきっかけに「古事記」そのもの、また「解釈」に興味をもってくださる読者がふえることを願っています。里中満智子(本文より)
| 作者 | 里中 満智子 |
|---|---|
| 価格 | 737円 + 税 |
| 発売元 | 小学館 |
| 発売日 | 2019年05月02日 |
さて、今回は里中満智子さんの作品を5つご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。彼女の作品は、ドラマチックな物語展開と繊細な心理描写が魅力で、読み始めたら一気にその世界に引き込まれてしまいますよね。
月日を経るごとに読み返す度、異なる視点や感情が湧き上がるその深みが伺えます。主人公たちそれぞれに投影した彼女自身の葛藤や迷い、そして成長が垣間見え、その優しさと力強さに胸を打たれます。彼女の作品を通して私たちは、痛みを背負いながらも前を向いて歩く人々の姿を垣間見ることができます。
また、様々な背景を持つキャラクターたちの饒舌で独特な会話は、我々読者に深い共感を呼び起こす一方で、多面的な人間関係を描かれることで、自身も同じような状況に立たされたらどう行動するだろうかと考えさせられます。繊細な女性像を描くだけでなく、個々の人間が持つ強さや弱さ、葛藤を等身大で描く彼女の作品は、私たちが抱える日常の中にも共感し、反省し、そして何かを発見するきっかけとなりますね。
物語が織り成す感動の先には、里中満智子さんのひたむきなメッセージが隠されていることでしょう。ぜひ、読んだことがない方は一度、彼女の世界に触れてみてください。そして、既にご存知の方も、新たな発見や再確認のため、何度でも彼女の世界に足を踏み入れてみてください。そこには、きっとあなたが必要としている何かが待っているはずです。
というわけで、今回はここまでとなりますが、また別の作家さんやジャンルを取り上げる機会があれば、その時はまたぜひお付き合いくださいね。どうぞ、快適な読書ライフをお過ごしくださいませ。
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